ゆうさん | 旅から社会を見つめなおす

夫と世界一周ハネムーン完。旅と自然とインクルージョンに興味があります。 学生起業→リクルート→LITALICO→ESGコンサル(now) 夫に出逢ってから、キャリアとプライベートを融合する幸せを見つめ直しながら生きています。 夫婦での旅の経験をインスタ&YouTubeでも発信中。

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夫と世界一周ハネムーン完。旅と自然とインクルージョンに興味があります。 学生起業→リクルート→LITALICO→ESGコンサル(now) 夫に出逢ってから、キャリアとプライベートを融合する幸せを見つめ直しながら生きています。 夫婦での旅の経験をインスタ&YouTubeでも発信中。

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世界を旅した私が、サステナビリティコンサルになる理由 #ポスト旅人キャリア

世界一周の旅から帰国して7ヶ月。 2024年4月から、サステナビリティ・ESGコンサルタントとして某監査法人に勤務することが決まった。 旅を経て、どんな思いでこのキャリア選択に至ったのかを綴ってみようと思う。 はじめに世界一周後の旅人を見ていると、いろいろなキャリアの歩み方があるようだ。 代表的なものとしては、 ・日本で会社員に戻る ・フリーランスに転身 ・海外ノマドワーカー ・ワーホリや現地就職などで海外移住 ・リゾバ などだろうか。 最近は日本の安月給や停滞感に

    • WBC裏側日記〜アメリカに見る、先進国が抱える実態と矛盾【アメリカ🇺🇸】| 25/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

      もう何ヶ月、トイレに紙を流していなかっただろうか。 サウジアラビアの大きなショッピングモールでトイレに行って(多分大丈夫だろうと思って流した。)からというもの、南米を北上してきた3ヶ月間はずっとゴミ箱にペーパーを捨てる日々だった。 知らない方のために解説すると、世界では水洗トイレだとしても紙は流せない国の方が多い。 不思議なもので、最初は無意識で「あっ!間違えて紙流しちゃったぁ・・・」となるのに、数週間経つと慣れたものでゴミ箱への紙の捨て方もだいぶ上手くなる。(何の話)

      • "理想の家族像"を探して。 23回のホームステイで教わったラテン流の「家族とパートナーシップ」【エクアドル🇪🇨コロンビア🇨🇴】| 23,24/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

        「家族とパートナーシップ」 それは私たち夫婦の旅の中でのひとつのテーマだった。 長時間労働や性別役割分業。 そういった問題を抱えた日本社会を生きる大人たちの姿を見て育った私たちは、家族を持つことが”制約”になるのではないかという漠然とした恐れがあった。 だから、世界中のいろいろな家庭や人の生き方に出会って、 理想のあり方を自分たちで考えたいと思い旅を始めた。 そんな私たちの思いにまさに応えてくれたのが、中南米だった。 “ラテンカルチャー”の国は、家族の愛情がとても強

        • インカ帝国の遺跡に学ぶ、スペイン征服の歴史【ペルー🇵🇪】| 22/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          南米を巡っていると、15〜17世紀のスペインの力がどれほど強大なものだったのかが窺える。 どの国のどの都市に行っても街の中心には「アルマス広場」という名の広場と教会があり、スペイン建築が立ち並ぶ街並みが存在している。 スペインは、メキシコまでの中南米大陸のほぼ全土(ポルトガル植民地となったブラジルを除く)を、全く同じ街並みに塗り替え、言語を浸透させ、完全に征服した。 ではその前の大陸はどのような姿だったのか。 それぞれの地には、元々は先住民と言われる人が独自の文化を築いて

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          私がブラジルの虜になった理由🇧🇷| 21/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          世界一周を振り返って、私が心から最も好きになった国はどこか。 それは、南米の大国、ブラジルだ。 訪れたのは2023年2月、夏の真ん中だった。 私をブラジルの虜にした魅力を、思い出と共に紹介したい。 ブラジルの好きなところ①多様性に溢れているブラジルは多民族国家だ。 私は新しい国に行く時、まずは外務省の各国の基礎データが掲載されているページで基本情報を仕入れていく。その中に、「民族」というカテゴリが大体あるのだが、ブラジルのページにはこう書かれている。 混血45%とは

          私がブラジルの虜になった理由🇧🇷| 21/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          移住者はパラグアイにどう貢献したのか〜地球の裏側の「日本」で学んだこと【パラグアイ🇵🇾】20/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          世界一周を初めてちょうど半年ほど。 たどり着いたのは、地球の裏側にある「日本」だった。 19世紀末〜20世紀初頭にかけて始まった南米への日本人移住の歴史。 パラグアイも多くの日本人が移住した国の一つで、 今も日系の方が多く、日本人移住地が残っている。 今回滞在した首都のアスンシオンとイグアス移住地では、 日本人宿(民宿らぱちょとペンション園田)にお世話になり、 それはそれはもう、日本の田舎の夏休みというようなまったりゆっくりな時間を過ごさせていただいた。 3食日本食を食べ

          移住者はパラグアイにどう貢献したのか〜地球の裏側の「日本」で学んだこと【パラグアイ🇵🇾】20/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          "死ぬまでに行きたい"世界の絶景の宝庫で。【ボリビア🇧🇴】19/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          世界一周の旅は、絶景の連続だ。 地球にはこんなにも美しいところがあるのかと、 心奪われる絶景に、何度でも巡り合うことができる。 ボリビアという国は、実に独特な自然環境を有する場所だ。 西側はアンデス山脈の高原地帯、東側は熱帯の平地からサバンナまで、様々な顔を持つ。 期待を超えて楽しませてくれたボリビアの絶景の数々と、 共に過ごした仲間の話を、振り返る。 ◇死ぬまでに行きたい世界の絶景No1 ボリビア・ウユニ塩湖。 そこは、「死ぬまでに行きたい世界の絶景」として多くの

          "死ぬまでに行きたい"世界の絶景の宝庫で。【ボリビア🇧🇴】19/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          先進国で生きることの「自由と不自由」について〜【チリ🇨🇱】18/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          南米の南部に細長く伸びる国、チリ。 東西約170km、 南北は全長 4300kmで、世界で一番細長い国らしい。 南部は青々とした氷河と緑豊かなパタゴニア、 北部は月面のようなスケール感のアタカマ砂漠と、 国土にさまざまな特色がある。 首都のサンティアゴは大都会だ。 バスも地下鉄も上下水道も、極めてインフラが整っている。 田舎の街にいっても特に不自由がなかった。 3週間も滞在していたのに、 書きたい言葉がなかなか溢れ出してこないのは、 チリでの毎日が、旅というよりも むしろ

          先進国で生きることの「自由と不自由」について〜【チリ🇨🇱】18/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          「陽気さ」の秘密は〇〇の中に。山・食・人すべて最高の国【アルゼンチン🇦🇷】17/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          2022年12月。 アルゼンチンに降り立った。 1年間の世界一周の半年間を過ごすことになった中南米の旅が、ここからはじまったのだ。 世界最南端の都市ウシュアイア*から南極クルーズの旅を終え、世界一周でわたしが一番楽しみにしていたパタゴニアのトレッキングをしながら北上し、南米のスイスと言われるバリローチェで年越しをした。 (*正確には数年前にチリのプエルト・ウィリアムズが集落から市に昇格したことで、世界最南端の街の称号は奪われてしまったが、今でもウシュアイアはFin del

          「陽気さ」の秘密は〇〇の中に。山・食・人すべて最高の国【アルゼンチン🇦🇷】17/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          【退職エントリ】LITALICOでの取り組みと、3年で得たこと

          2024年3月末をもって、株式会社LITALICOを退職いたします。 2020年9月に入社し、旅人生活によるお休み期間をのぞき、足掛け3年ほど勤めました。 多種多様な仕事を通じて、スキルも価値観も磨いていただいた期間でしたので、振り返りをしたいと思います。 ◾︎LITALICO入社の経緯前職のリクルートキャリアでは、求人広告の首都圏営業をしており、2年間で営業の基礎をとことん鍛えてもらいました。 営業の最前線で顧客課題に向き合う経験をつんだ上で、より社会課題に近い事業づく

          【退職エントリ】LITALICOでの取り組みと、3年で得たこと

          変化する石油王国〜サウジ人の暮らしと母の愛の話。【サウジアラビア🇸🇦】16/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          アラビア半島の大部分を治める巨大な王国、サウジアラビア。 イスラム教の二大聖地を擁する、イスラム世界の中心的な存在だ。 2019年に日本を含む49か国に初めて観光ビザが解禁されるまで、その姿は私たちのような一般市民に対しては謎に包まれていた。 足を踏み入れるまで、私のサウジアラビアへの印象は ・相当敬虔なイスラム教国家 ・女性は皆両目以外の全身を真っ黒の布で隠している ・店や施設は男女の入り口が全て分かれている といった厳しいイスラム教のイメージが強く、 他に知っている

          変化する石油王国〜サウジ人の暮らしと母の愛の話。【サウジアラビア🇸🇦】16/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          お酒が飲めて、自由な服装。イスラム教戒律の"緩さ"の裏にあった、深い教え。【バーレーン🇧🇭】15/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          W杯の賑わいに後ろ髪をひかれながらカタールを後にし、やってきたのはバーレーン。 バーレーンはカタールよりもさらに小さい、奄美大島ほどのサイズの、ペルシャ湾に浮かぶ島。 サウジアラビアとの間には全長25mのKing Fahd Causewayという橋がかけられており、私たちも一度カタールからサウジアラビアのダンマームへ降り立った後、この橋をヒッチハイクで渡りバーレーンへ入国した。 さて、非常に敬虔なムスリム国家として知られるサウジアラビアと繋がるこの島国は、実は湾岸のイスラ

          お酒が飲めて、自由な服装。イスラム教戒律の"緩さ"の裏にあった、深い教え。【バーレーン🇧🇭】15/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          W杯開催国カタールは、どれだけお金持ちなのか?【カタール🇶🇦】14/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          2022年11月。 森保ジャパンがドイツとスペインに対し歴史的勝利をおさめた感動のカタールW杯。 観戦しました✌️ W杯は世界最大のスポーツの祭典というが、その熱気はドーハの空港に着いた瞬間、いや、着く前からすでに感じられた。 イスタンブールtoドーハ便では機内ですでにメキシコ観客勢がメキシカンハットをかぶって着陸前から歌っていたくらい、人々は浮かれ気分だった。 イミグレを通過し外に出ると、出場国の国旗を掲げた鼓笛隊グループのような人々がパフォーマンスをしていて、空港ロ

          W杯開催国カタールは、どれだけお金持ちなのか?【カタール🇶🇦】14/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          女性は〇〇を食べてはいけない〜アフリカ最古の王国の男尊女卑文化について【エスワティニ🇸🇿】13/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          約2ヶ月に渡るアフリカ縦断もラスト1カ国。 最後の国はエスワティニ。 旧名はスワジランドだったが、2018年独立50周年記念式典に国王が突然国名の変更を発表し即日で国名がエスワティニとなった。国民は本意でない人もいるのか、会話していると自分の国を未だに「スワジランド」と呼んでいる人も多かった。 アフリカ最古の王国の一つと言われ、今でも国王の権力は非常に強く、すべての店に国王の写真が貼ってあった。正確に言うと写真の通り3セットの写真がどこにでもあって、一番上が国王ムスワティ

          女性は〇〇を食べてはいけない〜アフリカ最古の王国の男尊女卑文化について【エスワティニ🇸🇿】13/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          帽子着用率90%超?アフリカにある『天空の王国』とは【レソト🇱🇸】12/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          この国旗の国を知っているだろうか。 答えは、「レソト」。 アフリカ大陸の南部、南アフリカの中にポツンと存在する小さな国で、アフリカ最貧国の一つだ。 国旗のポイントは、 真ん中にあるマーク。 これはレソトの伝統的な帽子である。 そう、この国は帽子大好きな国で、 国民の90%は帽子をかぶっている。 といっても、伝統帽子をかぶっている人は少なく、 キャップやニット帽など、みんな今どきの帽子をかぶって生活しているのだ。 そんなユニークすぎる国、レソトの珍道中を振り返る。

          帽子着用率90%超?アフリカにある『天空の王国』とは【レソト🇱🇸】12/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          ケープタウンに存在する無自覚なバイアスと特権性について【南アフリカ🇿🇦】11/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり

          アパルトヘイトという言葉を聞いたことがあるだろう。 かつて南アフリカで国家規模で行われた人種隔離政策。 白人と非白人を明確に区分し差別した凶悪な政策が廃止されたのは1991年、わずか30年前のことだ。 戦前の植民地政策の系譜から白人優遇が続いたアパルトヘイト期間に、南アフリカには多くの白人が住むようになり、今でも人口の10%は白人なのが、この国の特徴だ。 もう一つ、南アフリカの特徴といえば、経済大国であること。 アフリカのサハラ以南の全GDPの20%を占め、アフリカ経済

          ケープタウンに存在する無自覚なバイアスと特権性について【南アフリカ🇿🇦】11/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり