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帽子着用率90%超?アフリカにある『天空の王国』とは【レソト🇱🇸】12/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり
★世界一周12ヶ国目、レソト
★滞在日数:2022年11月12日〜14日(2泊3日)
★かかった金額:¥18,162 /2人
この国旗の国を知っているだろうか。
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答えは、「レソト」。
アフリカ大陸の南部、南アフリカの中にポツンと存在する小さな国で、アフリカ最貧国の一つだ。
国旗のポイントは、
真ん中にあるマーク。
これはレソトの伝統的な帽子である。
そう、この国は帽子大好きな国で、
国民の90%は帽子をかぶっている。
といっても、伝統帽子をかぶっている人は少なく、
キャップやニット帽など、みんな今どきの帽子をかぶって生活しているのだ。
そんなユニークすぎる国、レソトの珍道中を振り返る。
◇南アから国境越えで危うく死にそうに
南アフリカのブルームフォンテーンからバスを乗り継ぎレソトへ国境越え。
これがなかなか過酷だった。
国境近くの街で降ろされ歩いてイミグレを通過し入国。
そこからマフェテンという町で乗り継ぎ1時間ほどかけてマレアレアまで行くはずが、雨で道が塞がれているやらなんやらで、予定とは違う乗り合いタクシー見たいなのに詰め込まれた。
人が集まるまで待ってようやく出発したが、バンというか3列乗用車で、一番後ろに乗り込んだものの、なんと一列目の運転席助手席と間に(なぜか)一人、3人ともベロベロではないか・・・。
ビール瓶を片手に爆音BGMに合わせて3人ノリノリに手を振り回している。
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いろんな過酷な移動をしてきたがここまで明らかに危なそうな状況は初めてだ。。
一本道で車通りもないとはいえ、ぬかるんでぼこぼこの狭い道を、酔っ払いタクシーがノロノロと進んで行き危なっかしいったらありゃしない。
しかしこの日はこの車に乗るしか目的地に辿り着けず、他に手段がない。
やむを得ない。神に祈るしかないと腹を決め、どうせ死ぬなら気づかず死のうと無理やり寝る。笑
しかし1時間くらい経っても半分も進んでいない。日の入りが近づいている。
このままでは電気も何もない街で真っ暗な中飲酒運転・・・やばすぎる・・・。
もう少し速く進んで欲しいが、ぶっ飛ばして危ないのも嫌だし、
酔っ払いを刺激するわけにもいかない、どのような言い回しで言ったら彼らが気持ちよく頑張ってくれるのか、うーん(悩悩悩)と頭を抱えていたところ、
2列目に乗っていたおそらく地元の女性もさすがに痺れを切らしたようで、何やら一列目に向かって言葉を発していた。
おそらく、ちょっと急いでとかそんな感じだろう。
今だ!と思い「宿のチェックインを18時までに済ませなければいけないんだよね・・・!」と私たちも要望を伝える。
案外運転手はご機嫌に受け取ってくれて、「あーおっけーおっけー」みたいな感じで、きもーち速くなって1時間半後ようやくなんとか暗くなる前にたどり着いた。
あーこの時ばかりは本当に疲れた。気持ちが。
堪えきれず、宿のスタッフに、
「奴らは飲酒運転してマフェテンからここまで3時間もかかったんだよ!」と言ったら
「マジ?ありえねえなそれは」と一緒に呆れて同情してくれた。
後にも先にもこれほど死を覚悟した瞬間はなかった。
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◇移動手段は馬。道なき大自然を味わう5時間の乗馬ツアー
アフリカ最貧国の一つであるレソトは、道も整備されておらず、日常の移動手段は馬だ。
マレアレアロッジでは乗馬で周辺を5時間ほどかけて巡る目玉ツアーを用意してくれる。
逆に乗馬ツアーくらいしかやることはない。
夫は昔別の国でも馬に乗ったとかで、一人で「パワー」という名の馬に乗ることに。
私は不安なのでちょっと小さい馬を、案内人にも引っ張ってもらい出発。
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最初は田んぼ道のようなところを30分くらい進むので、たいしたことない景色なのかな〜などと思っていたら、だんだんと景色がひらけていく。
天気も味方しだんだんと晴れ間が見えて来て、そこには見たこともないような、草原とクレーターのような崖と山が混ざり合ったような雄大な景色が広がっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1705838001757-BIPWbvdvxv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128355593/picture_pc_7e4e890a839eb0625944474586338272.jpg?width=1200)
ケニアからだんだんと縦断してきたアフリカ旅。
これまでは乾燥した砂漠地帯だったが、南アフリカの東側からは地図で見てもわかる通り、実は緑が広がっている。
そう、このレソトという国は「天空の王国」と呼ばれ、国土全土の平均標高が1400mという山岳国家。
ここにはまさにナミビアで見たような砂漠の絶景とは全く異なる、緑豊かで手付かずの広い広い天空の絶景が待っていた。
馬はどんなゴツゴツの岩の坂道でも力強く登っていく。
後ろでは夫がパワーの操りにたびたび苦労して「パワー、GO!」と叫んでいる。ハッ(笑顔)
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非日常すぎるレソトの日常を体験させてもらい、あたたかな絶景に包まれ、死を覚悟した行きの車の思い出を上書きされるほど、素晴らしい時間だった。
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