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Yasutoshi Furuhashi
2019年8月26日 10:58
「7月は1ヶ月休みます」という連絡を受けて1ヶ月が過ぎた。先週末、マックのお母さんからお手紙をいただきました。マックはその後、完璧に不登校に逆戻りしていしまい7月は1日も登校できなかったようです。それでも読書教室のことは気になるらしく、時々お母さんにも「8月からは行こうと思う・・・」というようなニュアンスのことを時々、言ったりしていたそうです。そんな7月の終わりに通
2019年8月22日 10:24
しばらくマックの物語が書けませんでした・・・これで最後になるかもしれません。マックは今休んでいます。14回でお話した後、マックは元気に回復していった。約束した歴史シリーズを順調に終了。「織田信長」「武田信玄」「坂本竜馬」「徳川家康」のはずだった・・・話も明るく力強くなった、マックは、実は麻雀が大好きで昔はよく家族で楽しんだこともあると話してくれた。僕も麻雀は
2019年8月21日 13:10
マックはひどく疲れていた。「俺はもう世界一の無気力星人一号だ」光線を体全体から発している。髪も伸びてしまい眼鏡を覆っている。初めて会った時のマックだ・・・「お~久しぶり~元気だったか~」必要以上に明るい僕、「・・・」二ヶ月前に逆戻りか・・・「ゴールデンウィークは何やってたの?」少し元気に聞きすぎた?「ええ、まあ・・・」「何、どこか行ったの?」「外には絶
2019年8月20日 11:27
5月13日(日)ゴールデンウィーク明けは子どもたちが土産や土産話をたくさん持ってくる。だから結構忙しい。雅(まさ)はお父さんと富士山に登った、「あんなにゴミが多いから世界遺産に登録されないんだよ!!」と怒りをこめて僕に伝えた。僕も以前テレビで見たことがある、平気でゴミを捨ててゆく人が相当数いる。その大半が日本人だという、恥ずかしいというか悲しい。雅の言うとおり世界遺産どこ
2019年8月19日 12:40
4月29日(日)、5月6日(日)マックは両日欠席した。理由は腹痛、お母さんの話だとほとんど毎日家の中でゴロゴロしているようだ。学校という唯一の外部とのつながりが途切れ、毎日の生活のリズムもなくなり、心地よく逃げ込める自分の部屋に戻って行ってしまった。読書教室にだけは来て欲しかったが、マックはまだ、そこまで力が回復していなかった。その後もお母さんから何度か電話をもらった。
2019年8月16日 16:27
マックは坂本竜馬の前半を読んで色々な感想を僕に嬉しそうに話した。読んだ本についてこういう風に一生懸命話すのは初めてだ。竜馬が要求した賠償額の正確な金額や修行した道場の名前などを正確に記憶していたのには少し驚いた。「おい、すごいじゃないか!ふつうは正確な金額まで覚えられないぞ。もう、読書の方法が分かったんだな!」正直驚いた、「ええ・・・まあ・・・、数学的なことやゲーム
2019年8月15日 14:12
4月22日(日)(*この物語は2007年の実話です)マックの読書記録本のタイトル:坂本竜馬作者:砂田弘ページ:8-96ページ倍速:2→2.5→3.0感想:人は変わるもんだと思った。マックはマンガ本すら読むのがおっくうな人間だった、だから文字だけの本などは親からすすめられても1ページを読み終わらないうちに眠くなったという。マックの書いた感想、「人は変わるもんだと
2019年8月14日 10:29
いつもご愛読いただき本当にありがとうございます。私のつたない文章にお付き合いいただきありがたく御礼申し上げます、嬉しいです。最初はマックのことを5回くらいの完結で紹介しようと思ったのですが、毎回予想外に多くの皆様にご愛読いただいているのをいいことに調子にのって少し長く連載を続けてしまいました。マックは毎週着実に変化をとげています、私自身彼がどうなるのか?分かりません。
2019年8月13日 09:55
ひー子の涙は解決。読書を終えたひー子はいつもの彼女に戻っていた。「さよ~なら~」僕の肩をたたき、マックにも手を振り「さようなら」と声をかける。マックの優しさがひー子にも伝わったのかな?声をかけられたマックは・・・直立不動、直角に深々とおじぎ、「ど・・・どうも・・・」おい、おい名門の野球部じゃないんだからさ、でも、そういうマックが僕は嫌いじゃない。さて、マックの読書だ
2019年8月9日 09:37
4月15日(日)また、また快晴。日曜日はマックの他にも個性的な子どもたちがたくさんやってくる。(と言うか子どもたちは本来、皆独特の強い個性を持っているのだが、回りの大人がワクにはめこんでその個性をそぎ落としているのではないだろうか?と、最近は思う。)竜のシャツを着た、ちょいワル美士は先週マックとご対面、翔一は「人生なんてそんなもんですから、僕にはどうせ無理ですよ・・・」が口癖の
2019年8月6日 17:05
この読書教室は学習教室、環境教育、NPO活動も兼ねている。だから色々な人が出入りしている、子どもは小学二年生の公立小学校の女の子から有名女子私立小学校、公立の中高生、来年有名私大を目指す受験生などなど様々だ。そして、大人は講師とかサポーターとか近所のカメラマンとかギターリストとか色々です。今日は昔パプアニューギニアで現地の子どもたちに英語を教えていた金(かね)さんが指導に来