心地よい生活習慣の確立+愛もルーティンに追加
多忙さのちがいはあれど日々の暮らしに追われるのは誰もが同じ。世界中のどこにいても1日は24時間なのだから、その時間をどう使うかで心地よい日々を過ごせるか、ストレスを感じる日々かがちがってくる。
毎朝目覚めると、わたしはまずベッドを整える。
「今日も1日が始まる」とシャンとした気分になれる。たったそれだけのことだけど、起きてすぐにベッドを整えることのできることがとてもうれしい。なぜって、亡き夫との結婚生活37年間は、夫が起きるまでそれができなかったから。
脱いだパンツも靴下もそこらに放っておくタイプの夫は、目覚めたからといってベッドを整えるはずもなく、夫が仕事にでかけたあとで散乱している読みかけの本やら書類を拾い集め、脱ぎ捨てられた服をたたみベッドメークするのが昭和夫婦のスタイルであり、わたしのルーティンだった。
散らかっていることが気にならない人にとっては、どうせまた夜寝るのだからまぁいいんじゃない?程度のことだったのだろう。そんな在り用にぶつぶつ言いながらも、仲良く生き抜いてきたわたしにとって、起きてすぐにベッドを整えられる今がうれしい。
日々の習慣をどう整えるかは、心身ともに健康に暮らせるかどうかに直結する。衣食住の全ての活動は習慣によって成り立っているのだから。健康管理だけでなく、シアワセな日々を送るためにもコアな習慣は好きなことで満たして構築すれば自然と楽しい毎日になる。
わたしの場合は、50代になってから、ようやくそのことに気付きルーティンの最適化を意識するようになった。
おかげで今は、自分のルーティンにとても満足している。
目覚めてベッドを整えた次にすることは、コーヒーだ。
コーヒー好きのわたしは目覚めのコーヒ時間を楽しみに起きる。まっさきにコーヒーメーカーのスイッチを入れ、いい香りが漂う中で顔を洗い、簡単なスキンケアと化粧で身支度を整える。
気候の良い時期には、お気に入りカップに注いだコーヒーを片手にデッキに出て朝日を浴びながら空を仰ぎフリービタミンDを吸収。今日のお気に入りのBGMを選んでオン。ヨガマットを敷いてゆるくストレッチしながら花やイナリ(うちのポメチワ🐶)に話しかける。
季節季節の匂いを感じながら、今日しなければいけないことや、ランチに何を作ろうかと頭の中をグルグルさせる。
コーヒーのあと、お気に入りハチミツときなこをかけたスチールカットオーツにミルクを注ぎプチプチ感を味わったり、その日あるフルーツにシナモンやナッツ、チアシードなどトッピングに迷いながらケフィアを注ぐ軽い朝食はひとりで食べる。
ひとり朝食のあとでnoteを散ら読みする。息子夫婦といっしょに食べるランチにあわせて11時まわったころからランチの調理にとりかかり、11時45分には息子夫婦とわたしと3人でランチタイム。
これが月曜から金曜までのわたしの午前のルーティン。午後はわたしの完全フリータイム。今の季節はガーデニング、冬には読書、書くこと、エレクトーン演奏など。
月曜から木曜の夕方はジムで2時間ほどお気に入りのフィットネスクラスを受講して過ごす。もう10数年も続いているので、よほどのことがない限りこれから先も挫折することはないと思う。それほど、週間ルーティンとしてわたしの体に定着しているのは、ワークアウトが楽しいからだ。
月曜:筋トレ、ラテンダンスワークアウト
火曜:HIIT とヨガ/ストレッチ、バレーワークアウト
水曜:筋トレ、サイクリングマシーンワークアウト
木曜:HIITとヨガ/ストレッチ、バレーワークアウト
それぞれのクラスに“いつもの顔ぶれ”がいて、浅くゆるくのたわいないコミュニケーションも楽しい。ルーティンの中に、家以外の自分の居場所と感じられる場を持つのはいいことだ。
ジムに通うようになったきっかけは、50代に突入したころ、テニスエルボーを発症し日常生活に支障をきたすほど肘に痛みを抱えて辛かったことで、筋トレの必要性を感じたのだった。
「この不便と痛みを抱えてこれから暮らさなければいけないのか?」と想像し心底「これはマズイ!」と思った。
一念発起で、生活習慣を根本から変え、食生活を見直し、ワークアウトを始めてみると、痛みは自然に治まり悩まされていたアレルギーまで消えた。肌荒れもなくなり、ついでに体脂肪も減り、免疫力も向上したのか風邪すら惹かないようになった。
日々の生活習慣がいかにたいせつかを実感できた。
加齢は進んでいるのに、30代、40代、50代のころよりアラ還の今のほうが確実に体調はいい。不摂生をしていたころの自分に謝りたいほどだ。
その心地よさを実感しているわたしにとって、体に良い食生活、エクササイズ、十分な睡眠は幸せに暮らすために何より大切なこととして日々のルーティンの基盤と心に刻んでいる。
体が健康じゃなければ心もいらいらするし、人にもやさしくはなれないのだ。今、ハッピーだと思えない人は生活習慣を見直すところからはじめるといいと思う。
月のルーティンもある。腸活を意識する食生活を送っているため、月にまとめて麹や納豆などの発酵モノを仕込む作業も楽しみながらできている。
もうひとつ意識しているのが、自分にとってハッピーと思えないこと、ストレスになりそうなこと、たいせつと思えないことには断固として振り回されないこと。
「それわたしに必要?」と必ず自分に問いかけてみる。
答えが“NO!”なら、さっさとスルー。
わたしがたいせつにしたい心のゆとりを奪うかもしれないこと、モノ、人からは距離を取るに限るのだ。
人それぞれ、たいせつなことはちがっていい。でも、「自分にとってのたいせつ」を考えもせずに、一般的に良さげなことをどんどん受け入れてしまうと、わたしの24時間が侵略されていく。自分が良かれと思って構築したルーティンで、自分の首をしめかねない。
最近、わたしの週末に新しいルーティンが加わった。
セカンドライフのパートナーQPさんと二人で過ごすラブラブ時間だ。
お互いの愛情なんて努力しなければ消滅する。ルーティンに愛の囁きや気持ちを伝えあう時間を入れることって、愛ある関係を続けるためにとってもだいじなことだと思っている。
幸せに過ごしたいなら、考えて実行していくことがたいせつなんじゃないかな……?
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