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老化スピードを変える!?オートファジー活性術
老化を引き起こす酸化や糖化は食事方法を変えると改善しやすくなります。つまり、食べ方を変えることで、老化のスピードは変えられるという事です。今回はカラダに備わったオートファジーを深掘り。加齢によって衰えるこの仕組みを活性化させ、健康寿命を延ばす食べ方をお伝えします。
オートファジーとは?
オートファジーとは細胞の中にあるさまざまな物質を回収してリサイクルする仕組みです。オートファジーで細胞をリフレッシュすることでその機能を長く保つことができます。オートファジーの役割には空腹の時に自らを分解して栄養分を作る、病原体や壊れた細胞など有害物を除去するというものがあります。
オートファジーの活性化方法
①間食は我慢して空腹時間を作る
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オートファジーの機能は食事を摂るごとに一時的に低下すると言われています。
つまり、起きている間に頻繁に食べているとオートファジーの機能がずっと抑えられたままになります。
なので間食はあまりおすすめできません
空腹時間を作る事はアンチエイジング的には有利です。間食が単なる癖なら一度断ってみましょう。
②睡眠がオートファジー機能を上げる
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睡眠方法でオートファジー機能を上げる事が出来ます。
夕食を摂ってからすぐに寝るのはあまりおすすめできないです。食事は一時的にオートファジーを低下させるので食後すぐに寝てしまうとオートファジー機能が下がりやすくなります。
食べてすぐ寝ても牛にはなりませんがエイジングは進みます。では食後何時間後に寝るべきか?エビデンスは無いですが食後3時間後の就寝を適用するのがひとまず妥当と思われます。
③プロテインがオートファジー機能を低下させる?
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カラダ作りに必須のアミノ酸やプロテイン。しかし多量のアミノ酸摂取はオートファジー機能の低下を招きます。とある研究で細胞にアミノ酸をかけると急激にオートファジー機能が下がる事が判明しています。あまり頻繁にアミノ酸やプロテインを摂取すると老化がすすみやすくなります。さらに、筋肉はオートファジーによって分解方向に進むことが分かっています。プロテインで合成ばかり進めるより、分解されて再びリサイクルされて、といった代謝循環を促す方が健全かもしれません。