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【血液やエネルギーを補う・喉を潤す・骨粗しょう症予防etc】出し殻で作る佃煮
ずいぶん前から、出汁の素は、買わなくなった。
最初、鰹節だけで作る出汁が物足りなかったけど、
だんだん、味覚が変わっていった。
一般的な出汁の作り方を検索すれば、
かなりの量の鰹節が必要で、それだと経費がかかるので、
安過ぎず高すぎない鰹節を買って、試してみた。
最近、昆布も買って、昆布と鰹節で作るようになった。やっぱり美味しい。
昆布は、水から入れて、沸騰してきたら、昆布を取り出し、
少し火を弱め、次に鰹節を入れる。私は、30秒くらい煮たら鰹節を取り出す。(時間は水の量や鰹節の種類によって違ってくると思われる)
味見してみて、鰹節を追加したりして、調整する。
そんな風に出汁を作ると、出し殻ができる。
もったいないので、お醤油やみりん、お酒などで煮る。
佃煮と書いたけれど、佃煮ほど、甘辛くはしない。
しっとりしたふりかけ的な感じに仕上げる。
お正月に作った「あっさり田作り」が少し残っていたので、
加熱もしたいし、もう混ぜてしまおう!という事で、一緒に煮る。
出来上がったものを、白いご飯にのせる。食べる。旨い!
様々な効能を得られて、食材も使い切って、
鰹節や昆布、煮干し、高いと思ったけど、
これだけ使えて、無添加で、使い切れるなら、高くはない。そして、美味しいのだ。
お店で使うような高価なものは買ってないけど、それでも美味しい。
自然に近いほど、身体は喜ぶ。細胞が喜ぶ。
美味しいって、細胞まで喜んでくれてる感じがする。
そう、舌だけで感じる旨さじゃなくて、身体ごと嬉しくなる感じなのだ。
主な効能
昆布
・余分な水分を排出する
昆布は体内の余分な水分を排出する働きがあり、むくみや水分代謝の改善に役立ちます。(利水)
・喉を潤す
喉や気道を潤し、乾燥による咳や喉の違和感を和らげます。(潤肺)
・血液の巡りを良くする
血流を促進し、気血の滞りを改善する助けになります。(活血化瘀)
鰹節
・消化を助ける
胃腸の働きを調え、食欲不振や消化不良に効果的です。(健脾)
・気を補う
鰹節はエネルギー不足を補い、疲労回復に役立ちます。(補気)
・心を安定させる
精神的な緊張をほぐし、リラックス効果を促します。(安神)
煮干し
・骨を強化する
煮干しに豊富に含まれるカルシウムが骨を強くし、骨粗鬆症の予防に役立ちます。(補腎強骨)
・血を養う
血液の質を高め、貧血予防や肌の潤いを促進します。(養血)
・気を巡らせる
気の流れを良くし、ストレスや気滞による不調を和らげます。(行気)
これらの食材を活用してだしを取ると、体に優しい薬膳効果を日常的に取り入れることができます!
つぶやき
何もしたくない時、
温かい白いご飯に、卵をかけて、卵かけご飯を作って、
この昆布と鰹節と煮干しのあっさり佃煮をのせて、
あとは、お味噌汁あれば、それでいいって思える。
贅沢を言えば、これに、お漬物があれば、もうじゅうぶんかな。
こんなシンプルなご飯が落ち着く。
胃腸にも負担かけないから、消化にエネルギーも使わないし、
身体に優しいと思う。
ちょっと野菜が足りないかな。
そんな時は、お味噌汁の具に「もやし」を選ぶ。
もやしの味噌汁って、意外に美味しい。
もやしの旨味が出て、ほかにはない味わい。
卵も高くなるみたいだし、
たまに、こんなメニューなら、時間も光熱費もかからなくていいかも。