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先進国で生きることの「自由と不自由」について〜【チリ🇨🇱】18/54ヶ国目 | 世界一周ふりかえり
★世界一周18ヶ国目、チリ
★滞在日数:2022年12月20日〜24日、2023年1月5日〜18日(17日)
★かかった金額:¥247,127/2人
南米の南部に細長く伸びる国、チリ。
東西約170km、 南北は全長 4300kmで、世界で一番細長い国らしい。
南部は青々とした氷河と緑豊かなパタゴニア、
北部は月面のようなスケール感のアタカマ砂漠と、
国土にさまざまな特色がある。
首都のサンティアゴは大都会だ。
バスも地下鉄も上下水道も、極めてインフラが整っている。
田舎の街にいっても特に不自由がなかった。
3週間も滞在していたのに、
書きたい言葉がなかなか溢れ出してこないのは、
チリでの毎日が、旅というよりも
むしろ「日常」に近かったからなのかもしれない。
相変わらずたくさんの家族のお世話になり、
水もご飯もあって移動にも困らない、
快適で、何不自由ない生活をさせてもらった。
👱🏻♂️サンティアゴでホストしてくれた、政府機関で働くクレイジーなニコラス
👱♀️サンティアゴで家族の週末BBQに招待してくれたベレンと親戚ファミリー
👫プンタ・アレナスで大歓迎してくれたエンジニアのコンスタンツァと旦那さんとかわいい子どもたち
👩🏻🦰ビーニャ・デルマールで家族のように迎え入れてくれたフローの家族たち
👩🏻🦱サンフェリペで日系の暮らしを見せてくれた日系3世のシズカさんと娘で4世のカロリーナ
ほかにも一緒に遊んだりご飯を食べたりした友達はあげきれない。
みんな元気にしているだろうか。
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チリは中南米の中では先進国だ。
一人当たりGDPも高いし、
前述したように生活インフラが完全に整っていた。
彼らとの話題はとても興味深く、
日頃感じることの中には、「先進国らしさ」が垣間見えた。
周辺諸国からの移民が増えていること。
若者の中には教会に行かない無宗教者も増えていること。
路上販売や電車内の演奏は本来禁止されていること、
町内会で食品を出すには衛生管理の許可がいること。
実は体型を気にする文化もありルッキズムも一定存在していること。
チリの現大統領ボリッチ(2023年1月時点)は世界最年少元首であり
政治運動や学生デモを主導していたことがあること、
そういう人が選ばれ得る民主主義は良いが、完璧ではないこと。
教育レベルの高い国ならではと思える、深いトピックが多かった。
日常で感じる「制約」についての話題がでてきたことも、チリの特徴だったかもしれない。
国が育つと、統治したり、安全を確保するために、ルールができる。
路上販売の"禁止"、食品衛生の"許可"
そういったルールの話題に触れたのは久々だった。
「整っている」ことと「制約があること」は紙一重だ。
不自由のない日常があるということは、その両面が存在することを意味する。
整った日本社会で日常を生きてきた私は、
社会から課されるいろいろなルールが息苦しかった。
だから、ルールがあってないようなアジアやアフリカを旅していた時、
それはとても自由に思えた。
でも慣れてくると、整わない不便さが嫌になってきたりもする。
そうこうしているうちにチリに辿り着くと、
日本に似た整った社会の不自由のなさに感動した。
なのに、そこに存在するルールや、
時間や制約に縛られる人々の生活を知るとまた嫌になる。
とことんないものねだりだ。
しかしそうやって、日常のような非日常のような時間を
いったりきたり過ごしながら
自分の心の声に気づく時間が、とても好きだと思った。
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