世界で評価された観光地・盛岡市の街並みを散策し、岩手県立博物館で文化の日を過ごした
文化の日とされる11月3日に、盛岡市を訪れる機会を得た。盛岡市を訪れるのは今年の7月以来である。7月以来と語れば、最近訪れたような印象を持たれるのでなかろうか。確かに盛岡を訪れたという意味においては、最近と言っても間違いではない。だが、散策となるとそうでもない。
7月は散策するほどの時間を取れなかった。盛岡市の散策といった意味では、実に5年以上ものの月日が空いている。だから、この日は長い月日を経て、盛岡市はどのように変化したのかを見る機会だった。
数年ぶりに散策する盛岡市の街並みを見ながら過去と現在の変化を観測する
盛岡駅から歩き始め、開運橋方面へと進む。11月とは思えないほど暖かな陽気だった。
駅前通りは、外観こそ大きな変化があまり見られない一方で、ビル内に入っているテナントなどに変化が見られる。以前歩いた頃から、新型コロナウイルスによって社会が慌ただしくなった期間を経ている。社会の劇的な変化を経れば、多少の変化が生まれるのは自然な話に思える。
街中へと歩を進め、ゆったりと周囲を見渡しながら歩く。以前と変わらず人通りはまばらで、懐かしささえ感じられる。変化があったとすれば、以前にも増して空きテナントが増えたことだろうか。
昨今、北上市周辺が工業領域で大きな話題になる一方で、盛岡市に関しては鳴りを潜めている。人や産業の流れに変化が起きれば、空白が増えていくのは自然な成り行きに違いない。もっとも、沿岸部に比べれば悲壮感は薄い。
川徳の方へと歩くと、少しずつ歩道を歩く人々の姿が増えてくる。とはいえ、10年少し以前には人の姿が多く見られていた川徳前の交差点も、随分と寂しくなったように感じられる。
時間帯は14時台。人の引ける時間帯ではないように思えるが、どうにも人波の弱いタイミングにぶつかったようである。一方で、静かな街は情緒的な風情が漂っており、侘び寂びの感じられる街並みは、それはそれで悪くないものに思える。
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盛岡市内のメンズ中心のアパレルショップの現在を見て回る
今回の盛岡市の散策では、メンズを多く扱っているアパレルショップの状況を見たいという筆者個人のテーマがあった。沿岸部に限らず、岩手県内だと盛岡市を除けばメンズ中心のアパレルショップはとても少ない。そのため、盛岡市の状況を確認しておくのは、自身の今後の衣服購入を考える上で役に立つ。
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