娘の英検の試験の付き添いのため会場である関西大学の千里山キャンパスに来ている。 阪急の関大前駅からすぐの坂の上にいくつかの校舎や建物が配置されていて、古すぎず新し過ぎず、落ち着いたとても良いキャンパスだと思う。 数学が苦手なので私立文系狙いの娘も出来れば関大目指してほしいところ‥ 自分が長崎に生まれ育ったので、大学といえば、長崎大学くらいしか身近に感じられるところがなかった。公立の小中高と通ったこともあり、地方の高校は(今は違うと思うが)30年ほど前だと、長崎大学かその
営業担当得意先を別の営業に引き継ぐことは営業の仕事としてよくあることであり、4年前にマネージャーになった時におよそのお得意先は部下に引き継いだものの、一社なかなか引き継ぎできなかったお得意先がある。 とはいえいつまでも自分が今の部署に居るわけではないので引き継ぎを進めているのだけど、これがなかなか難しい。 このお得意先は13年担当しており、引き継ぎを受けた当時は当社のシェアが4割程度であったところ、いろいろ評価いただき今のシェアは9割程度に増え、先方自身の成長もあり、取引
月末に部下の女性の結婚式に呼ばれていて、乾杯の音頭を頼まれてしまった。こういう役割を任せられるのが初めてなので緊張するのだけど、練習は裏切らないので、しっかり練習して臨みたいと思い、文面を考えてみた。 ただいまご紹介にあずかりました新婦の上司の〇〇と申します。 はなはだ僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。 〇〇さん、〇〇さん 並びに両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。 新婦の〇〇さんとは、〇〇さんが入社し、そして初配属された2020年からの付
職種が営業職ということもあり、お客さんとの会食は週に2回はある。いわゆる接待というやつだ。自分がいる業界がBtoB業界であり、広告費のようなお金を使って販促をすることがほとんどないこともあり、販促費としての接待費の予算は多いほうだと思う。 ひと昔はどれだけ接待をして、汚い表現をすると、どれだけ買い手のお客さんとズブズブの関係を築けるか?が営業に一番求められるスキルであり、それにより売り上げの成績も左右されることが多かった。 ただ、企業も適正なガバナンスが求められる昨今、買
中2の娘が将来美術を学びたい、ということで、絵の塾に通い始めた。 近所にも絵の塾はあるにはあるのだけど、どちらかというと「絵の教室」という類のところか、ちょっと名前は通っているらしい年配の男性が個人でやっているようなところしかなく、もう少し、地元以外の、同じような意識を持った同年代の子が広く集まるようなところが良いなぁと思い、電車で通えるところを探して、体験入塾をしてみたところ、とても良いところがあり、先月から通っている。 毎週土曜日の午後に2時間半。中2なので1人で行け
営業職なので、お客さんとご飯をご一緒させていただく機会は多い。いわゆる接待というやつだ。 接待はお客さんに喜んでもらい、喜んでもらうことで仲良くなること、仲良くなることで、そのお客さんと一緒に良い仕事が出来るようになることが目的である。 一般的には、18時半か19時くらいにご飯をご一緒させていただき、お客さんの好みに応じて、ラウンジやスナッククラブなどの、いわゆる2軒目に行き、23時頃にお開きになるのが定番コースだ。 しかし、それはあくまで定番であり、目的を満たせばどん
大阪に住んでもうすぐ20年になる。 生まれた長崎で18年 大学で住んだ福岡で5年(4年+1年‥)、最初の配属地の香川で7年なので、人生の中で最も長く住んだ土地になってしまった。 大阪本社の会社に入ったのでいずれは大阪に住む可能性も考えてはいたものの、ここまで長くなるとは思わなかった。娘なんて完全に関西弁しか喋れない、どネイティブの大阪の子になってしまった。 大阪に来る前の印象は、ウルフルズの『大阪ストラット』の印象しかないくらいで、こんな街で営業としてやっていけるのだろ
ビジネス書はほとんど読まないのだけど、最近ちょっとだけハマりつつある。 今日は書店の新刊コーナーで手に取ったこの本を読んだ。 『社長の言葉はなぜ届かないのか?経営者のための情報発信入門』 もちろん経営者でもなければ、“社長の言葉を届ける仕事”でもないただの営業なので、実用的では無いのだけれど、とても面白かった。 今の時代、法人格としての企業の発信力には限界があり、ヒト(採用)、モノ(商品、営業)、カネ(資金調達)を効率よく充実させていくためには経営者が自分の名前で、特
ノーベル文学賞を韓国のハン•ガンが受賞した。 ハン•ガンは、だいぶ前に『菜食主義者』を読んだきりだったけれど、この『菜食主義者』は、読んだあとに頭の中にしばらく居座って離れなかったくらい重たい小説だった。 内容は3つの連作短編集で、Amazonから抜粋したあらすじは以下の通り。 “ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜
今日からスーツの下に着るワイシャツを長袖にした。 夏場は半袖のワイシャツで、スーツも上着は着ない、という形だったのだけど、ようやく涼しくなり、長袖の季節がようやく訪れた。 半袖のワイシャツは今でこそ普通だけど、会社に入った25年前くらいはスーツのワイシャツは長袖が基本だし、半袖はマナー違反とも教えられた。 最近では気候の亜熱帯化や、命の危険を伴う熱中症のリスクをいろいろなところで意識させられることもあり、半袖の許容度は格段に上がり、マナー違反という話も全く聞かなくなった
秋が急にやってきた。 「最近の気候は夏と冬しかあらしまへんな」「そうでんな」(誇張した関西弁) というやり取りを今年の夏もたくさん聞いたし、言った気もする。 (あらしまへん、もそうでんな、もさすがにネイティブではないので言えない。ネイティブでもよほどの人しか言ってないかもしれない‥) 先週も言った気がするが、秋は訪れた。 今日は京都にも居たので、余計に秋を感じたのかもしれないし、自ら感じに行ったのかもしれない。 秋といえば故郷の長崎では長崎くんちというお祭りが10月7日
『セールス・イネーブルメントの教科書』を読んだ。 セールス・イネーブルメントとは、営業から属人性を排除するための組織的な営みのこと。 弊社の営業なんて「それしかない」くらいに属人性に満ちており、現状、属人性の排除と対極にある。 「属人性」とはその名の通り、その人にしか属さない、ということだけど、これまでは、そのことが営業のやりがいだったり、価値にもなっていたと思う。そこには醍醐味とか、成果も付随してくるから、属人性の排除を目指すことはとても勇気のいること、になる。 た
映画は特に邦画、洋画、ジャンル等決めずに観ているのだけど、特にこの1か月で観た邦画の2つが素晴らしかった。 ひとつは『ナミビアの砂漠』と、もう一つは『ぼくのお日さま』 『ナミビアの砂漠』は河合優実という俳優の所作の美しさと、それを効果的に撮るカメラワークやカット割りのうまさが観ていてゾクゾクするほどで、まるでアクション映画のようでもあった。そして、撮る人、撮られる人との間で完全な信頼関係のもと迷いなく撮られている、必然性のかたまりに触れるような映画だった。 『ぼくのお日