『私もこういうことをしたいんだよな……』


4月といえば、「始まり」「エイプリルフール」という言葉を思い浮かべる。

新年度を迎え、新たな環境に身を置く方々も多い。そして近年はエイプリルフールに何かお楽しみ企画をぶつけてくる企業なども増えたし、個々人でも、親しい誰かに小さな嘘をつこうかワクワクしている人もいるかもしれない。


私に関しては、特に今日から変わったことは特になく、急に成人になったわけでもなく、嘘もついていない。お世話になっているコンテンツのエイプリルフール企画を朝から楽しんだ他は、いたって通常営業である。


今日は嘘をついても良い日だからもったいない(?)と、何か面白い嘘はないか、一瞬考えはしたのだが、もちろんその一瞬では思いつかず、思いついたらそのときにでも……とすぐに忘れてしまった。さらに、これはついさっき知ったのだが、「嘘をついて良いのは午前中のみ」らしい……?? 既にゲームオーバーでした。ちゃんちゃん。




ということで、さして面白いトピックは無いのである。4月1日は何か書かねば、という勝手な焦燥感により筆をとってみたものの、やっぱりとりたてて思い付かない。好きなコンテンツのランダムグッズで好きな人が入っていた! という超個人的な大ニュースはあるが、それをコンテンツをご存じでない方々にも楽しく見ていただける力量は、私には無いのである。

日々の生活での些細な出来事を掬い上げて、それを普遍的に、心地良い表現で届けられる人を見ると、『私もこういうことをしたいんだよな……』と素直に羨ましくなる。すると今度は、なんか私の文章ってゴツゴツしてないか?と思い始めてくるから、もういいよ!と匙を投げたくなるのだった。私は1人でいったい何をしているのだろうか。


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先日、初めて大学のサークル以外で、有志による季刊誌に参加した。友人の友人が主催するもので、他の参加者のほとんどが紙面で初めて拝見する方々ばかり。


本誌は、1つのお題が設定されており、参加者はそれに沿った文章を寄稿するという形式だった。同じワードを頭に置いて書いているのに、何一つ同じものは無い。このような企画のエッセイ集は過去に読んだことがあるのでわかっていたはずだが、実際に参加することで、その不思議さが迫ってくるようだった。


そして、ここでも素直に思ったのである。みんな、文章上手だな……と。


スイスイと流れていくような文の運び、情景が無意識に浮かんでくる文章、筆者の人となりが滲み出てくるような温かさ――楽しく拝読するのと同時に、『私もこういうことをしたいんだよな……』という悔しさに似た思いも湧いてきたのが正直なところ。



いつにも増してまとまりがなく、そして暗い雰囲気になってしまい、ごめんなさい。改めて「書くこと」について少し振り返ることができたので、また色々な文章を読んで勉強したり、日々アンテナを張れるように精進していきたい。


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三谷乃亜
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