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サッカーを学ぶ

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サッカーについて考察しております。主に統計的手法。そして、法学・社会学的手法を用いております。また、ゲーム理論を用いた分析もいずれは行いたいと思います。
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記事一覧

攻撃効率とは何か。グラフとして「可視化」する。ゴール期待値の図は間違った理解を与える。大事なのは、空白の部分である。

攻撃効率とは何か。グラフとして「可視化」する。ゴール期待値の図は間違った理解を与える。大事なのは、空白の部分である。

なぜ、私が「攻撃効率」を言い出したか。簡単に可視化することでざっくりと説明する。まずは、次の図を見てほしい。本日、行われた浦和ー広島のゴール期待値の図である。

これは、SPORTERIAというサイトが発表しているものである。チームが分かりそうなところは消した。

さて、あなたがこの試合のスコアが3−0だったと聞いた。対戦相手は知らないとする。紫色の領域と赤色の領域があるが、どちらを3得点のチーム

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神戸戦、広島戦 優勝争いをレビューする。試論⑤やはり、広島の失速の理由は「攻撃効率」の低下にあった。

神戸戦、広島戦 優勝争いをレビューする。試論⑤やはり、広島の失速の理由は「攻撃効率」の低下にあった。


東京V×神戸戦レビュー

まずは、東京ヴェルディ×ヴィッセル神戸戦をレビューしよう。神戸が試合開始6分、早々に先制点を入れた。その後は試合をスローダウンさせ、東京もなかなかリズムを上げれなかった、前半は非常にスローな試合だった。後半、神戸も攻めに出ることは少なく、東京はボールを握るもチャンスを作り出せなかった。東京ヴェルディは70分過ぎから選手を交代し、得意とする試合終盤76分からアディショナル

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サッカーに「効率」という概念を取り入れる試論④ー素直な東京V、理不尽な神戸、牙を抜かれた浦和、矢を折られた広島

サッカーに「効率」という概念を取り入れる試論④ー素直な東京V、理不尽な神戸、牙を抜かれた浦和、矢を折られた広島

サッカーに「効率」という概念を導入してはどうか、というのが私の提案であった。そこで、「ゴール期待値」に着目した。当たり前だが、サッカーの勝敗は、シュート数でもパス数でもポゼッション率ででも決まらない。ゴール数で決まる。

しかし、いくら「ゴール期待値」が高くても得点が入っていない試合もある。逆もしかりである。

「ゴール期待値」は平均的な選手のシュート成功率である。しからば、1試合通算のチーム「ゴ

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鹿島×名古屋戦をプレビュー「効率」をサッカーに導入する試論③。鹿島の守備と名古屋の攻撃の勝負になる

鹿島×名古屋戦をプレビュー「効率」をサッカーに導入する試論③。鹿島の守備と名古屋の攻撃の勝負になる

本日の試合について、ビッグネーム同士のマッチ「鹿島×名古屋」があるので、「攻撃効率」、「守備効率」、「総合効率」をあげておこう。まずは、鹿島。

ご覧になれば分かるように、見事にデータが試合結果を表していると思う。すなわち、「総合効率」通りの結果が出ているのである。緑の棒グラフに着目してほしい。また、この3戦は「守備効率」が安定していることが分かると思う。守備はいいので、あとは攻撃次第である。

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「効率」という概念をサッカーに導入する試論②ー「攻撃効率」、「守備効率」から分かるチーム力。広島、町田の場合

「効率」という概念をサッカーに導入する試論②ー「攻撃効率」、「守備効率」から分かるチーム力。広島、町田の場合

サッカーに「効率」という概念を導入しようというのが、前回の記事であった。そこで、「攻撃効率」と「守備効率」というものを考えてみた。

「攻撃効率」というものは、「ゴール期待値」を上回る攻撃ができたか、という指標である。逆に「守備効率」というものは、相手に対して「ゴール期待値」を下回らせる守備ができたか、という指標である。

ややこしいと思う方は試合後のスタッツでは分からない。「いい攻撃ができている

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なぜ、広島は湘南に負けたのかー 1−0では試合は終わらない。2点目を積極的に取りに行くべきである。

なぜ、広島は湘南に負けたのかー 1−0では試合は終わらない。2点目を積極的に取りに行くべきである。

上の記事では、行動経済学の「フレーミング」、「損失回避バイアス」を用いて優勝争いを分析しようと試みたが、結果として神戸も広島も敗北を喫したため、尻すぼみになってしまった。広島側のコメントもさまざま探したのだが、どのような心理状態で戦っていたか、結局は分からなかった。

神戸が負けた場合、広島が楽に勝つという思い込みで記事を書いていたのが私の間違いであった。私にも「認知バイアス」がかかっていたのだろ

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試論①「効率」という概念をサッカー導入してみる。

試論①「効率」という概念をサッカー導入してみる。

ようやくJリーグが再開された。もうスケジュールについて文句は言わないことにする。しかし、これだけリーグ戦が寸断されると、大きくJリーグを俯瞰できなくなってしまった。そこで、これからは思いついたトピックについて、短い記事を書いていくことにする。

と言いつつも、いきなり大きなトピックを取り上げる。それは、サッカー界に浸透しつつある「エクスペクテッド・ゴール」である。日本語では、「ゴール期待値」と訳さ

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マン・シティー「降格」の危機①訂正版ーリーグが訴えている内容は?そして、その波紋は?プレミアリーグ対マンチェスター・シティー序章

マン・シティー「降格」の危機①訂正版ーリーグが訴えている内容は?そして、その波紋は?プレミアリーグ対マンチェスター・シティー序章

(様々な記事、文献を読んでいるとこれはかなり根が深い問題であると感じた。最も古い案件は2009年である。EPL側の主張が正しければ、シティーの近年の成功は違法行為の上に築かれていったことになる。この間に、シティーは数々のタイトルを取っているので、その不正行為の被害にあったと思うクラブはかなりの数になるだろう。)訂正版では、今、分かる範囲の間違いを簡単に訂正する。この問題は、かなり大きな話なので連載

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批評:『UNTOLD ホープ・ソロ対アメリカサッカー』、NETFLIXオリジナル、2024年

批評:『UNTOLD ホープ・ソロ対アメリカサッカー』、NETFLIXオリジナル、2024年

本作は、アメリカ女子サッカー史上最高のゴールキーパー、ホープ・ソロのサッカーキャリアを振り返った傑作である。これまで、何作かNETFLIXのUNTOLDシリーズを紹介してきたが、本作が一番面白いと思う。

ホープ・ソロは、2000年よりアメリカ代表に召集されるようになり、2005年から2015年W杯まで、アメリカ代表の正ゴールキーパーとしてゴールを守った。プロとしては、202試合に出場し100点し

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マンCに30P剥奪の可能性ーこの秋の重大な訴訟、プレミアリーグとUEFAの違い。ファイナンシャルフェアプレーとは。プレミアリーグと「お金」①

マンCに30P剥奪の可能性ーこの秋の重大な訴訟、プレミアリーグとUEFAの違い。ファイナンシャルフェアプレーとは。プレミアリーグと「お金」①

2024年の秋に始まる、マンCとPL(プレミアリーグ)の重要な訴訟な訴訟をご存じであろうか。判決次第では、マンCは今季30ポイント剥奪される可能性があるという。

まず、マンCが違反したとされる規則は、UEFAの規則であるFFPではなく、プレミアリーグの規則(PSR)である。昨年のエヴァートンが10ポイント剥奪された根拠もこのPSRである。

PSRは、Profit and Sustainabil

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乱世のJリーグ②ー第27節レビュー、飛躍する広島、町田の立ち直り、痛み分けの神戸とG大阪、中団はかつてない混戦、柏の大きな勝利

乱世のJリーグ②ー第27節レビュー、飛躍する広島、町田の立ち直り、痛み分けの神戸とG大阪、中団はかつてない混戦、柏の大きな勝利

まずは、上位5チームである。町田、鹿島は対照的な結果となった。鹿島は得意とするホームで勝てなかった。それに対して、町田は苦手なホームで完勝した。これにより、町田は立ち直しを図れたように見れる。

広島は、絶好調である。怒涛の5連勝。どこがこれを止めるだろうか。神戸×G大阪の直接対決(勝点差3以内で行われる試合)は痛み分けとなった。ただし、神戸はこれで上位との対戦を全て終えた。ここからは、上位が落ち

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第27節展望。乱世のJリーグ、かつてない混戦だ。各チームを寸評。「優勝争い、中団と降格争いの肉薄」

第27節展望。乱世のJリーグ、かつてない混戦だ。各チームを寸評。「優勝争い、中団と降格争いの肉薄」

Jリーグは、かつてない混戦だ。優勝争いでは、町田が独走すると思われたがここ2戦でつまづいた。中団では、6位のセレッソから14位の新潟まで勝点6差である。また、降格争いでは10位の川﨑まで巻き込まれる可能性がある(下貼の記事に書いた。参照してください。)

本記事では、「戦績表」を使って、第27節、各チームに何が掛かっているかを考えたい。まずは、「戦績表」であるが、1点だけでいいので頭の片隅に入れて

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Jリーグ優勝争いーあなたはホームとアウェイどちらに観に行きますか、ホーム&アウェイ上位5チームの強さを分析、町田、鹿島、広島、G大阪、神戸

Jリーグ優勝争いーあなたはホームとアウェイどちらに観に行きますか、ホーム&アウェイ上位5チームの強さを分析、町田、鹿島、広島、G大阪、神戸

さて、ここでは簡単な思考実験をしてみたい。あなたが、サポートするクラブからフリーチケットをもらうとするならば、ホームとアウェイ、どちらのチケットが欲しいのか。

人それぞれに、好き嫌いがある。スタジアムグルメが目的の人もいるであろうし、サッカーが観やすい専用スタジアムに行きたいという人もいるであろう。また、アウェイだと遠くて行けないという人もいるであろう。

ただ、サポーターなら応援しているチーム

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Jリーグはかつてない混戦だ。ー過去の順位表(2022年)と比較し、優勝のための勝点を推測する。

Jリーグはかつてない混戦だ。ー過去の順位表(2022年)と比較し、優勝のための勝点を推測する。

今年のJ1リーグは、かつてない程の混戦である。5位のヴィッセル神戸まで優勝の可能性がある。はたまた、10位の川﨑Fまで降格の可能性がある。私も色々モデルを作ろうとしているが、たびたび失敗している。

そこで、第26節時点で、過去のシーズンから、最も似た順位表、すなわち混戦だった年の順位表を探してみたすると、2022年の順位表に行き当たった。以下、見てみよう。

まず、断らなければならないのが、20

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