タグチテルヒコ

ずっと好きなもの作りをしていたら、還暦を過ぎてしまった人。 人生の満足度はそこそこ。 …

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ずっと好きなもの作りをしていたら、還暦を過ぎてしまった人。 人生の満足度はそこそこ。 だが無名、かつ売れてない。 胡散くささとは無縁の人生を送ってきたつもりが、じゅうぶん胡散くさいよね。

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自己紹介みたいな

おじさんである。 かの磯野波平氏の年齢を超えているので、下手するとおじいさんである。 最初の東京オリンピックの時は、米沢で母に抱かれて聖火リレーを見たらしい。 名前は本名だ。 ただ漢字で書いた自分の氏名が落ち着かない。 おそろしくスカスカの最初の2文字に、 突然ぐちゃぐちゃした3文字目、 ここでやめておけばバランスも取れたものを、最後の「彦」はいったいどうなのだ。 おかげて人生で上手に名前の書けたことが一度もない。 ここではせめてカタカナにしてみた。 肩書きは造形作家を名

    • 2024 9 20の3行日記

      なんか口座の金額が少ないなと思ったら、とっくに振り込まれているべき代金が、振り込まれていない、しかも3件だ、そりゃ残高も寂しくなるわけだ。 さっそく強く出られるところには、慇懃なメールを送ったが、あまり関係の強くないところは、警戒しつつ月末まで様子を見ることにした。 どうも金の話は苦手、ところで金儲けを称賛したのは誰だっけか? カルビンか、俺はカルビン派になりたい。

      • 2024 9 19の3行日記

        連れ合いと、「三谷幸喜は映画監督の才能がないのか?、それとも映画になると優れた脚本が書けなくなるのか?」といった内容の議論になった。 これが感想の言い合いではなくて議論になってしまうところが、我々の未熟なところである。 下手すると三谷幸喜のために喧嘩になりそうになるので、白熱した議論は避けたいと思うのだが、わたしとしては三谷監督無能説を強く主張したい。

        • ほぼ皆さんにはどうでもいい話

          40過ぎくらいから白毛が出てきた。 理容師のお姉さんに「一度染めると一生染めなきゃなんないですよ」と言われたにもかかわらず、ヘアカラーに手を出したのが50歳手前。 風呂場で自分で染めていたのだが、これはわりと上手に仕上がって、見た目はぐっとマシになった。 ここで一応わたしの白髪対策は落ち着いて、その後10年過ぎるうちには、月一回が二回になり、やがて二週に一回くらいの頻度で染めるようにはなってはいたが、まぁ今日まで常に黒々した頭だったといえよう。             

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          2024 9 17の3行日記

          実は数日前に、独り者の弟が駅で倒れて緊急搬送、そのままカテーテルを入れて一命を取りとめた。 とんで行って担当医から話を聞くに、不摂生の糖尿病からの心筋梗塞とのこと、亡父のやったことをそのままなぞっている。 もう歩けるようになって、多分この人はまだまだ長生きするのだが、手術直後から、転院だ一時帰宅だといろいろ言い出していて、看護婦さんから「こだわりのある方」と言われてしまうという悲喜劇。

          2024 9 17の3行日記

          2024 9 16の3行日記

          最近共同アトリエに入ってきた作家さんと話す機会があった。 彼は「陰謀論」および「本当の陰謀」に詳しいのだという。 政府がレプリコンワクチンで人体実験を画策しているという話から、同じく政府が飛行機雲で有害物質を撒き散らすという話まで、いろいろ聞かせてもらったが、どれが「本当」なのかは教えてもらえなかった。

          2024 9 16の3行日記

          八百万

          働く場所に神棚というのは、私たちが普通にみる風景だ。 古来、八百万の神などといって、我々は森羅万象ありとあらゆるものに神様の姿を見出してきた。 そういう流れで本邦では、暴力団の事務所から中小企業の営業所に至るまで、しばしば神棚がしつらえてあるのを目にすることができる。 国家を代表する大企業の、自社ビルの屋上あたりに、ひっそりとお宮が祀ってある様子も、特に珍しいものでもないだろう。 そしてこれは町工場や職人の作業場でも同様である。 例えば、酒蔵とか醸造所、鍛冶場、焼き窯

          2024 9 14の3行日記

          頼まれて、もうこの先一生作ることはないだろう物を作っている。 作業はなかなか骨が折れるが、まぁ面白いといえば面白い、とはいえ、わたしが作ってもよいものなのだろうか? という疑念は残る。 まぁ作っちゃってるけどね。

          2024 9 14の3行日記

          2024 9 13の3行日記

          電車のなかで、外国人と日本人の夫婦とその子供たち(多分)、という家族に遭遇した。 小さな姉弟は、けっこうな音量で泣いたり叫んだりしていて、それをお父さんがこれまたけっこうな音量で叱っている。 それが全部フランス語だったのがなぜか斬新に感じた午後。

          2024 9 13の3行日記

          菩薩生を生きたい

          昨夜はなぜだか炊き込みご飯が食べたくなったのだが、冷蔵した白飯がけっこうな量残っていたので、白飯に後から具を混ぜ込んで味をつけるという、荒技に出た。 まぁ望んだものとは違ったが、それなりのものはできたので食卓に出したら、明らかに連れ合いの反応が悪いのだ。 どうも口に合わなかったらしい。 おのれ生意気な。 何となく不貞腐れていたら、こちらの不穏な気持ちが連れ合いに伝染したのか、今度は食卓に出した食器の数が無駄に多いとダメ出しをし始めた。 いつもより品数を余計に作ったのと、

          菩薩生を生きたい

          2024 9 11の3行日記

          わりとメンタルは安定している方なのだが、どうも今日は元気がない。 そんな日にはだいたいいいことは起こらない。 いくつになっても煩悩からは脱せないものだ、まぁ解脱したら仏になっちゃうもんな。

          2024 9 11の3行日記

          2024 9 10の4行日記

          今週は特に用事もなく暇だなと思っていたら、今日立て続けに二つ、案件が飛び込んできた。 一つは何だかよくわからないけど、まぁ面白そうでもあり、面倒くさそうでもある作り物で、経験的には、きっと相当大変。 もう一つは、前に作ったものの追加作業で、何ということはないのだけれど、作業現場が死ぬほど暑い。 何にせよまぁやることがあるのは良いことだ。

          2024 9 10の4行日記

          色の話

          先日、水彩画を教えていて、「このビリジャンがですね・・」みたいなセリフが口をついて出たのだけれど、ビリジャンだとか、クリムソンレーキとか言っても、残念ながらほとんどの人には伝わらない。 それはもうずっと前から、それこそ人に教える仕事を始めて以来、身にしみてわかっているのだから、もういいかげん別の言い方を考えろと、自分に対して歯痒く感じている。 ここまで書いて、ということは読んでいる人にも伝わらないのではないかと思い当たった。 申し訳ない、色の名前である。 一応、ビリジャン

          2024 9 8の3行日記(2本立て)

          昼飯を調達に近くのスーパーに行ったら、カップラーメンが88円になっていて、思わず4つほど買いだめする。 体に悪そうな気はするが、安さは正義である。 ただ今日はラーメンを食べるには暑すぎるので、別にのり弁399円を調達、美味しくいただく。                       大河ドラマ、ここのところようやく源氏物語を書き始めて、だいぶ面白い。 わたし彰子様推しでしてね。 おじさん公家たちが、若い頃のようにしばし語らうシーンも良かった。

          2024 9 8の3行日記(2本立て)

          2024 9 7の3行日記

          今わたしの両手は満身創痍である。(まぁ手だけなので満掌創痍かな) ノミでやった結構な切り傷と、ノコでやったこれまたなかなかの切り傷と、カナヅチで叩いた爪下の内出血。 よくあることといえばよくあることなので、わざわざ医者に行ったりしないけれど、キズパワーパッドがおそろしく有能であることは、ここに記しておきたいと思う。

          2024 9 7の3行日記

          成功体験

          木工機械の作動音が途切れたとたん、仕事場に流しているラジオが唐突に問う。 「マラソン」といって思い出すのは何ですか? えっマラソン? 宗兄弟? イカンガー? 頭の中でつぶやいて、その連想のあまりの古さに自分で感心してしまった。 まぁしかし、あの人たちは実にキャラが立っていた。 ワンツーフィニッシュを決めるメガネの一卵性双生児とか、全てのレースでスタートからゴールまでずっとトップを譲らない謎のアフリカ人なんてのは、ほぼ漫画の世界だ。 とはいえ、そんなことを言っても誰にもわか