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"#0" あなたは「双極性障害です」と言われて

数年前、職場に行けない。
そんな気分の落ち込みから最初は「うつ病」と診断された。
服薬治療を続けながら、半年間、診療内科に通い、日常の会話を続けていたら、ある日、医師から、「あなたは双極性障害です」と言われた。

「双極性障害」かぁ

私は、なんとなく、そんな気がしていた。
それが、客観的に見て、現実になった。
それだけ・・・

医師の判断としては、過去の経験や行動履歴を分析してしていただいた結果の結論だそうです。

診断結果が分かったところで、時間を元に戻す事は出来ないわけで、過去に起きた負の遺産は、心も体も蝕んでいたのです。

すでに「おじさん」と言われる世代になって突きつけられた現実は、今までのそれを病気のせいにしても今更の話なのです。

それからも数年間、アルバイト・契約社員というふわふわした職場との関係性の中で、生活しています。

障害年金の申請を進められたのは、4年ほど前ですが、40代後半で年金を貰うのは違う気がしていて、そのまま自分の能力をギリギリまで労働に向けていた。(これを無理をしている状況だと自覚出来ないのが双極性障害)

しかし、数年後には、一般的に定年年齢といわれる状況の中で、心と体のバランスが崩れてきている事を自覚し始めている。

病気を自覚するという事は、実はツライ事。

結果、離職や仕事の制限を説明しなければならない現実がある。
今を見捨てるにも、精神的な重いストレスになるのでです。

「障害年金」
申請するのは意外と大変。

同一会社、同一病院ならば簡単ですが、引っ越したり病院を転院したりすると結果的に、手続きに時間がかかります。
国民年金・厚生年金などの要件も、気にしておくと良い。

「診断書」と「おくすり手帳」
重要書類の2つ

ちょっとおかしい! と思ったら、どこにも提出しなくても良いので
1通は予備で取っておくと「自分の保険」として使えるかもしれません。

「障害年金」の手続きを進めていく中で
自分の過去を振り返ると「負」の部分が色濃く見えてしまう。
もう少し早く、気付くことが出来ていたなら、別の事が出来たのに・・・
と、無駄な後悔がつのる。

仕事で期待されている事はたくさんあるけれど
そんながむしゃらに労働力を提供出来るほど、私の心と体は若くないのです。

「双極性障害」という病気の事を知らずに30年走ってきたところで
実は、過剰に体力、精神力を消費していた感覚です。

もう、無意味にがんばる事はやめて、年金をもらいながら、ゆっくり生活していきたい。


追記:
「精神科」 :ハードルが高いと思う人も多いかと思いますが、こころの病はココでしかちゃんと診てくれません。

※ 躁うつ病→双極性障害(双極性感情障害)→双極症
 年代により病名は変わっていますが、同じものです。

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