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日仏夫婦関係

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夫婦関係を研究テーマにつづります。 ピプオとピプネット。
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記事一覧

ハッピーバレンタイン。

ハッピーバレンタイン。

今年は何も言わないで夫の反応を見よう。と毎年、毎年心に誓うのだけれど、その日が近づくとワクワクしちゃってどうしても話題に出してしまう。ていうか、口に出さないと夫はその日を忘れるだけで終わると気づいた。だから積極的に言っていくのが大事だ。
そんなイベントな日。バレンタインデー💓
フランスはお花屋さんに行列ができる日。店先に真っ赤なバラが並んでいる。

そんな今日は夫とランチデートにこぎつけた。

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妥協するのも悪くない。

妥協するのも悪くない。

夫は結婚する前は自炊をしていたけれど、私と生活を始めるようになって料理はほとんど作らなくなってしまった。
私は料理をするのが好きだし、夫が料理をするとみるみるうちにシンクにはお皿や鍋が積み重なり、スパイスの瓶の蓋は開けっ放しで放置され、カットされた使用済みの野菜もそのままゴロンと転がったままなので夫にはなるべく料理をして欲しくない。
夫がキッチンを使った後のボーデル(フランス語でひどい有様)な状態

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もう私にはときめきは要らない。

もう私にはときめきは要らない。

ここ最近、フランスのテレビドラマを夫と一緒に観れるようになった。
なんとかやっとフランス語でも内容がわかるようになったからだ。(まだ夫に要所要所、解説を頼んでいるけど。)
そんな時、ドラマの中でカップルが成立するかしないかというドキドキする恋愛の始まりのシーンがあった。カップルの2人がトキメキあっていちゃついているのを見て、夫はうふふーと顔をデレデレにして、昔も私たちはこうだったねー。懐かしいねー

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数年ぶりに買ってくれたお花の理由。

数年ぶりに買ってくれたお花の理由。

久しぶりに勃発した夫婦喧嘩。

もう私は悲しい気持ちと怒りの気持ちで、
ただただ、どら焼きを作った。
どら焼きの皮を上手に焼くのはちょっと大変だ。

専用の道具もないから、生地の流し加減、焼き加減に集中する。
心の乱れはどら焼きのみだれだ。
どら焼きの皮がうまく焼けたら、自然と心も落ち着く・・気がする。

いやまて、でもやっぱりこれは許せない案件だわ。
簡単には退けない。

どら焼きの皮を全部焼き

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フランスのカップル同士の呼び方が面白い。

フランスのカップル同士の呼び方が面白い。

フランスに来て、良いなぁと思ったことの1つが、
親しい相手への呼び方に色んなバリエーションがあることだ。

有名なのでいくと、
マシェリー (女性に向けて)
モンシェリー (男性に向けて)

意味は、私の愛しい人。かな。

マ ma とモン mon は英語でいう my であり、男性名詞と女性名詞があるフランス語ではその単語によって使い分ける。

恋人間だけでなく、家族にも普通に使う。
友人間はあま

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夫からのラブレター

夫からのラブレター

うちら夫婦の喧嘩のパターンは、ほぼ99パーセント私が怒って始まるタイプだ。

どうしても許せない怒りのとき、
私もどうしたらいいか自分でわからなくなる。

そんなときに夫はさっと紙にペンを走らせて
ラブレターをくれる。

ラブレターと言っても、コピー用紙の裏に3歳児が書いたような絵がメインのシンプルなものだ。

でも、それをハイって渡されると
どんなに怒っていても、どんなにハラワタが煮えくり返って

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ピュイダムール /スキを探すケーキ♡

ピュイダムール /スキを探すケーキ♡

こないだ久しぶりに平日の午後、夫とカフェでデートする時間があった。

平日の午後にのんびりお茶できるなんて、
なんか仕事をサボってるみたいでうれしい。
パリの5区にある、夫が柔道を教えている道場の近くのカフェに入る。

夫はアメリカーノ、私はチャイラテにした。
チャイラテ6€もしたけど、チャイラテ好きとしては外せない。

ケーキを1コシェアしようって言って、
私の好きな  puit d'amour

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夫婦間の歯ブラシ問題。

夫婦間の歯ブラシ問題。

ずっと前からもやもやっとしているこのテーマ。

うちの夫が私の歯ブラシと自分の歯ブラシを両方使っちゃう問題。

いや、最初は彼の性格上、似た色の歯ブラシだと間違えて使っちゃうのかも。と考えて、私はピンク色の歯ブラシ。彼はブルーの歯ブラシ。と明らかに違うとわかるカラーの歯ブラシを用意した。

数日後、彼がゴッシゴシ私のピンクの歯ブラシで自分の歯を磨いている。

・・・・

ちょっと!
なんで私の歯ブ

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まだまだ未熟な関係。魚屋編その②

まだまだ未熟な関係。魚屋編その②

今年の11月で結婚5周年だ。
あっという間の5年間。
喧嘩して、日本に帰ってやるー!!!!と私が言って、
大丈夫、僕がリカのパスポート隠すもんね~!と夫がのたまう。
このやりとりを何回繰り返してきたんだろう。

まだパリは気温が25度くらいまで高い日がある。時には11度だったりするから、寒かったり暑かったりと、今年の秋はちょっと変。

気温が高い金曜日の夜は決まって魚介系が食べたくなる夫は、
夏は

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うちの夫の対人関係に感服する。

うちの夫の対人関係に感服する。

今住んでいるアパートに引っ越してきて3年目の冬を迎える。

この場所はパリイチ大きい公園まで徒歩3分だし、ベランダもあるし、治安もそこまで悪くないから(先日の事件はレアケース)、私たちはすごく気に入っている。

ただ、私たちの部屋の真下に住んでいるムッシュに最初は結構悩まされた。
このムッシュ、年齢は60代くらいで、真冬でもずっと一年中サングラスをかけている。私たちがこのアパートに越してきて数日後

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マフィンを焼く日曜日は平和だ。

マフィンを焼く日曜日は平和だ。

今日は気持ち良すぎる快晴なパリ。

日課で1日1時間くらい汗を流すと決めてる。今日はジムの日だ。
いつもの先生と違って、今日はムキムキのアフリカ兄ちゃんだった。一瞬ドキっとする。
だって、このお兄さんめっちゃ厳しいんだもん。このレッスンは重りを軽めにしなきゃ。
でないと死んでしまゥ

ジムの帰りに自転車屋さんに寄ってタイヤに空気を入れさせてもらって、
今日のランチはオムレツが食べたいって言ってた夫

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夫の愛が止まらない。

夫の愛が止まらない。

これは決して自慢ではない。むしろちょっと恥ずかしい。
だからこの記事は有料にした。

ついにこの日が来てしまったのだ。
夫が私の足の裏に付いていたウオノメを食べた。

夫は変態では、ない。と思う。
いや、ウオノメを食べるくらいまで来てしまったから、もう変態なのかもしれない。。

目次
・私と夫との出会い
・フランスに来て、夫と付き合いだして変わった結婚観
・ウオノメ

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柔道家の夫との馴れ初め

柔道家の夫との馴れ初め

うちの夫は現在33歳だ。3年前に柔道の個人戦の現役を退いたが、今でも柔道とブラジリアン柔術のトレーニングに余念がない。
18歳から本格的に柔道を始めたので、柔道歴15年か。この真剣さをそばで見ているからか、彼の背中はいつもキラキラとかっこいい。鼻毛が出ててもかっこいい。ザ・男だ。

そもそも私は日本にいたころ特に柔道に関心が向いているわけではなかった。オリンピックに乗じてテレビで観戦するくらいだっ

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まだまだ未熟な関係。魚屋編

まだまだ未熟な関係。魚屋編

夫がブラジリアン柔術の練習から帰宅して、お風呂に入って、そのあと晩御飯を一緒に食べるっていう流れがこのバカンス中できていた。

いつも夫はクタクタに疲れ果てているのだけれども、昨日は風呂でめずらしく、めっちゃ歌ってる。
私はキッチンで、おっ、歌ってるな。かわいい奴め。と思っていたら、お風呂から出て、キッチンにバスローブ姿のまま直行してきて、
マシェリ、五分で出るよ!魚屋に行こう!
と勢いよく宣言し

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