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聴力とミュージックビデオ

最近の歌が聞き取れない。

朝ドラの主題歌など、何ヶ月も毎日聴いているのに、どうしてもわからないフレーズがある。
今回だけではない、前回も前々回も、すべては聞き取れなかった。

近頃の歌唱法が合わないのかとも思ったが、考えてみれば、あの英語だか日本語だかわからない桑田佳祐のボーカルは、聞き取ることができる。
ならば、老化による聴力の低下なのだろうか?

「最近の歌が聞き取れない」ではなくて「最近、歌が聞き取れない」なのかもしれない。

いずれにせよモヤモヤする問題だ。

もしや、わからないことをわからないままにしておく、わたしの「情熱のなさ」が問題なのかもしれないとも考え、遅ればせながら前回の朝ドラ主題歌、米津玄師の「さよーならまたいつか!」の歌詞を検索してみた。

ついでにMVも初めて試聴したが、詞を参照しながらでさえ、やはりどうにもすんなり聞こえない箇所がある。

うーん。
こういった悩みを抱えているのは、わたしだけなのだろうか?

ところでここで話は全く変わるのだが、このMVの冒頭、ダイナーのようなところで若い奴らが暴れるシーンが出てきた。

実はこれ、フィオナ・アップルがAcross The Universeをカバーした時のMVに全く同じような映像が出てくるのだが、どうやらそのオマージュなのではないだろうか?

調べてみると、そもそもフィオナが、そのカバーを提供したのが、映画Pleasantville(日本公開名カラー・オブ・ハート)で、そこにすでに「ダイナーで暴れる若者」のシーンがあるようだ。

そういうことなのかぁ、とひとりごちたのだが、もしかしたら米津玄師「界隈」では有名な話だったりするのかもしれないので、自慢したりはしないでおこうと思う。

さて、そういうわけで、最初の問題になんの答えも出さないまま、インターネットの海でしばし遊んでしまった1時間であった。

ちなみにフィオナ・アップルのAcross The Universeはなかなかおすすめである。


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