本日のウニ:バフンウニ⑬後期原腸胚
受精後30時間の後期原腸胚です。バフンウニでは、初期・中期原腸胚の時にまっすぐ伸び始めた原腸が、後期原腸胚期にかけてそのまま体の前端部(図の上側)に到達します。一方、世界のウニ研究の中で最初にゲノムを読まれ、最も多くの研究者が用いているアメリカムラサキウニStrongylocentrotus purpuratusでは、原腸は体の前端部に達することなく、将来の口が開く場所に向かってそのまま伸びていきます。そのため、ここで示した”後期原腸胚”というステージを決めるのはなかなか簡単