マガジンのカバー画像

オッサンのブログ

87
運営しているクリエイター

#メンタルヘルス

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第31話 ~幸せちゃん~

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第31話 ~幸せちゃん~

私は時々、ネームの段階ではオチがうまく思いつかなくて、まあいいかということで描き始めて、描きながらオチも考えるというふうにしています。オチとは、漫画の結末の展開や締めのセリフの事です。今回の漫画もそうでした。最後のコマで闇子ちゃんが自然体になって、ヘラえもんが「幸せとは自然(ナチュラル)の状態かもしれませんね」と言っているのがオチです。幸せとはナチュラルな状態である事、これは我ながらすごくしっくり

もっとみる
[漫画&ブログ] カワムラくん 第3話 ~妻カッパちゃんくん~

[漫画&ブログ] カワムラくん 第3話 ~妻カッパちゃんくん~

この漫画は、私と妻ちゃんの関係性をモチーフに描きました。社会になじむために無理をしてしまう人、優秀でい続けようとしたり、常におもしろキャラでいようとしたり、そういう人は現代に多いですよね。妻ちゃんもその傾向があります。それはその人の、「私が素の状態or何にも気を使わない状態であるとこの世の中に受け入れてもらえない」という思考パターンから来ています。そしてその思考パターンは、生育環境に原因がある場合

もっとみる
[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第30話 ~よし子ちゃん~

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第30話 ~よし子ちゃん~

今回の漫画は、「良い人症候群」をモチーフに描きました。良い人であろうとしすぎて自分を抑圧してしまう症状です。日本人には多いですよね。むしろ全員その傾向があるのかもしれません。今では反社会勢力みたいな人ですら、「現在は、ガールズバーを営業させていただいておりまして…」的な丁寧な言葉遣いをしますしね。良い人症候群が起きる原因の一つに、「見捨てられ不安」があります。見捨てられ不安とは、幼少期に親との関係

もっとみる
[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第29話 ~逆転ちゃん~

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第29話 ~逆転ちゃん~

今回の漫画は、以前に描いたアダルトチルドレンちゃんの発展バージョンです。

この漫画内で、アダルトチルドレンの事を「アダルト(大人)でいなくてはいけなかったチルドレン(子供)」というふうに言い換えました。親子逆転していたために、子供なのに家庭内で大人でいなくてはいけなかったという事です。肉体的虐待よりも気づかれづらい心理的虐待ですし、しかも「しっかりしてて良い子ね~」とか言われたりしてさらに気づか

もっとみる
[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第28話 ~人権ちゃん~

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第28話 ~人権ちゃん~

今回の漫画は、以前にコメントでリクエストを頂いたテーマで描きました。私も描きたいと思っていたテーマなのでピッタリでした。他にもいくつかリクエストをもらっているので、今後も漫画にしていく予定です。他にもリクエストがありましたら、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

「人権」と言うと、「人間が生まれながらに持つ他者や国家権力に侵されない諸権利」…とか難しい説明が出て来ます。よく分からないですよね。簡単

もっとみる
[漫画&ブログ] オッサンの気づき 第34話 ~親ガチャに気づいた!~

[漫画&ブログ] オッサンの気づき 第34話 ~親ガチャに気づいた!~

これは元々は「闇子ちゃん」で描こうと思っていたネタです。親ガチャという流行語をご存じでしょうか。どういう親のもとに産まれるか、お金持ちや優しい親だったらガチャ成功、貧乏やナーバスな親だったらガチャ失敗という意味です。私はまとめサイトで10年くらい前に初めて見ました。今ではSNSでよく使われています。

けれども、私は真の親ガチャとは、日々の暮らしの中で親の愛情を求めて引き続けてしまう事だと思います

もっとみる
[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第27話 ~アダルトチルドレンちゃん~

[漫画&ブログ] 闇子ちゃん 第27話 ~アダルトチルドレンちゃん~

アダルトチルドレンとはおおまかに言えば、毒親に育てられた悪影響で人間関係がうまくいかなくなってしまった大人の事です。一昔前の毒親ブームでは、親側の特徴にフォーカスする記事が多く見られたのに対し、子供側にフォーカスした記事は比較的少なかった気がします。なので今回の漫画では、親側の視点はほぼ無視して、子供側の視点で描きました。やっぱり子供は弱者の側ですし、私は弱者の味方をしたいのです。私の妻や友人でも

もっとみる
[#おじいちゃんおばあちゃんへ] オッサンの気づき 第32話 ~譲りグセに気づいた!~

[#おじいちゃんおばあちゃんへ] オッサンの気づき 第32話 ~譲りグセに気づいた!~

アダルトチルドレン(AC)という考え方があります。これは子供の頃に親的な存在に支配をされていて、その悪い影響が大人になっても残り、生きづらさとなって表れる症状です。支配とは例えば、常に親からの愚痴の聞き役になっていたり、無理な教育を押し付けられていたというような事です。過干渉も全般的に当てはまります。支配をされているとその相手にビクビク気を使う事が日常になり、その要求にパーフェクトに答えようという

もっとみる
[#私の仕事] 「オッサンの気づき」&「闇子ちゃん」同人誌版の紹介

[#私の仕事] 「オッサンの気づき」&「闇子ちゃん」同人誌版の紹介

オッサンの気づきシリーズで同人誌を作りました!前回の闇子ちゃんと合わせてここで紹介します。表紙はこういう感じです。60s、70sの色使いとサイケデリックロックのポスターを参考にしました。

そして裏表紙です。

ウッドストックのジミヘンドリクスをモチーフにしました。

全80ページで、第1話~第13話まで収録しています。

こんなふうに各話の終わりにおまけページがついています。おまけページ1つにつ

もっとみる
[#最近の学び] 闇子ちゃん 第26話 ~ギャグドクロちゃん~

[#最近の学び] 闇子ちゃん 第26話 ~ギャグドクロちゃん~

今回の漫画は、以前に描いた「ドクロボールちゃん」の続きです。

モラハラ(ドクロ)要素を持った人は、モラハラを受け入れてしまう人を見つけるのが上手いとよく言いますよね。その見つけ方の一つの例が今回の漫画です。ドクロをカモフラージュしながら小出しにしてきて、それを相手が受け入れるかジャッジしているということです。そのカモフラージュにギャグがよく使われるのです。

ドクロでグリグリしてくる人は、自分の

もっとみる
[#今こんな気分] ゲゲゲの杉太郎 第2話 マママのマイ・マザー

[#今こんな気分] ゲゲゲの杉太郎 第2話 マママのマイ・マザー

第1話はこちらです。2話にうまくつながるように、少し修正しました。

何度か他の漫画にも描いているように、我々は子供のいない夫婦です。その主な理由は、妻が家庭を持つことにプラスのイメージを持てないからです。そしてさらにその理由は、妻にとって家庭は苦しみの多い場所だったからです。

私自身は妻の幸せを最優先に考えているので、自分が子供を持てないことに特に悲しみや後悔は感じません。全ての被害者は妻自身

もっとみる
[漫画] 闇子ちゃん 第25話 ~蛙化現象!ケロ子ちゃん~

[漫画] 闇子ちゃん 第25話 ~蛙化現象!ケロ子ちゃん~

今話題の #蛙化現象 について描きました!去年、編集者に教えてもらって、ずっと描こう描こうと思っていたのです。妻ちゃんも、蛙化わかるわかる~!とおっしゃっていました。

編集者に教えてもらった当時は、①の「自己評価の低さによってテリトリーに入ってきた相手に嫌悪感を持つ」と解説されていることが多かったです。

自分はきもくて頭のおかしい蛙だ(自己評価の低さ)

自分を好きになる人は私と同じで頭がお

もっとみる
[ブログ] 漫画・みゅん子ちゃんの解説

[ブログ] 漫画・みゅん子ちゃんの解説

こちらの漫画の解説ブログです。

みゅん子ちゃんの漫画は、ミュンヒハウゼン症候群という症状をモデルに描きました。私のよく読む加藤諦三先生の本には、「幼児的願望」という言葉が出てきます。子供の頃に愛情を十分受けていないと、幼児的願望を残したまま大人になるということです。幼児的願望とは「自分を認めてほしい」と「もっと!もっと!」だと私は解釈しています。親に対しての「ねーねー!」ということです。ミュンヒ

もっとみる
オッサンのブログ9 闇子ちゃん 第22話 ~共依存ちゃん2について~

オッサンのブログ9 闇子ちゃん 第22話 ~共依存ちゃん2について~



この話は共依存についてなのですが、それ以外にも生活のいろんなところにあてはまると思います。こちらの漫画とも関連があります。

どちらにも共通するのは、「埋まりそうで埋まらない」というところです。
例えば共依存の話だと、○の形の穴が開いてるのに、得られるのは△や□のパーツなので微妙に埋まりません。なので延々と△□集めをしてしまうのです。他にも身近なとこだと、おしゃれもそうです。なにか自分の中に理

もっとみる