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サピエンスは「自分の知りえないことまで話す」のにちょっと熟練しすぎている〜顕示的自然保護とその隠れた動機。 #ULPR ⑷ | エボサイマガジン


" だが、奇妙だ。それほどまでに重要な動機を、わたしたちは、なぜはっきりと自覚していないのだろう? 生物学によれば、わたしたち人間は競争する社会的動物であり、そのような生物に求められるすべての本能を有している。そして意識することは有利に働く────だからこそ発達してきたのだ。 "

" ならば、心の奥底にある生物学的な動機についてもむしろ"意識過剰"であるほうが理にかなっているのではないだろうか?それにもかかわらず、ほとんどの場合、わたしたちはほとんど故意とも言えるほどそれらに気づいていないように思われる。 "

" わたしたちは自分の精神のなかにあるこうした動機をまったく感知できないわけではない。そこにあることはわかっている。けれどもそれは自分を不安な気持ちにさせる。そこで精神的に尻込みするのだ。 "

K.Simler & R.Hanson 2018 ー『The Elephant in the Brain:Hidden Motives in Everyday Life / 邦題:人が自分をだます理由────自己欺瞞の進化心理学』より )


・前回からの続き(読まれてない方はまずはこちらから)




# プリウスを人びとが買ったほんとうの理由:われわれは自分の行動の理由(わけ)に無自覚なのか


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────さて、それでは、“Hidden Motives/隠れた生物学的動機” が潜んでいるかもしれない場所を、もっと探っていくことにしよう。

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【「サピエンスの心と行動のロジックを隠れた生物学的動機から読み解くマガジン。進化心理学のフォースを身につければ、世界が変わって見えてくる。】

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