まだまだ未熟な関係。魚屋編
夫がブラジリアン柔術の練習から帰宅して、お風呂に入って、そのあと晩御飯を一緒に食べるっていう流れがこのバカンス中できていた。
いつも夫はクタクタに疲れ果てているのだけれども、昨日は風呂でめずらしく、めっちゃ歌ってる。
私はキッチンで、おっ、歌ってるな。かわいい奴め。と思っていたら、お風呂から出て、キッチンにバスローブ姿のまま直行してきて、
マシェリ、五分で出るよ!魚屋に行こう!
と勢いよく宣言した。
ああ、今日は魚の気分の日かー!とすぐさま理解して、急いで外に出る準備にかかる。なんてったって、魚屋はあと5分で閉まる時間だ。
夫も珍しく3分で支度して、ばびゅっと玄関を出て私を待っている。
2人で急いで自転車を出し、魚屋に向かった。
いつも夫は自転車に乗ると私よりもスピードが速いので、要所要所で待っててくれたりするのだが、今回は気持ちが完全に魚屋まっしぐらだったので、自転車に乗るなり高速発信。しかも信号に阻まれて私は置いてけぼりをくらった。
夫よ。。。少しは後ろを見なさい。
あまりの速さに呆れて笑ってしまう。
夫の後姿を完全に見失ったので、私としてはまあ焦らず魚屋に向かおうと、最短距離で魚屋に向かった。
いざ魚屋に着いてみると、夫がいない。。
魚屋もギリギリ閉まるところだったので、目当ての物を購入し、夫を待っていた。
が、来ない。
さては、私がいないことに気づいて、引き返したか??!!
でも優先順位は魚屋のはずだ。魚が買えなかったら今晩何を食べたら良いのか、夕飯難民になってしまう。
だから、お互いがはぐれても魚屋がゴールである限り、魚屋で待っていれば会えるだろうと思った。(そのときケータイは家に置いてきてしまっていた。)
しかし、来ない。
向かいの八百屋で野菜でも買うか。と野菜を買って時間を潰して、いよいよもう待てない。帰ろうと自転車に乗ったら、遠くに夫らしき影がー!!!
私が魚屋についてから30分も遅れてようやく到着した夫の顔は泣きそうだった。
私を探しに戻ったらしい。戻ってもいなかったから家にももう一度帰ったらしい。
めちゃめちゃ心配して疲れ切った夫の顔見たら、かわいそうになったので、攻めるのはやめたけど、
そもそもあなたが私を置いていったんだよー!
そして、夫は私と違う道を選択し、私が家に帰ってるかもという間違った選択をし、違う→違う→会えない。😢という結果に。
うむむ。
私は、はぐれても魚屋ですぐに会うだろうと甘い見解をしていたのだが。
まだまだパーフェクトな関係になるまでの道は遠い。
こんなんじゃ、人生で遭難したときお互いを見つけられるのか!!!??
日常は日々訓練だ。
相手の行動を読んで予想して、万時のことに備えたい。
なんて。
最終的には会えたので、おいしい白ワインを買って帰宅した。
つづく
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