マガジンのカバー画像

和言 \wagon/ caoli

56
和に親しんで運を開く。
運営しているクリエイター

#知っておきたい和

椿。

椿。

3月20日(火) 2018

椿は、資生堂が創始から
モチーフにしている花です。
というのが、椿を説明するのに
手っ取り早い。

晩秋、冬、冬の終わり、春の初め
、、とにかく、、
寒さの大小、深い浅いと、
幅はあっても、長きにわたって
さびれ、沈み、地味すぎるお煮しめな風景に
ぽつりぽつりと赤みを染め抜く花が、椿。
だと思います。

真夏と真冬、花が尽きる季節です。
茶花といえば、
夏は槿(む

もっとみる
彼岸の入り。

彼岸の入り。

3月18日(日) 2018

暑さ寒さも彼岸まで。
よく耳にする言葉ですが、どうでしょう。
言葉どおりでしょうか。

立春すぎて、目に見えるように
日が伸びました。
これから、じゃんじゃん
夜が短くなっていきます。

暑さは、霊を活発にするとも言われ
お盆の折に、三途の川向こうから
亡くなった親族が家に帰ってくる
盂蘭盆会が、根づいています。
亡くなったばかりの人にとって
初めてのお盆を新盆(にい

もっとみる
桃の節句。

桃の節句。

3月3日(土) 2018

三月三日の節句。
上巳(じょうし)の節句とも言います。

女の子のお祭りとして
いろんな祝い菓子が店先に
並んでたことでしょう。

雛あられ。
菱餅。
白酒。

デパ地下に入っている和菓子屋さんも
趣向を凝らしています。

貝合わせ最中。
ひっちぎり。(ひちぎり、とも呼ばれ)

端午の節句が男の子対象であり
桃の節句は、女の子対象に。

そも

もっとみる
塩梅。

塩梅。

2月19日(月) 2018

梅まみれでした。
五分咲き、七分咲き、満開、など。
いつまでも、そこに居続けたい
立ち去りがたい、梅の木々が放つ
ほのかな匂い。
梅が香(うめがか)といい
お正月のお香として親しまれます。
正露丸のような黒い丸い、
うにゅっとしたやつ。
茶道だと、炭手前に用います。

羽根木公園の梅まつりは、
住所が、ズバリ梅が丘あたり。
いつもは静かな住宅街が、大にぎわいです。

もっとみる
お江戸のウルトラマン。

お江戸のウルトラマン。

2月18日(日) 2018

マルシェの最終日。
開催のカフェは、
祖師ヶ谷大蔵駅が最寄りです。
祖師ヶ谷大蔵は、ウルトラマン通り
として、知る人ぞ知る街。

多くのスタジオが今も点在し、
シン・ゴジラの撮影も
この街だったと聞きます。
昔の映画のスタジオがあった場所で
年配の俳優女優さんたちの
住まいも多いそうですが、、わたしは
まったく会ってもわからないくらい
うといです。

隣の駅が、成城学

もっとみる
畳は、畳まれてしまうのか。

畳は、畳まれてしまうのか。

2月16日(金) 2018

むっっっっっちゃ眠い。
春眠暁を覚えず。ってやつでしょうか。
いえ、きのうの夜のことです。
うっすら気づいたら二徹気味でしたので。

区の施設、区の助成など
和言の和を、やってくのに
一番必要なのは、場。
しかも、できれば「和室」が理想。

マンションで畳風のマットを
使っていたことがありました。
かなり役立ちました。
今は、まったく、それもなく。
百円ショップで、茣

もっとみる
お、接待。

お、接待。

2月15日(木) 2018

義理チョコにゴディバを選んだのは、
もう、ずいぶんと昔だし、
そう何度もない、です。
が、さすが、ゴディバなのか、
たんに時代の風潮だったのか。
義理に込めた見返りを、おおいに
回収できた、ような気がします。

ええ。はい。
そんないやらしい時期もございます。

ここ二、三年で、
いかにお金をかけず、
いかに盛大に見せかけるか、、
つまり、費用対効果、
もっとエグい言

もっとみる
バレたらイン。

バレたらイン。

2月14日(水) 2018

チョコレートが行き交う、
バレンタインデー。
甘い、からい、すっぱい、しょっぱい。
チョコなのに、この日だけは
なぜか、いろんな味が、
たんまり備わっていますね。

聖(セント)バレンタインという
神父さんのエピソードは、、割愛。

チョコ業界の陰謀説、、も、割愛。

バレンタインデーは、甥っこくんの
バースデー。
生まれたときは、もう、きっと
この男ってば、毎年、チ

もっとみる
人か、作品か。

人か、作品か。

2月11日(日) 2018

(長年の疑問が、ふっと腑に落ちたので
 超長文になりました。すみません)

血だらけ傷だらけで俳句を詠む人に
会うと、少し、自分が楽になれます。

自分よりたいへんな人がいる、と思うと
誰かとの比較になって、
見下げている下衆な視線だけど、
自分も人も、まあ、たいへんだよね。
とライトに思えるのがいい。

喫煙率75パー以上。
タバコの煙と、長期熟成した
汗の匂いとの

もっとみる
ぼた雪、雪比べ。

ぼた雪、雪比べ。

1月31日(水) 2018

ほんの十日ほど前に、しっかり
どっさり雪が降った都内。
今度は、少しだけ、ぼた雪が降りました。

先だっての雪は、雪だるまを作るのに
握力を求められる、パウダースノー。
こんな、さらさらの粉雪、細雪で
スキー滑りたいぞお、と思いました。

今回のぼた雪は、重たく水分が多く
春はすぐそこ、と感じられる雪。
雪だるまとして、まとまりやすいけれど
じっとり感が拭えず、
固ま

もっとみる
寒。

寒。

1月30日(火) 2018

寒明け = 立春 。
俳句の季語では、
「寒」を使い倒します。

小寒で、寒の入りを迎え
大寒で、極寒の峠を越えます。
小寒、大寒、立春は、
二十四節気の区切りです。

以下、、たんに、わたしの
個人的な覚書になります。汗

〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
寒中
寒の内

寒に入って4日目:寒四郎
寒に入って9日目:寒九

寒の雨
寒見舞
寒土用

寒水
寒鳥
寒鴉
寒禽(かん

もっとみる
黒文字。

黒文字。

1月29日(月) 2018

くろもじ。
木の名前です。
かすかに、いい匂いのする木と言われますが
わたしには、今ひとつ
感じられないままです。とほほ

Wiki によると、東北や北越で
神聖な木に位置づけられてますが、わたしの
育った四国でも、一部地域では
神の木的な扱いです。
じつは、母が、そのように
大切にしていたのですが、、
この世からいなくなったあと、
もう、、中途半端に大きな黒文字の枝

もっとみる

一見さん。

1月28日(日) 2018

一見さん。いちげんさん。

これは、老舗の料亭など
(行ったことはないけど)
初めてのお客さんはお断り、の意味。
聞いたことはありますよね。
京都はいけず、の、代表格みたいに
言われることもありますが、
そもそもの意味は?

紹介者がないと入れない、という
意味よりは、、
初めて来るお客さんは、その人の
好みを把握できてないので
困ります、、というのが本来の意味。

もっとみる