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ショートショート小説

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1話完結の、ショートショート小説を集めました。現代小説からファンタジー、ミステリーやホラーまで、幅広いジャンルを揃えています。
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#短編小説

超ショートショート 引き継がれた記憶

 一番星が弾けた。  砕けた破片が二番星にあたって、火山が噴火。そうして発生した溶岩がミ…

草方良月
4年前
4

ショートショート 紅と蒼

 路上や街中で、ふと猫を目にしたとき――。  紅を思い出すことがある。  幼い頃の私を救っ…

草方良月
4年前
26

ショートショート ルビー色の思い出

「長い間、ほんとうにご苦労さま」  そう言って、絹代は私の肩に手を置いた。ともに歩んだ30…

草方良月
4年前
3

ショートショート その男を見てはいけない

 初めてそれを見たのは、ある金曜の夜だった。  明日から休日。気持ちが弾んで、いつもとは…

草方良月
4年前
5

ショートショート マスクの下で、ときめいて

 通学路を歩く他の生徒の数が増えるにしたがって、私の胸もどきどきしてきた。  長期間の休…

草方良月
4年前
5

ショートショート 光と音の恐演

 佐奈には、今のマンションでどうしても苦手な場所があった。  それは、1階にあるごみ捨て場…

草方良月
4年前
6

ショートショート トートーさんの由来

 トートーさん。  それが、彼のあだ名だった。  理由は分からない。でも、みんなが彼をトートーさんと言う。  本名は佐藤純也。  佐藤にも、純也にも結びつかない『トートー』というあだ名が、一体何に由来するのかーー。  いつだったか、彼に尋ねたことがある。 「ねえ、トートーさんて、何でトートーさんて呼ばれてるんですか?」  その時の彼の顔を、僕は今でも忘れない。  それは、まさに憤怒の形相。  眉を吊り上げ、肩をいからせ顔全体が上気した、怒りと屈辱が入り混じった表情。  僕は

ショートショート 誠くんの失敗……?

 眩しい朝日が差し込むオフィスの中、誠は、パソコンの前で呆然自失としていた。  ああ、ま…

草方良月
4年前

ショートショート 百発百中の真相

 (念のため……)とその傘を持って出かけると、必ず雨が降った。  パラパラとした小雨や時雨…

草方良月
4年前
5

ショートショート 魔法の正体

 土曜の深夜、遅くまで起きて、ダラダラとテレビを見ていたときだった。さすがに夜の三時とも…

草方良月
4年前
6

ショートショート 本当の親友 ~男泣きに暮れた夜~

「よく言うだろ……。『逃した魚は大きかった』て」  どうしようもない感情を、あてもなく放…

草方良月
4年前
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ショートショート 幸福の実のなる木

 その木になる実を食べた人は、幸せになる――。  噂は人々の口から口へと伝わり、いつしか…

草方良月
4年前
3

ショートショート ライフタイマー

「これ、使いなよ?」  そう言って差し出された、卓也の手に握られていたものが目に入ったと…

草方良月
4年前
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