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物語

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僕らはみんな生きている、そして、それぞれの物語がある。
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#読書記録

マックの物語(16)

マックの物語(16)

「7月は1ヶ月休みます」
という連絡を受けて1ヶ月が過ぎた。

先週末、
マックのお母さんからお手紙をいただきました。

マックはその後、完璧に不登校に逆戻りしていしまい
7月は1日も登校できなかったようです。

それでも
読書教室のことは気になるらしく、
時々お母さんにも「8月からは行こうと思う・・・」
というようなニュアンスのことを
時々、言ったりしていたそうです。

そんな
7月の終わりに通

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マックの物語(15)

マックの物語(15)

しばらくマックの物語が書けませんでした・・・
これで最後になるかもしれません。

マックは今休んでいます。

14回でお話した後、
マックは元気に回復していった。

約束した歴史シリーズを順調に終了。
「織田信長」
「武田信玄」
「坂本竜馬」
「徳川家康」
のはずだった・・・

話も明るく力強くなった、
マックは、実は麻雀が大好きで
昔はよく家族で楽しんだこともあると
話してくれた。

僕も麻雀は

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マックの物語(14)

マックの物語(14)

マックはひどく疲れていた。
「俺はもう世界一の無気力星人一号だ」光線を
体全体から発している。

髪も伸びてしまい
眼鏡を覆っている。

初めて会った時のマックだ・・・

「お~久しぶり~
元気だったか~」
必要以上に明るい僕、

「・・・」
二ヶ月前に逆戻りか・・・

「ゴールデンウィークは何やってたの?」
少し元気に聞きすぎた?

「ええ、まあ・・・」

「何、どこか行ったの?」

「外には絶

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マックの物語(13)

マックの物語(13)

5月13日(日)ゴールデンウィーク明けは
子どもたちが土産や土産話をたくさん
持ってくる。

だから結構忙しい。

雅(まさ)はお父さんと富士山に登った、
「あんなにゴミが多いから世界遺産に登録されない
んだよ!!」と怒りをこめて僕に伝えた。

僕も以前テレビで見たことがある、
平気でゴミを捨ててゆく人が相当数いる。
その大半が日本人だという、恥ずかしいというか
悲しい。雅の言うとおり世界遺産どこ

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マックの物語(12)

マックの物語(12)

4月29日(日)、5月6日(日)マックは両日欠席した。
理由は腹痛、お母さんの話だとほとんど毎日家の中で
ゴロゴロしているようだ。

学校という唯一の外部とのつながりが
途切れ、毎日の生活のリズムもなくなり、
心地よく逃げ込める自分の部屋に戻って行ってしまった。

読書教室にだけは来て欲しかったが、
マックはまだ、そこまで
力が回復していなかった。

その後もお母さんから何度か
電話をもらった。

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マックの物語(11)

マックの物語(11)

マックは坂本竜馬の前半を読んで
色々な感想を僕に嬉しそうに話した。

読んだ本について
こういう風に一生懸命話すのは初めてだ。

竜馬が要求した賠償額の正確な金額や
修行した道場の名前などを正確に記憶していたのには
少し驚いた。

「おい、すごいじゃないか!
ふつうは正確な金額まで覚えられないぞ。
もう、読書の方法が分かったんだな!」
正直驚いた、

「ええ・・・まあ・・・、数学的なことや
ゲーム

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マックの物語(10)

マックの物語(10)

4月22日(日)(*この物語は2007年の実話です)

マックの読書記録

本のタイトル:坂本竜馬
作者:砂田弘
ページ:8-96ページ
倍速:2→2.5→3.0
感想:人は変わるもんだと思った。

マックはマンガ本すら読むのが
おっくうな人間だった、

だから文字だけの本などは
親からすすめられても
1ページを読み終わらないうちに
眠くなったという。

マックの書いた感想、
「人は変わるもんだと

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マックの物語(9)

マックの物語(9)

いつもご愛読いただき
本当にありがとうございます。

私のつたない文章にお付き合いいただき
ありがたく御礼申し上げます、嬉しいです。

最初はマックのことを5回くらいの
完結で紹介しようと思ったのですが、
毎回予想外に多くの皆様にご愛読いただいているのを
いいことに調子にのって

少し長く連載を続けてしまいました。

マックは毎週着実に変化をとげています、
私自身彼がどうなるのか?分かりません。

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マックの物語(8)

マックの物語(8)

ひー子の涙は解決。
読書を終えたひー子はいつもの彼女に戻っていた。

「さよ~なら~」僕の肩をたたき、
マックにも手を振り「さようなら」と声をかける。
マックの優しさがひー子にも伝わったのかな?

声をかけられたマックは・・・
直立不動、直角に深々とおじぎ、
「ど・・・どうも・・・」
おい、おい名門の野球部じゃないんだからさ、

でも、そういうマックが

僕は嫌いじゃない。

さて、マックの読書だ

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マックの物語(7)

マックの物語(7)

4月15日(日)また、また快晴。

日曜日はマックの他にも個性的な子どもたちが
たくさんやってくる。(と言うか子どもたちは本来、皆
独特の強い個性を持っているのだが、回りの大人が
ワクにはめこんでその個性をそぎ落としているのでは
ないだろうか?と、最近は思う。)

竜のシャツを着た、ちょいワル美士は先週マックとご対面、
翔一は「人生なんてそんなもんですから、
僕にはどうせ無理ですよ・・・」が口癖の

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マックの物語(6)

マックの物語(6)

この読書教室は学習教室、環境教育、
NPO活動も兼ねている。
だから色々な人が出入りしている、
子どもは小学二年生の公立小学校の女の子から
有名女子私立小学校、公立の中高生、来年有名私大を目指す
受験生などなど様々だ。

そして、大人は講師とかサポーターとか
近所のカメラマンとかギターリストとか
色々です。

今日は昔パプアニューギニアで現地の子どもたちに
英語を教えていた金(かね)さんが指導に来

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