【ブッダ】本当の食べ物の味を識っていますか！？ 「ココロ」天然の本物の豊かさ 「悟り」
【ブッダの真の悟り、解脱を体現したい方のための専門指導】
突然ですが、
「本当に食べ物の味を味わっていますか！？」
「味噌汁を頂いている時、どんな味がしますか！？」
大抵そう尋ねると、観念そのものの言葉を用いて、
「ややしょっぱくて、塩っぽくて、
でも、喉ごしは良くてほっとした気持ちになり、
美味しいです。」
と感想を言い始めます。
その感想、
あとから「ココロ」と世間一般的に名付けているほうは、
お味噌汁を口に含んで、
とっくに過ぎ去ったあとから
説明しているものは、
もうすでに終わってしまった
「以前のその時の今」を言葉にして解説しているのですから、
「ココロ」
と呼ばれている
あとから説明しているものは、
「すべて流れ去って跡形もない、
実体がもともとない、
以前の事」ですよね。
そして、
後から観念そのものの言葉で説明して
感想を述べているほうを
実際の味噌汁の味だと認め思っていて、
その味噌汁を口に含んだあとの後付けの解釈のほうを
現実の事実だと思い込んで、
夢見の錯覚のほうを事実だと思い込んで生活しています。
悟り、禅の事実というものは、
考えで「分かる」とか、
「分からない」ではなく、
「知る」ことでもなく、
考えで分かるまでもなく、
いっさい言葉で説明不要の
理解の範疇を超越した
「もうすでにそうでしかないよね」
と云う、
説明不可な現実の今の事実の様子そのものです。
なんらかの障がいで
味覚に異常が出ている場合を除き、
味噌汁を口に含んだ途端、
言葉にできない
全員全く同じ、
味覚の味噌汁の味がしています。
それが、
真の禅、悟りの今の事実の様子です。
「今から自分が、味噌汁を味わってやろう」
だなんて、
実体のないココロなんてものを働かせずに
無我無心でいやがおうにも
味噌汁の味がしちゃっていますよね。
それが、
本当の味噌汁の味です。
８０億人全員、同じ味噌汁を飲んだら、
全く同じ味がします。
それが、
内側や外側の認識上の豊かさと言う
考え上の造り事の実体のない豊かさではなく、
８０億人全く同じ味がすると云う、
「天然の
本物の真の豊かさ」
と呼ぶべきものです。
先ほどの観念そのものの言葉で、
「自分が飲んだ味噌汁の味はしょっぱくて、
でも、ホッとした気分でしんみりと口の中に広がる」
これが、
実体のない言葉と考えで定義している
「概念世界」と呼んでいるもので、
自分と自分以外が存在していて、
自と他の対象が「ある！」と認め思って錯覚している、
もともと実体のない「虚構の世界観」です。
その概念世界のほうを
人間は事実だと思い込んで
生活しています。
自分と概念・思い込みが
別々に分かれているのではありません。
自分などすでに実在していなく、
「概念・観念そのものが服を着て、
夢見の錯覚の観念メガネを装着しながら
生きていると思い込んで生活している」んです。
「自分が飲んだ味噌汁の味はしょっぱくて、
でも、ホッとした気分でしんみりと口の中に広がる」
は実体のない夢見の概念の世界ですよね。
「今から自分が、味噌汁を味わおう」
だなんて、
ココロなんてものを働かせずに
無我無心でいやがおうにも
味噌汁の味がしちゃっていますよね。
それが、
本当の味噌汁の味
です。
それで、
自分などすでにいなく、
ココロなんてものを働かせずに
口に含んだ途端、味噌汁の味そのものの事実自体に
成り切っちゃっていて、
すでに自他の対象がなく、
対象がないとか、
一つだとも後から解釈するまでもなく、
すでに事実自体に成り切っちゃっているので、
これから観察して、
「全ては一つである」事を
実感して、
体験、体感などいっさい出来ないし、
「すでに事実自体なのだから、
一つであることを確認のしようがない」のです。
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