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白菜たちとともに

ここ数日、白菜のことが心配でなりませんでした・・・。

僕は、近くに畑を借りて、家庭菜園をやっているのですが、最近、雨と風が強かったので、野菜たちが気になって仕方がなかったのです。

特に、白菜が・・・。

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家庭菜園は初心者なので、農家のおっちゃんに野菜の育て方を教えてもらっています。

2週間ほど前には、白菜の苗を植えました。

白菜の苗って、あんなに、やわらかいものだとは知りませんでした。

葉っぱが3~4枚ついているのですが、そーっと扱わないと、葉っぱがちぎれてしまう。

茎なんて、ふにゃふにゃで、土を上手く寄せてあげないと、自立できない。

弱々しくて、繊細。

あの小さな苗が、大きくて、芯があって、立派な白菜に、本当に育ってくれるのでしょうか。

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昨日の午前中、久しぶりに、畑へ行きました。

まだ、小雨がパラついていました。

畑の土が、水分を含んで、やわらかく、重くなっていて、長靴にひっつきました。

僕は、まっ先に、白菜のところへ行きました。

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大丈夫でした。彼らは、しっかりと育っていました。

葉っぱは、すっかりと大きくなって、僕の想像とは違い、それらは前後左右に、大きく、力強く、広がっていました。

日を追うごとに、たくましく育っている姿からは、彼らの生命力を感じます。

このくらいの雨や風では心配ご無用ですよ、と、諭されているようでした。

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大きく育ったら、ありがたく、自然の恵みに感謝して、いただくつもりです。

いろいろと悩みますが、白菜は、やっぱり「鍋」でいただこうと思います。

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カセットコンロに、大きな土鍋。

「白菜」、「大根」、「にんじん」、「春菊」。たっぷりの「長ねぎ」。

「えのき」と「しめじ」。個人的な問題で、シイタケは入れません。

「焼き豆腐」に「油揚げ」。これらは、どちらも必要です。

「鶏もも肉」、「豚うすぎりロース」に、「タラ」も、全部入れてしまいます。

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ポイントは、野菜の切り方です。

白菜、大根、にんじんは、幅8mmくらいの細切りにします。長さは、えのきと同じくらいにします。

こうすることで、ダシを吸った野菜同士が絡み合い、とってもたくさん食べられるのです。

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作り方はシンプルに。

土鍋に水を浸し、和風の出汁パックを入れる。

沸騰したら、パックを取り出し、準備した具材を入れて蓋をするだけ。

頃合いを見計らって、蓋を開ければ、おいしい湯気が空間を包みます。

メガネの人は、メガネを曇らせて、笑いをとるチャンスです。

これを、ポン酢でいただきます。

途中からは、ゆず胡椒を。お好みで。

間違いないです。

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今週末は、春菊の種まきをする予定です。

白菜のほか、大根も順調です。

畑の野菜たちとともに成長し、年末には、最高の鍋を作って、皆で食べる日を楽しみにしています。




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原井浮世
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