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フリーランスの歩き方|時には金の話をしようじゃないか
チョンキンマンションのタンザニア人
先日友人と他愛ないLINEをしていたところ、友人が唐突に「稼ぎたい、とかそういうモチベーションを口にする人のほうが信用できる」と言い出しました。突然どうした!?と思ったのですが、どうやらとある本に触発されたようで…。
その本は、小川さやか著『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』。
香港のチョンキンマンションで暮らすタンザニア人達の
肌感覚でマーケティングするということ・再び
ホテル運営会社に10年ほど勤めている間、ほぼずっといわゆる「企画」の仕事をしていた。
宿泊プランもあれば、イベントもあれば、体験プログラムのようなものまで。
決めていく過程は、とにかくたくさんアイディアを出して、それを組み合わせたり、要素分解したりしながら形に仕上げていくイメージ。私自身はゼロからアイディアを沸き起こすのはあまり得意ではなかったから、無数のアイディアを組み合わせたりテーマを決め
「お金をもらう」にまとわりつくデリケートな何か
先日とある仕事をして、報酬を受け取りました。
その際に、クライアント側から、助成金の申請などの関係で納品を待たずに支払いたいとの依頼があり、納品前に請求書を提出し、その日のうちに入金がありました。
もともと請求書を受け取ったら即支払い!という習慣のクライアントさんで、見積書の段階で早々に振り込もうとすることもあったくらいなので、いつものことではあったのですが、実際に入金を受け取ると「なんかモヤモ
肌感覚でマーケティングするということ
とある企業の社員募集の要項をみていたら、適性のところに「肌感覚でマーケティングする人」という項目がありました。
その会社はいわゆる「企画」会社で、規模こそそれほど大きくないものの、政府関係のプロモーションなど、かなり大きな仕事を手がけている有名企業です。
公的機関の仕事や、巨額のプロジェクトを動かすからには、企画をロジカルに説明できることや、緻密なマーケティングデータを活用できることが求められる
恋人と別れるように会社を辞めた話
去年、約10年勤めた会社を辞めました。とてもいい会社だったし、世間からみたら人気企業だったので、周りからは「なんで!?」と驚かれました。理由はいくつかあったけど、特別な不満があったわけじゃなく、気分としては「嫌いになったわけじゃないの。でも私たち、別れましょ」という感じです。
私はとても運がいいことに、10年前に「なんとなく合いそう」という印象だけで入った会社と、本当にとても相性が合って、夢中で
「魂を込めてやります!」と言った成金社長から奇しくも学んだ言葉の魔力
「運営は魂を込めてやります!」
とある会社の社長さんがある場面で言った言葉です。
簡単に説明すると、私は以前、ホテルの現場スタッフとして働いていまして、接客やら清掃をしていました。ところがある日、働いていたそのホテルが、とある会社に買収されました。ホテルというのは、所有(オーナー)と運営(オペレーター)の会社が違うケースがよくありまして、アパートでいうと大家さんと管理会社みたいなイメージです。オ
プロダクトアウトもマーケットインも謙虚にいこうぜ
商品開発においてよく対比される考え方として、「プロダクトアウト」と「マーケットイン」があります。
私の浅い理解ではありますが
プロダクトアウト:供給側の想いを元に商品をつくる
マーケットイン :市場のニーズを元に商品をつくる
という感じでしょうか。
「商品開発」のシーンで言われることが多いワードですが、「商品」を広くとらえればサービスや会社、ビジネスそのものにも当てはまると思います。特に小
なぜコンサルタントは胡散臭いのか。自分もコンサルタントになってわかったこと
最近、会社を辞めて個人事業主として仕事をし始めました。
いろんな仕事をやらせてもらってるんですが、そのひとつに「コンサルティング」みたいな仕事があります。
自分が10年間経験してきた業界は、最近新たに開業する人が多いので、いろいろとノウハウをさずけたりアドバイスをしたり…と要するにコンサルティングなんですが、どうも世間には「コンサルティング」や「コンサルタント」という言葉に拒絶反応をもっている人