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息子との約束

「お父さん、自転車やりたい」

昨日は午前中に公園でクマゼミをとり、
午後はもう一度外に出てお散歩して
息子とたくさん外遊びをしました。

お散歩から帰った夕暮れ時、家の前に置いてある自転車を見て、息子はつぶやいたのです。

それを聞いて、私はとても嬉しかった。

なぜなら、息子が自転車をやるのは半年ぶりのことなのです。

半年前の1月、息子に自転車を買いました。

小さな頃からストライダーに乗っていたため、車輪は無し。

親の読みどおり、翌日にはもう乗れるようになりました。

まあ乗れるといっても、こぎ出しは親が支えてやらないといけないし、上り坂は全然こげませんでした。

それでも息子は得意気になり、

「もう自転車乗れるようになった!!」

と言い出します。

支えてやらなきゃ乗れないくせに、何を!?

支えるのに疲れた私は、そんな卑屈な感情を抱き、

「自分で上り坂こげなきゃ、乗れるってことにはならないよ!」

などとキツく言ってしまったのです。

ネガティブな発見をしてしまったせいか、息子はやる気を失い、翌日から今日まで自転車に触ることも無くなってしまいました。

・・・

そんな息子が半年ぶりに自転車をやりたいと言い出したのです。

「よし、やろう!!」

と息子がヤル気のうちに自転車を始めました。

最初は上手く乗れませんでしたが、やっているうちにコツをつかんだようで、1時間の練習でだいぶ乗れるようになりました。

「明日もやる?」

そう聞くと

「うん!やる!!」

とヤル気になってくれたみたい。

よかった。

***

そして今日。

お昼前の炎天下の中、再び自転車の練習です。

昨日よりも上達している息子に素直に嬉しい✨

しかし、嬉しさも長くは続かない。

なぜなら、私の体力が底をついたから…

炎天下の中での全力疾走と昨日の疲れも相まって、もうクタクタ😵

なんとか家前までやってきて、
ようやく練習は終了。

と思いきや、息子は自転車から降りようとしません。

「お父さん、まだやりたい」

え!?マジかよー

もうムリ。1ミリも動けない。

水も飲んでないし、こっちが熱中症になっちゃうよ…

もう泣きそうでした。

お昼ご飯の時間もあるので、夕方に再び練習することを約束し、なんとか説得に成功。

午後はおうちの中でたくさん遊び、夕暮れ時になります。

もう自転車のことは忘れたかなと思ったら

「あっ!もう夕方だ。自転車やらないと!」

と言い出しました。

覚えてたのか…

今日は自転車から帰ったあと、息子の体調があまりよくなかったので、夕方の練習は辞めようと思っていました。

息子に対し「今日はもうやらないよ」
と説得しますが、どうしてもやりたかったみたいで、わめくわ泣くわの阿鼻叫喚あびきょうかんに。

そう。事前にちゃんと
「今日はもうやめよう」
と伝えてなかった私が悪いんです。

半年前だって、自分の言葉のせいで
息子は自転車をやらなくなってしまった。

また同じ過ちを繰り返すのか。

今ここでやらなかったら、
また自転車に乗らなくなるかもしれない。

約束は約束。ちゃんと守ってあげよう。

心の葛藤を終えた私は、重い腰をあげ
息子と再び自転車の練習を行いました。

1日二度の練習はさすがにキツかった…

でも、息子はさらに自信をつけたみたいで、
とびきりの笑顔に戻りました。


いろいろあったけど、
息子との約束をちゃんと守ってよかった😌

そう思えた1日になりました。


***

子どもにとって親というのは、
とてつもなく大きな存在。

特に、小さな時は親の影響力は大きい。


そんな親が一番やってはいけないことは
約束を破ること。

大人との約束は守れるのに、
子どもとの約束って軽視しがち。

でも、約束を破ると心がとっても傷つきます。

そして将来、人間不信に陥ってしまうかもしれません。

ですので、これからも息子との約束は必ず守る、
もし、どうしても守れなかったら心からちゃんと謝るようにしたいと思います。


***

最後にひとこと、妻へ。


今日は洗い物たくさん出しちゃってごめんね😉




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