yumiigarashi

1980年元旦生まれ。リゾートホテルの運営会社に10年勤め、軽井沢→沖縄→福島と異動し山梨に着地。フリーランス。ホテルの開業をサポートしたり、広報やライターが生業。熱しにくく冷めやすいわりに、ラグビーとくまモンにだけは熱をあげる。

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1980年元旦生まれ。リゾートホテルの運営会社に10年勤め、軽井沢→沖縄→福島と異動し山梨に着地。フリーランス。ホテルの開業をサポートしたり、広報やライターが生業。熱しにくく冷めやすいわりに、ラグビーとくまモンにだけは熱をあげる。

マガジン

  • 仕事で学んだこと

    本業以外にも会社や仕事を通して主に学んだこと。

  • ラグビーときどき野球

    ラグビーが好きなのです。ラグビーを見ているといつも心がキュッとなるような感情に襲われます。そして日常的に見ているのはやはり野球。スポーツとしての魅力を超えて、組織論、マネジメント論にも興味が派生して書きたいことが出てくるので、まとめのマガジンにしました。

  • 観光やホテルのこと

    本業であるホテルと観光について。旅行者として感じた率直な感想や、課題と感じることも。

  • くまモンに学ぶ仕事の流儀

    くまモンの快進撃を紐解いていくと、その誕生から今に至るまで、ありとあらゆるビジネスのヒントが隠されている。

最近の記事

アラフォーフリーランス。パスポート取得でDXの狭間を体験する。

コロナのどさくさで海外旅行に行かなくなって、気づけばパスポートの期限が切れていまして、来年久しぶりに海外旅行に行く計画が持ち上がったので、パスポートを再発行しました。 十数年前に発行した時(あの時も期限切れに気づかず再発行になったのだった…)は、戸籍謄本は郵送で取り寄せなきゃいけなかったり、なかなか面倒だった記憶があるのですが、今はマイナンバーカードがあればコンビニでピロンとプリントできてとっても便利になりました。(事前登録が必要なことを知らなくて5日ほど待つことになりまし

    • 芸術祭を歩いて気づいた。自己肯定感の低いやつは芸術祭に行け。

      この秋、縁あって「大地の芸術祭」と「北アルプス国際芸術祭」に立て続けに行くことができました。 美術館でアートを見る緊張感のある時間も好きですが、地方の町や自然の中で体験するアートはとても新鮮で、風や匂いや気候と相まって、2度と同じものは見られないだろうなという特別な感慨があります。 芸術祭に足を運ぶと毎回思うのは、そもそも芸術祭がなければ足を運ぶこともなかったであろう地域に、芸術祭が開催されたことで多くの人が行くことになる価値についてです。 地方の温泉宿やリゾートホテルに

      • [森美術館 ルイーズ・ブルジョワ展] 親になることの危うさについて

        森美術館のルイーズ・ブルジョワ展「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を見てきました。 六本木ヒルズにある謎の蜘蛛のオブジェを作った方、タイトルからして女性なんだろうし、なんだか強そう。蜘蛛だし。。。というくらいの印象だけで行ったのですが、予想を覆されました。 冒頭から「あっ苦悩した人だ」とビシビシ伝わる作品群。特に身体の一部を切り取ったり、性的な表現のものが多く、自分の存在や身の置きどころに苦悩し続けたのだろうと想像できます。事実、両親との関係に悩

        • 「中嶋監督電撃退任」から学んだ、マネジメントのこと組織文化のこと

          立て続けに野球の話で恐縮ですが、私の推しチームのオリックス・バファローズの中嶋監督が辞任を表明しました。 先日の今シーズン最終戦、タイトルのかかった宮城投手が豪雨のなか好投していたのに、まさかの雨天コールドで6回で試合が終了。タイトルどころか規定投球回にも届かず、ベンチの奥で涙する姿に心が締め付けられる思いをしてからわずか1時間後、電撃的な辞任発表でした。 「プロ野球の監督」といえば名誉なポジションで、プロ野球OBであれば基本的には「一度はやってみたい」、そして「なったか

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        • 仕事で学んだこと
          11本
        • ラグビーときどき野球
          12本
        • 観光やホテルのこと
          13本
        • くまモンに学ぶ仕事の流儀
          18本

        記事

          ヒーローインタビューで母親を”お母さん”と呼ぶ野球選手から学んだ、そもそも身近な人にこそリスペクトじゃね?

          ”お母さん"に感謝を伝えたい選手たち 日頃スポーツ観戦が好きなので、ラグビーだけでじゃなくてプロ野球もよく見るのですが、最近の若い選手はヒーローインタビューで「この喜びを誰に伝えたいですか?」などと聞かれて「いつもサポートしてくれたお母さんに」とか、「今日はお母さんが観にきてるので、いいところが見せれてよかったです」などと答えるシーンを見かけます。 そう、「母」ではなく「お母さん」と言うんです。もちろん「お父さん」「お姉ちゃん」なども同様なのでしょうけど、圧倒的に登場頻度

          ヒーローインタビューで母親を”お母さん”と呼ぶ野球選手から学んだ、そもそも身近な人にこそリスペクトじゃね?

          それを「ホスピタリティ」と呼ぶんだぜ

          今日、ちょっとした調べものがあり「江戸東京たてもの園」に行ってきました。 調べものは無事に済んだので、新しく買ったカメラレンズ(最近高額な消費が続いてていよいよ頭おかしくなってトドメを刺してしまったお買い物)の撮り心地なんかも試しながら、園内をプラプラしてました。 江戸東京たてもの園を言えば前川國男!やはりいい。こんな家に住みたい!と思ってる人は多いと思いますが、きっと丸パクリで建てた人、全国に3人はいるだろうな。 なんてことを、園内をプラプラしながらちょっと気がつきま

          それを「ホスピタリティ」と呼ぶんだぜ

          くまモン、キャラクターを超えて概念になる

          かつて、勢いに任せて「くまモンに学ぶ仕事の流儀」を書き殴ってから早4年。 我ながらよくこんなに書いたものだと思うけど、あれからもくまモンへの愛は衰えていません。ただ、おかげさまで仕事が忙しくなったり、他にもハマるものができたりしているうちに、相対的にくまモンにかける時間は減っている気がします。振り返ると、どちらかというと自分が精神的に不安定な頃にくまモンへの偏愛(偏執)が高まる傾向にあるので、もしかすると近年は精神的に穏やかに過ごせているのかも。 前職の会社が、熊本市にホ

          くまモン、キャラクターを超えて概念になる

          フリーランスの歩き方|時には金の話をしようじゃないか

          チョンキンマンションのタンザニア人 先日友人と他愛ないLINEをしていたところ、友人が唐突に「稼ぎたい、とかそういうモチベーションを口にする人のほうが信用できる」と言い出しました。突然どうした!?と思ったのですが、どうやらとある本に触発されたようで…。 その本は、小川さやか著『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』。 香港のチョンキンマンションで暮らすタンザニア人達の商売に密着したルポで、彼らが自国を遠く離れた地でどのように人脈を広げ、賢く商売を

          フリーランスの歩き方|時には金の話をしようじゃないか

          水曜日を持て余して

          最近の私は、ほぼ毎週、火曜から木曜の2泊3日を出張先の横浜で過ごしている。 といっても仕事で拘束されるのは日中のほんの2〜3時間だけで、これといって食事に行く友人もおらず、あまりに暇なのでマッチングアプリで食事相手を探すことにした。 アラフォーオンナに付き合うオトコなどいるのかしらと思ったら、ちょっとミステリアスなプロフィール写真にしたおかげか、意外にも多種多様な男性が寄ってくる。 まじめな会社員もいれば、ママ活狙いの若い男、バツイチ、独身とは名乗っているがどうにも怪しい人

          水曜日を持て余して

          沼とはやはり泥沼であって

          先日、ラグビーの国内最高峰リーグ「リーグワン」で騒動がありました。片方のチームで多数のコロナ陽性者が出たのですが、その時の判断にいろいろあり、試合開始2時間半前にして中止が発表されたのです。 これまでもコロナによる試合中止は何度かあったのですが、試合開始の直前というのははじめて。しかもその試合はシーズンの最終戦。片方のチームは今シーズンをもって大幅に活動を縮小することが発表されていたこともあり、大阪から東京へ遠征するファンも多数いて、ショックを受けた人たちがかなり荒れていま

          沼とはやはり泥沼であって

          スタバが服つくってくれたらいいのに。と彼は言った

          近所のイオンモールをプラプラしていたら、男性向けのカジュアルな洋服屋さんから大学生くらいと思われる若いカップルが出てきました。どうやら彼氏の服を見に店に入ったけど、手ぶらで出てきたようで、その時に男の子が口にしたのが「スタバが服つくってくれたらいいのに」というセリフでした。 何気なく言ったであろう言葉ですが、なかなかに深い意味が込められている気がして、妙に印象に残ったので、その言葉の意味するところを考えてみました。 スタバって何なん? スタバとは、言わずもがなスターバッ

          スタバが服つくってくれたらいいのに。と彼は言った

          「つば九郎コロナ濃厚接触疑いで自粛」にみる、頑張りすぎの皮肉

          さきほどスマホを見ていたらこんなニュースが なんと。 身も蓋もないことを言えば「中の人」が濃厚接触者になってしまった、ということなんでしょうけど、そこは誰も触れないところがなんとも粋というか、みんなよくわかってる。 私は、野球も好き、ゆるキャラも好き。なので、当然つば九郎の存在は気になります。(プロ野球のキャラは、ゆるキャラというより“マスコットキャラクター“ですね) そもそも、これまた身も蓋もないことを言えば「着ぐるみ」なのに、なぜ代えがきかないんだ?というのが、この

          「つば九郎コロナ濃厚接触疑いで自粛」にみる、頑張りすぎの皮肉

          アラフォーフリーランス。人間ドックでDXを目の当たり

          先日人間ドックに行ってきました。 会社を辞めて、健康保険が全額自己負担になって、腰が抜けそうになった人は数知れないと思いますが、私もそのひとりでして、「うん、そりゃ必要だからね」など平然とした顔はしていますが、毎回支払うたびに指先が冷たくなるのを感じます。 幸い持病もない健康体なので、病院に行かないと決めて保険も払わなきゃお金はかからないんですけど、そこはやはりいつ何時なにがあるかわからず、払った限りは、自己負担3割の恩恵と、健康診断の権利をきっちりと享受しようじゃないか

          アラフォーフリーランス。人間ドックでDXを目の当たり

          「生産性のフロンティアに立つ」全てはそこからだ

          前回、とある「こだわりを急ぎすぎて人を不快にさせるカフェ」について書きました。何回も時間をかけて書き直したわりには、自分でもまとまってないなぁ、、と感じる駄文で落ち込んでおります。 伝えたかったことは、「静かにジャズと読書に勤しむカフェ」を目指しながらも、「客を注意する」という方法でそれを実現しようとするのは、性急であり、無理があり、本当にこだわりを伝えたければ、やるべきことはそれじゃない!ということなのですが、それをもうちょっとシンプルに、ビジネス用語っぽく分析するとする

          「生産性のフロンティアに立つ」全てはそこからだ

          「こだわり」をどう伝えるか

          ホテルにおいて「こだわり」はとても大切です。 万人に受けようと角がとれたものより、個性があって、一部の強烈なファンを獲得するほうが、ホテルというビジネスの成功において重要だから。逆に言えば、「共感できない人は来なくていい」くらいの、もっと強い言い方をすれば「共感できない人は排除する」くらいの顧客を選ぶ姿勢はあっていいと思います。 ただ、どのようにそのこだわりを表現するのか、という方法論は意外と考察されないもので、最近、それをあらためて考える出来事がありました。 静けさに

          「こだわり」をどう伝えるか

          アラフォーフリーランス。車検でモヤモヤ

          車を車検に出しました。 私は車のことはほんっっっとに詳しくないので、ネットで近くの車検やってるところ探して予約して見積もりに行きました。そもそも事前に見積もりとかするんだな、というのも今回知りました。(前に車検に出したときのことは憶えてない…) たまたま対応してくれたお兄さんがとても感じが良くて、超絶初心者ですと伝えたら分かりやすく手短に説明してくれて金額も想定内だったので(といっても相場がわかってないので何を言われても受け入れる体制ではあった)、お願いすることにしました

          アラフォーフリーランス。車検でモヤモヤ