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記事一覧
🍀なんなる35未来の種蒔篇(12)「世界の子ども権利かるた×インクルーシブ教育」
1)『世界の子ども権利かるた』2022年の国連勧告以来、自分の中で大きく膨らんでいる「インクルーシブ教育」に絡めながら参加した、『世界の子ども権利かるた』。このワークがとても素敵すぎた。
1⃣「一番印象に残ったかるた」と聞かれて、私は。
「ほ」 法律は子どものためにもあるんだよ。
中学生の時に日本国憲法の条文を学んで以来、ずっと考えている。近々、「その能力に応じて、ひとしく」とは何か、勉強
🍀なんなる33未来の種蒔篇(11)「ツナガル」~as a sibling~
「自分のケア経験を映画化しよう!」プロジェクトに学ぶ家族のケアをする高校生3人のケア実話を元にした短編映画『ツナガル』が完成したそうです。おめでとうございます。
私は個人的にマンガという手法を使って自分の体験をほそぼそと伝えていますが(一種のアートセラピー)、こちらは映画をとおして、誰かしらと「ツナガル」勇気をもって、一歩踏み出して大丈夫だよと背中を押してくれるような、そんな映画です。
ヤングケ
🍀なんなる30未来の種蒔篇⑽「訪問美容を見学して~みんなができる範囲で~」
eccoさんの投稿を毎回楽しみにしている。特にこの記事は心に響いて、何度も読み返している。
特にこの部分が好き。
昔とった杵柄私は「昔取った杵柄」で理容師免許を持っている。今では、家族の髪を切る程度なんだけど。
大学生の時は理容店でバイトをしていた。お客様の髪を切るにはまだまだひよっこなので、備品の用意、掃除、クロスをかける、タオルをかける、顔そりのクリームを塗る、蒸しタオルの準備をする、シ
🍀なんなる28 未来の種蒔篇⑼「学歴信仰」を手放した先に
「その能力に応じて、ひとしく」
とはなんであろうか。
私は、この条文に中学3年のときに出会ってから、今もまだ解釈の仕方に悩んでいる。
私たちの住むこの国は、果たして学歴信仰を手放せるか?学歴が幸せを決める訳ではないことをたーくさんの人たちが知っている。
「職業に貴賎なし」とはいえ、夢や志のために、最終学歴を見据えて偏差値を上げるためにひたすら努力する人もいらっしゃる。
もっと勉強したい子とゆっ
🍀なんなる26未来の種蒔篇⑻「きょうだい×インクルーシブ教育」
きょうだいとしてのわたし私は、兄の存在をとおして、たくさんの仲間とつながり、「きょうだい支援」について一緒に考えてきた。
きょうだい仲間で話題にのぼることの多い湯浅先生の絵本『みんなとおなじくできないよ 障がいのあるおとうととボクのはなし』は、お気に入りの一冊でもある。
近くの児童館で湯浅先生のお話が聞けると知り、この日を心待ちにしてきた。
湯浅先生のお話は、きょうだいとしての自身のご経験、こ
🍀なんなる25未来の種蒔篇⑺「脱・ガラパゴス化を考える」
Google先生も困惑してるガラパゴス諸島の動植物が独自に進化を遂げてきたように、島国日本は『インクルーシブ教育システム』を独自に作り出し、多様な教育の場(特別支援教育)を発展させるというロジックを補完させてしまったかのように見える。
Googleで「インクルーシブ教育」で検索をかけても、「(欧米の)インクルーシブ教育」と「(日本の)インクルーシブ教育システム」が一緒にヒット。
Google先生
🍀なんなる22未来の種蒔篇(6)「バザーリア氏に学ぶ、未来へ笑顔の種まき方法」
イタリアの精神保健改革を実現したバザーリア氏についての本イタリアのフルインクルーシブ教育について発信を続けている大内紀彦氏が関わられた2冊の訳書を入手した。おおお!あの「ルポ・精神病棟」の大熊一夫氏のお名前も!
私のお兄ちゃんをとおして垣間見た、日本の精神医療保健福祉行政の現状イタリア映画「むかしMattoの町があった」「人生ここにあり!」を鑑賞したのは10年くらい前(2015頃)だろうか。未診
🍀なんなる18未来の種蒔篇(5)「許し許され」
早いものでもう12月。2024(令和5)年、インクルーシブ教育について思考を重ねるためnoteを再開して半年が過ぎたが、気づけばeccoさんという方の投稿記事を毎回楽しみにしている。
質の高い医療や看護、介護は、私は望まない2065(令和47)年には約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上になると予測されている(令和4年版高齢社会白書)。私はヤングケアラーだった頃から、前頭葉損
🍀なんなる14未来の種蒔篇(4)「木村英子国会議員にうかがう『なぜインクルーシブ教育でないとだめなのか』を拝聴して」
気持ちを伝える「勇気」木村先生は高校生のときに、通常学校との交流について、「(最初からわけられた状態で)一日のほんの少しの時間の交流で深め合うことはできない」「最初からわけずに共に過ごすのがいい」という内容のお手紙を送ったとのこと。
奇しくも前回の投稿(なんとかなるさ13)で「交流」について私個人の経験からの思いを述べたが、根本的なところで同じである。
当時の私はそのことを大人に訴える勇気がなか
🍀なんなる12 未来の種蒔篇(3)「笑顔はみんなおなんじ」
かがくいさんは、養護学校義務制が始まった頃に教員生活をスタートさせ、28年間、知的障がいや重度重複障がいのお子さんたちと向き合ってきた。
目の前にいる子どもたちを笑顔にしたい。その思いが「だるまさん」シリーズなど珠玉の作品を生み出したことを知った。
そして、かがくいさんは、知的障がいの姉がいるきょうだいでもあった。
人の内面もまたカラフルなのだ。
🍀なんなる11未来の種蒔篇(2)「えんがおのごちゃまぜ」から学ぶ
ごちゃまぜな地域社会お盆休暇を利用して、とある地域でたいへん貴重な機会を得た。
Roots4とえんがおのコラボ企画である。
Roots4(作業療法士4人が団結)が地域に開かれたえんがおという場所で、地域に根ざしたメンタルヘルス情報を私たちに発信してくださってる。
今回、参加したのはこのお題のワークショップ。
参加者は、リハビリ専門職、相談支援員、学生など多岐に渡り、みんなで一緒にワイワイ取り
🍀なんなる07未来の種蒔篇⑴「ちょっとずつ、ちょっとずつ」
インクルーシブ教育は泡沫(うたかた)の夢かごちゃまぜな環境で育ってきた私は、日本という国の学校教育システムについて、もやもやした思いを抱えてききました(「なんとかなるさ06 古傷の発信」参照)。
2022年の国連の勧告は、私の周囲では思ったほど話題になりませんでした。
・・・・・・・やはり、日本ではまだまだ絵空事かもしれない。
いったん諦めかけました。
しかし、この春、心が揺さぶられる記事に出
🍀なんなる06未来の種蒔篇⓪「古傷の発信」
「学歴に頼らなくても自分の可能性は決して潰れないよ!」私は古傷があります。
「教科書をもらえなかった」という傷です。
もし当時の友達でこれを見て、不快な思いをさせてしまったらごめんなさい。
分離教育 ーそこは学校ではなく、単に聞こえない子を囲う場ー
3歳になる直前、予防接種後の高熱で聴覚を失った私は、地元の幼稚園に入学することはできませんでした。
周りの大人たちが「聞こえない子は聾学校へ」と