
- 運営しているクリエイター
#邦楽
Babymetal 4thアルバム『The Other One』レビュー
2010年代を代表するメタルアクト、Babymetalの5年ぶりのニューアルバム「The Other One」がリリースされました。アルバムレビューを書きつつ、このアルバムを現代メタルシーンの中に位置づけていきたいと思います。
Babymetalのメタル史における位置づけについて考察したことがあります(→関連記事)。結論としては「2010年代を代表するメタルアクト」でした。2010年代に出てきた
Loudness / SUNBURST~我武者羅
総合評価 ★★★★★
今年最後のレビューはこちら。素晴らしい、ジャパニーズメタルの総帥、オリジネイターたる自負と気概を感じる見事な新作。40周年、29作目にして初の2枚組。魂のこもった凄味とどこか未だ粗削りな初期衝動が同居する唯一無二の世界観。これだけベテランなのにコンスタントにアルバムを出し続けるのは日本市場の特異性もあるだろうし、本人たちのストイックさもあるのだろう。コンスタントに出す、とい
Damian Hamada's Creatures / 魔界美術館
聖飢魔Ⅱの創始者にして地獄の皇太子、現在は地獄の大魔王たるダミアン浜田陛下の新プロジェクト、DHC(Damian Hamada’sCreatures)。昨年リリースされたミニアルバム2作から1年を待たず、フルアルバムの登場です。本作は陛下がソロアルバムなどで発表した過去曲をDHCでリレコーディングしたもの。DHCはもともとプログレッシブロックバンドとして活動していた(元人間椅子のDr、後藤マスヒロ
もっとみる筋肉少女帯 / 君だけが憶えている映画
筋肉少女帯。1982年に結成され、日本のインディーズレーベルで存在感を発揮したナゴムレコードからデビュー。先鋭的な音楽性と特異なキャラクターながら80年代後半からのバンドブームに乗ってメジャーデビューし、武道館公演を行うまでのバンドに。ボーカルの大槻ケンヂはお茶の間の人気者となり、各種ラジオパーソナリティや、一時期はTV番組のMCも務めていました。そんな彼らも活動休止~再活動を経て、現在も活発に活
もっとみるOfficial髭男dism / Editorial
邦楽ウィーク5日目。今を時めくOfficial髭男dism(ヒゲダン)の「Editorial」を聴いてみます。名前は当然知っていますが、きちんと聴くのは初めて。
Official髭男dism(オフィシャルひげだんディズム、英: Official HIGE DANdism)は、日本の4人組バンド。2012年に大学のサークル仲間を中心に結成され、2015年にインディーズデビュー。2018年、イン
Grapevine / 新しい果実
邦楽週間3日目はGrapevine(グレイプバイン)。1993年結成、1997年デビューの大阪出身のバンドです。現在のメンバーは3名で、ボーカル・ギター・田中和将、ギター・西川弘剛、ドラムス・亀井亨の3人組。田中と亀井の両名がそれぞれ曲を書く、メインソングライターが2名いるバンドです(西川も作曲に参加することはある)。ドラマーがメインソングライターの一人というのも少し珍しいですね。デビュー当時
mekakushe / 光みたいにすすみたい
邦楽ウィーク2日目。今日聴くのはmekakushe(メカクシー)の「光みたいにすすみたい」です。mekakusheは1995年7月26日 生まれの日本の女性シンガーソングライター。もともと”ヒロネちゃん”という名前でSoundcloudで楽曲発表をしており、2015年にはヒロネちゃん名義でのデビューアルバム「君の死因になりたいな」をリリース。本作はmekakushe名義で発表される初のフルアル
betcover!! / 時間
今週は邦楽強化週間、邦楽を聴いていこうと思います。たまたま「今後聴きたいリスト(集中して聴けるのは1日1枚なので、いいなと思ったアルバムはとりあえずリストに入れています)」を見たら邦楽が溜まっていたので、今週は続けて邦楽を聴いてみることにしました。第一弾はbetcover!!の時間。
betcover!!は1999年生まれ、東京都・多摩地区出身のヤナセジロウのプロジェクトです。本作は3枚目の