【読書】『井筒俊彦 叡智の哲学』 若松英輔 著 慶應義塾大学出版会 2011年
以前『意味の深みへ』について書いた時に井筒俊彦先生(なぜ先生をつけるかは『意味の深み』に書いた)のことを知るために気になっていた本書を手にとった。
およそ20年前に井筒先生の『意識と本質』という本を読んだがほとんど理解できず、『意味の深みへ』を読み、やっと入り口にとたどり着いた感じがした。僕のマイブームは井筒先生なのである。井筒先生の経歴はWikipediaなどでわかるが、どのような人であったかを知りたかった。自伝があれば読めばいいのだろうけど、他人が書いた評伝の方がわかりや