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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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#眠れない夜に

寝るときの楽しみ

入眠までに時間がかかるタイプなので、寝ることに対してあまりポジティブなイメージを持っていなかった。 何もしなくても咎められないという意味では気楽な時間とも言える。しかし、眠れないときは冴えた目のままひたすら横になり続けないといけないのが苦痛で仕方がない。 睡眠は肌にも良いしカロリーも消費できるから、寝たほうがいいよなとは思っている。つまり、私にとって睡眠とはほとんど義務。 「もう何もしたくないですー」というときは逃げるように布団に潜り込むが、だからといって眠れるかという

ピザか、カクテルか、

「一字違いで大違い」とは言うが、カクテルにも当てはまるものがある。 以前行った外食先での話だが、友人がマルガリータを注文したところ危うくピザが届くところだった。 そのとき我々は既にビスマルクを平らげていたため、テーブルは一時緊張感が走った。その場で互いに勘違いだと気づいたので事なきを得たものの、注文の復唱・確認の重要性を改めて感じたものである。 片やピザ、片やカクテルと大違いな2つだが、しかし語源的にはどちらも「真珠」を指す言葉らしい。 それがイタリア語・スペイン語そ

眠れない日の定点観測

昨晩は、たぶん3時間くらいしか寝ていない。 これは決して「寝てないマウント」ではなく、布団に入っていたのに眠れなかったのだ。 寝る1時間前くらいにプロテインを飲み、成長ホルモン分泌をより活性化させるぜ! と意気込んでいたのに。牛乳を切らしていたがこれも何かの縁(?)と水で挑戦し「悪くはないけど美味しいものではないかな……」となんとも言えない気持ちになりながら飲んだのに。 分泌のゴールデンタイムは22時〜2時。床についたのは23時半だったが、少なくとも2時間は間に合うはず

今朝見た夢の話

手つかずのかぼちゃを2玉所有していたらしいのだけど、寝かしすぎたのか、状態を確かめようと軽く触ってみたら思いっきり窪んだ。 火を通しすぎたときの柔らかさではなく、液状化してる? くらいの感じ。実際、ヘタのあたりから白い液体がにじみ出てきたし。気持ち悪かった……。 実際、家には手つかずのかぼちゃが1玉あって、明日あたり切ろうと思いながら眠りについたので、それが反映されたのかもしれない。起床直後に念の為触ってみたが、ちゃんと硬いままで、必要以上にホッとしたのだった。 一方、

彼らに、あの世界に、ずっと憧れている

みなさんは、定期的に読み返したくなる小説や漫画はありますか? 私にとってその最たる漫画は『小さなお茶会』だと思う。ちょうど今、n回目の読みたいモードに入っているが、母の所有物なので実家に行くまでおあずけである。今度ゆっくり帰省できるときに読むぞー。 ***** 『小さなお茶会』(猫十字社:作)は、1978〜1987年に花とゆめコミックスから出版された、「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が織りなすお話である。いくつかのサイトを見てみると、「メルヘン」と紹介されていた。メ

執着心とコロッケ

夢での出演を日々願うくらいにはコロッケが好きなのだが、残念ながら現実世界では、いつでも両手を広げて受け入れることができていない。だからこそ、夢での逢瀬を期待している節はあるのだけど。 どうやら私は食に対する執着心が比較的強い方らしく、そのせいで変な拘りというかマイルール的なものが存在する。気分によって緩急はあるが、「急」になってしまった場合は自分でもかなり面倒くさい。「緩」をバレないように少しずつ拡大していくという戦法をとっているが、現在は「急」に押され気味だ。 先日のコ

『私もこういうことをしたいんだよな……』

4月といえば、「始まり」「エイプリルフール」という言葉を思い浮かべる。 新年度を迎え、新たな環境に身を置く方々も多い。そして近年はエイプリルフールに何かお楽しみ企画をぶつけてくる企業なども増えたし、個々人でも、親しい誰かに小さな嘘をつこうかワクワクしている人もいるかもしれない。 私に関しては、特に今日から変わったことは特になく、急に成人になったわけでもなく、嘘もついていない。お世話になっているコンテンツのエイプリルフール企画を朝から楽しんだ他は、いたって通常営業である。

新入りのハチミツです

食卓テーブルに見慣れないハチミツが置いてあった。父がコンビニで買って来たらしい。 父は料理を滅多にしないが、たまに食パンでフレンチトーストを作ることがある。私も、ものすごい昔に作ってもらったことがある気がするが、確か美味しかったはず。滅多にないのにその記憶の保持ってどうなのよ、とさらに深掘りをしてみたが、むしろ作ってもらったことすら本当だったか不安になってきてしまったので中断することにする。とりあえず、今回のハチミツはフレンチトースト用であることは確実なのでそこは安心してほ

「セミダブル」を見落とすな

週末の街中や観光地は活気が戻ってきているようで、昔から人混みが苦手マンな私は複雑な気持ちになっている今日この頃。これについては私が調整すれば良い話なのでこれ以上言うことはないのだが、観光での教訓を一つ思い出した。 題名に出てしまっているが、「セミダブルは見落とすな」は、母と私が共有する、宿泊における教訓の一つである。セミダブルの部屋に宿泊した翌日に満場一致(二人)で即制定され、一気に超重要事項に躍り出た。 なぜかというと、二人でセミダブルは狭かったのだ。そのまんますぎて面

結局、ニュアンスで会話する

飼い猫の言葉を知りたい!という気持ちは、多くの愛猫家が抱いているのではないだろうか。昔から翻訳機が発明・販売されているので、たぶんそういうことなんだと思う。実際、十数年前の実家にも手のひらに収まるほどの小さな翻訳機があった。しかし、それを使いこなすことなく、おさらばしてしまった。理由は【間に合わない】から。 ①猫が鳴いているのに気づく →②機械のスイッチを入れる →③猫に近づける この3ステップの間に、猫は突然変な動きをした飼い主を怪訝に思い、静かになってしまうのだ。最初

7回と言わず何回でもやってほしい

私は阿佐ヶ谷姉妹著『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふらり暮らし』の愛読者なので、NHKでドラマ化するというニュースを聞いたときは驚き&ワクワクものだった。 (↑ 以前、このエッセイ本について書いています。よければどうぞ!) 第一報があってから実際に第一話が放送されるまでには結構な日数がかかるのが一般的だ。私は事前情報で興味が湧いても、第一話を見忘れるどころか最終話が終わってから「終わったの!?」となることも少なくない。しかし、阿佐ヶ谷姉妹は見たい。忘れるなよ……と放送日周辺の自

イルミネーションの謎

夜、少し遠くの方で紫色の光が見えました。位置的にライトでもなさそうだし、遠いのでよく見えないし、真相は謎のまま。 母:なんだろうね? 私:イルミネーションじゃない? 母:この時期に?笑 私:いやいや、冬じゃなくても光っていいじゃない 母:確かに…… イルミネーションと言えば冬が定番な気がしますが、夜はいつだって暗いのです。春夏秋冬いつでも綺麗に光るのではなかろうか……じゃあ、なぜ冬だけなのか? と話は違う方向性へ。 私:夏は花火があるからあれだけど、春や秋はやっ

むしろジャストフィットだから困る

以前の記事でも言いましたが、私の枕は大層薄い。たぶん買った当初よりも……。枕の耐久年数があるのか知らないものの、合っていない時点でダメだろうなあ、とは思っています。 そんな薄さなため、腕枕をしてしまうことが多い。寝ようとしているとき、頭の下に自然と腕を滑り込ませることもあれば、目覚めるとしていた、なんてこともあります。 そんなある日、私は目覚ましが鳴る前に目が覚めました。しかし、まだ寝ても良い時間だし、なによりも眠いので起きる気はゼロ。とりあえず仰向けから左横に体勢を変え

ねこが私の枕でぐっすり寝ています

二日連続で、ねこに枕を取られました。三谷乃亜です。 私の使っている枕は薄くて大きめ。むしろ最近は低すぎると思っているくらいで、本来と上下逆向きで使っている。それでも割と低い。替えた方がいいんだろうな……と思いながら一年くらい経っている気がしている(早く替えろ)。 そのため、ねこにとってはジャストフィットなのだろう。例えば低反発だと体の重さが足りなくて座りが悪いかもしれない。面積が狭いと寝返りした瞬間に落ちてしまう。その点、反発皆無で広い私の枕は好条件といえる。 その証左