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ビジネス書

ビジネス書はほとんど読まないのだけど、最近ちょっとだけハマりつつある。


今日は書店の新刊コーナーで手に取ったこの本を読んだ。

『社長の言葉はなぜ届かないのか?経営者のための情報発信入門』

もちろん経営者でもなければ、“社長の言葉を届ける仕事”でもないただの営業なので、実用的では無いのだけれど、とても面白かった。

今の時代、法人格としての企業の発信力には限界があり、ヒト(採用)、モノ(商品、営業)、カネ(資金調達)を効率よく充実させていくためには経営者が自分の名前で、特にSNSで発信すべきであり、それが特に成熟した大企業でも必要なことになってきている。そして発信すべきは「情報」ではなく「コンテンツ」である。

ざっくり言うとそんな内容だった。

題に書かれている「経営者」向けでもあるけれど、実用的には広報部門の人向けかもしれない。

「個人の名前でコンテンツを発信していくこと」は、勇気のいること、リスクのあることかもしれないけど、なるべく多くの人が自分のことや自分の考えを知ってくれている、というのは、安心なことでもあり、リスク回避にもなる。これだけ発信の手段に溢れた世の中ではそれをしないことは逆にリスクにもなる。

営業という仕事だってそうかもしれない。お客さんに対してはもちろん、社内に対しても、自分がどんな人間で、どんなことを考えているか?どんなことを大切にしているか?を発信することはとても大切であり、必要不可欠なスキルになるのだと思う。

ビジネス書を読むと、日頃何となくわかっているつもりでそのままにしているあらゆる情報、考えが、読んでいるうちに頭の中で体系的に整理されて腹落ちしていく快感がある。

小説を読む興奮ももちろん貴重だけど、ビジネス書を読むことで得られる興奮もまた読書の醍醐味だなぁと思う。

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