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ダイエットの常識を覆す:ダイエット手放しがダイエット成功への近道?!

🎯 ダイエット成功への新手法:ダイエットの手放しとは?

多くの人がダイエットに挑戦し、挫折を経験しています。私もその一人でした。しかし、従来のダイエット方法を手放すことで、健康的な体型維持に成功しました。今回は、この一見矛盾するような話を、科学的根拠を交えて解説します。

⚖️ 体重vs体脂肪率:本当に重要なのは何か

ダイエットというと、多くの人はまず体重を減らすことを考えます。しかし、実は体重の数値はそれほど重要ではありません。重要なのは体脂肪率です。なぜなら、筋肉は脂肪よりも約18%密度が高く、結果重くなるからです。単純な食事制限で体重を減らすのは簡単ですが、その際に減少するのは主に筋肉であり、本来減らすべき脂肪ではありません。

👆左は体脂肪率30%(ダンス習慣あり/糖質過多の食習慣の時)
右は現在、体脂肪率18%前後(ヨガなどのストレッチと自転車🚲の運動/食習慣の改善取り入れてから)

⚖️同じ体重の見た目の変化

体脂肪と筋肉のこれらの密度の違いにより、体脂肪が多い人は、より大きく丸みを帯びた体型になる傾向があります。一方で、同じ体重でも筋肉量が多い人の方が体型がシャープで引き締まって見える傾向があります。第一印象や見た目にも大きな影響を与えてくるのです。

🧑‍🚀 筋肉減少の実例:宇宙飛行士と寝たきりの人

宇宙飛行士の例を見てみましょう。無重力状態では筋肉を使う機会が激減するため、1週間の宇宙滞在で最大20%の筋肉量を失う可能性があります。そのため、宇宙では筋肉維持のための特別なトレーニングが行われています。

同様に、怪我や病気で寝たきりになった場合、1週間で数ヶ月分の筋肉が減少することがあります。筋肉の減少速度は脂肪よりも非常に速いのです。一方、筋肉をつけるには減少速度の2〜3倍の時間がかかります。

⚠️急激なダイエットの危険性:若者が陥りがちな間違い

安易な食事制限で体重を増減させる人は、内臓脂肪がつきやすく、筋肉量が低下し、体脂肪率が高い不健康な状態になりがちです。例えば、ある若い方は「筋肉の方が脂肪より重いから、動かずに筋肉だけ落とせば美しくなれる」と考え、極端な食事制限と運動不足に陥りました。確かに体重は激減しましたが、健康状態は著しく悪化しました。筋肉には免疫力を高める細胞も多く存在するため、単に体重を減らすだけでは不健康になる可能性が高いのです。

🏃‍♀️ 運動の重要性:うつ病患者の例

うつ病患者に適切な運動を取り入れることで、心身の健康を取り戻し、食欲のコントロールも改善されることがあります。うつ病患者の約58%が肥満であるというデータもあります。これは、うつ病薬の副作用や活動量の低下が原因の一つと考えられています。体を動かさないことで食欲が増し、過食につながる一方、適度な運動は食欲を抑制し、自然と体重管理につながります。これは人間の生理的機能に基づいています。

💪 筋肉がつくことによる恩恵

筋肉量が多いほど、安静時のエネルギー消費量(基礎代謝)が増加します。寝ている間もカロリー消費を促してくれるので、自然と体重が減るのです。つまり、筋肉を維持・増加させることは、長期的な体重管理に非常に効果的なのです。

🍽️ 健康的なアプローチ

極端な食事制限ではなく、バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることが重要です。高強度の運動は食欲抑制ホルモン(レプチン)の分泌を促進し、短期的に食欲を抑制する効果があります。また、長期的な運動習慣は食欲調整機能を改善するという研究結果もあります。

📊 正しい測定法とは

体重計だけでなく、体脂肪計を利用して、より詳細な体組成を把握することをおすすめします。これにより、筋肉量と脂肪量の変化を正確に追跡できます。

📚関連書籍

🔍科学的根拠

1.体重vs体脂肪率の重要性:
“The effects of three weight management methods on body composition and metabolism in overweight and obese adults”
2. 筋肉と脂肪の密度の違い:
“Skeletal Muscle Fat Content is Inversely Associated with Bone Strength in Young Girls”
3. 急激なダイエットの危険性:
“The effect of skeletal muscle mass on basal metabolic rate in college-age males”
4. うつ病患者と運動の関係:
“Exercise for Mental Health”
5. 筋肉量と基礎代謝の関係:
“Is it possible to increase muscle mass and basal metabolic rate during weight loss?”
6. 運動と食欲抑制ホルモン:
“Acute and Chronic Effects of Exercise on Appetite, Energy Intake, and Appetite-Related Hormones”
7. 筋肉量増加の代謝への影響:
“Increasing muscle mass to improve metabolism”
  8. 体組成測定の重要性:
“Metabolic Consequences of Weight Reduction”

🔮次回は…

次回は、運動習慣を身につけた方必見!さらにパフォーマンスや能力を最大限に引き出す方法をお伝えします。健康的で持続可能なダイエットの秘訣をお楽しみに!

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