うりころん

45歳で「双極性障害」と診断され、巻き戻す事の出来ない30年分の経験を書いていきたいと…

うりころん

45歳で「双極性障害」と診断され、巻き戻す事の出来ない30年分の経験を書いていきたいと思います。 昭和の精神論で心を壊されたリアル

最近の記事

”#10” 気が付いたらココにいた

【双極性障害】30年間、正確な診断をされずに社会人として数奇な経験を記載していきます。 2013年末 長年勤めた、某大手食品加工会社を退職した 本来は、自分の都合ではない。 会社の業績悪化をそのまま非正規労働者へ向けたのです。 本社での研修会でもその「給与制度の変更には納得できない」とコメントしましたが、あっさり謎の言い訳を聞かされてもみ消されたのです 大手企業は、こうやって非正規労働者を軽く扱って、正社員を守ってきたリアルは、実際にあるのです(これをTVで議論しているの

    • 10年以上勤めた会社からの仕打ち

      【双極性障害】の診断を受けるまでの30年間を振り返るリアル 2001年~2012年 非正規労働者でした。 某大手食品加工会社にて工場内の受け入れ口~加工~管理~出荷までを経験する事が出来た事で、気が付けば「工場の主」のように呼ばれるようになっていた 私は、面白がっていたので、気に留める事はなかったのですが 工場長以下の次長、その取り巻きの正社員組には忌み嫌われているようでした 時々の問題については、ほぼ現場で私が対応していた為、人の仕事を奪っていたという事がその要因だった

      • ”#10” 3年間は辞めないほうが良いという定説の「嘘」

        【双極性障害】この病気は発見されるまで数年以上かかると言われていますが、私は実質的な発症から診断されるまで30年の月日が経過していました そんな実話の一部を時系列で、記憶を元にリアルで生々しい部分を記載していきます 【注意喚起】病気について個人の感情、言動については当時の記憶に基づいて記載しておりますので、予めご了承下さい。 【本題】 就職すると、先輩や上司から、よく言われる事があります 先輩:「仕事を回せるようになるまで普通は3年はやらないとな!」 私:「そんな事言

        • ”#9” 21世紀は「夢にあふれる世界」だと信じていたのに。。。

          30歳~ 某大手食品会社のアルバイト→契約社員となった 決して恵まれた環境ではなく、毎日同じ工程の作業を繰り返すだけでした 2001年のおめでたい空気感と自分の置かれた状況では、真逆の世界 子供の頃、21世紀になったら、キラキラした世界に変わると思っていた しかし現実は、バブルが弾け、不況の真っただ中で、再就職なんてまともに出来ない世界になっていました 団塊ジュニア世代でもある私は、バブルが弾けた後、1度でも転職+ブランクがあると、ほぼ再就職は困難な状況で、同様に新し

        ”#10” 気が付いたらココにいた

          優しさの海_Piano

          海の見えるCaffe BGM(著作権Free)

          優しさの海_Piano

          優しさの海_Piano

          "#8" 私は生きている。 ただ、それだけ。

          【双極性障害】という病気は、気付くまで数年と言われますが 私は45歳の誕生日を迎えた直後に、正式に診断されました 21歳~45歳までのリアルを記載していきます 双極性障害による極端な状態で起こる問題 ・「金銭問題」 ・「人間関係問題」 ・「引きこもり」 ・「自殺」 鬱状態に落ちた私は30歳になった時には ただ「生きている」だけだと思っていた 「金銭問題」 ただの自己満足で立ち上げた事業は 借金が残り「自己破産」となった 「人間関係問題」 事業に係わった方々や趣味などで

          "#8" 私は生きている。 ただ、それだけ。

          ”#7” 地方都市 車の無い生活の現実

          【双極性障害】という病の現実は今でこそ理解できますが 実際に診断されるまでは、気付かないうちに社会から切り離されてしまう事を何度も経験するのです。 1999年夏、弁護士の言うとおりに自家用車を処分しました。 少し傷があった事で、15万円での売却となり、私の移動手段は全て無くなったのです(自転車を買うお金もない) 徒歩で移動できる範囲に職場を探すという過酷な状況が続き、結局、半年の月日が無駄に流れていました (その間ただのニート・引きこもり状態) 「ハローワークへ行けばい

          ”#7” 地方都市 車の無い生活の現実

          ”#6”「自己破産」の悲劇        (双極性障害の真実)

          【双極性障害】の躁状態で仕事を進めていた事で、様々な悪い要因重なってしまい、その結果「自己破産」という酷いものでした。 自己責任と言われたらそれまでです。 懸命にスタッフを守る為に仕事をし続けていたにも関わらず、経済的な問題を解決出来るほど知見が無く、無意味な借金が増えていた事は事実なので、結局、経営者としてはレベルが低かっただけ・・・ 人のせいにしたくはないけれど、負のスパイラルに巻き込まれて、頭の中でぐるぐると理解できない事と、納得できない事が巡り巡って、謎の行動を

          ”#6”「自己破産」の悲劇        (双極性障害の真実)

          ”#4” 気付いた時には遅かった

          システム開発の仕事を紹介して貰いながら、実績を積み上げている中 スタッフとして参加してくれるメンバーと共にスキルアップを目指して設備の拡充や、取引先から預かった機器で様々なテストをしながら、情報収集に明け暮れていた。 最初はボランティアのような感じで遊んでいたメンバーにも実力が付き始め、徐々に専属スタッフとなっていった。 当然の事だけど、給与も支給しなければいけない。 固定経費が発生し始めたところで、自分の経営に関する知識や感覚がなく、とりあえず、手元に入ってくる契約金

          ”#4” 気付いた時には遅かった

          唐津湾に浮かぶ神集島の風景

          唐津湾に浮かぶ神集島の風景

          ”#5”「鬱」の入り口には自己嫌悪になる出来事が勝手に増えるんです

          【ご注意】 記憶の中にある出来事を振り返りながら記載していますが 本来あるべき詳細な情報が抜け落ちています。 生々しい部分はあえて記載しておりません。予めご了承下さい ・25~26歳まで(鬱の入り口→→鬱状態→→回復期) 営業職の難しさと厳しさを経験しながらも、耐えていた時期にとどめを刺す精神論発言に嫌気がさして、半年と持たず、離職してしまいました。 とり急ぎ、雇用保険の手続きに向かいましたが、約2カ月間は無収入になってしまうという事で、手続きの途中であきらめてしまいま

          ”#5”「鬱」の入り口には自己嫌悪になる出来事が勝手に増えるんです

          "#3"「生命保険」の営業は個人事業主だって知らなかったよ

          アルバイトですらまともに継続出来なくなって「鬱状態」が半年ほど続いていたところ、おせっかいな「保険のおばちゃん」が「営業職」を勧めてきた。 就職活動自体も、まともに出来ないところに、そういう「手軽な再就職」が出来るならいいかなぁ・・・ と、何も考える事も無く、おばちゃんに言われるがまま そこそこ遠い場所へ1週間の研修に行きを「保険営業職」の美談や実態を聞かされ、生命保険の基礎試験を受け、即日結果が合格となり、気が付けば行われる入社式に居た。 【生命保険「営業職」の基礎知識

          "#3"「生命保険」の営業は個人事業主だって知らなかったよ

          "#1" 22歳で社会との繋がりはアルバイト

          社会人1年目で挫折を味わい、2年目は、コンビニのアルバイト生活に突入 周辺の社会は、まだバブルの余韻が残る雰囲気があり、ハローワークで就活とか考えもしなかった。 (当然ながら、雇用保険の申請もしていない。) アルバイトは毎日ではない為、収入も不安定なまま数カ月 仕事中に友人が来てくれても、あまり嬉しくないと思う自分に自己嫌悪 顔で笑っているだけの自分が嫌になり、そういうストレスが徐々に溜まっていき、アルバイトを辞めるきっかけがある失敗だった。 お客様に頭を下げて謝るだけ

          "#1" 22歳で社会との繋がりはアルバイト

          "#2" 精神論≒武勇伝「躁状態は気付けない」

          1991年 晴れて社会人となった。 すでに始まっていた「パワーハラスメント」研修会 今、振り返ると「やるぞ!! がんばるぞ!!」といった叫びに近い掛け声を、のどが枯れるほど、数十回、研修所で叫ばされた。 テンションが上がったまま、その後のオリエンテーションという名のサバイバルゲーム(夜間スタンプラリー)にチームで屋外へ出かけていた。 今、思えば双極性障害の「躁状態」であったと思う。 無駄にテンション高く、何をするでもリスクをリスクと思わなかった。 昭和の精神論が新

          "#2" 精神論≒武勇伝「躁状態は気付けない」

          "#0" あなたは「双極性障害です」と言われて

          数年前、職場に行けない。 そんな気分の落ち込みから最初は「うつ病」と診断された。 服薬治療を続けながら、半年間、診療内科に通い、日常の会話を続けていたら、ある日、医師から、「あなたは双極性障害です」と言われた。 「双極性障害」かぁ 私は、なんとなく、そんな気がしていた。 それが、客観的に見て、現実になった。 それだけ・・・ 医師の判断としては、過去の経験や行動履歴を分析してしていただいた結果の結論だそうです。 診断結果が分かったところで、時間を元に戻す事は出来ないわけ

          "#0" あなたは「双極性障害です」と言われて