発達障害/精神疾患の正体について(1)
医師から病気/障害を告げられた人、診断書をもらった人、自分で病気を疑っている人。
言われたことをまんま信じるべきか?
も含め、診断や疾患名の意味を誤解してる人が多いです。
完治を目指す人はまず正しく認識して下さい。
(治療以外には役に立ちませんが。)
病名がコロコロ変わる理由
初めに精神医学のスタンスを理解しましょう。
以下は僕自身の経験です。
① 20歳ごろ大学病院の精神科にかかった際に「うつ病」と言われた。
② そこで紹介されたクリニックでは「統合失調症(陰性症状)」と言われた。
③ 服薬を続けても改善されず「発達障害かも」と思う。
別の医院でWAIS(知能試験のようなもの)を受けたところ「発達障害です」と言われた。
なぜこんなことが起こるか?
・精神科の判断基準は問診です。
脳機能の落ちた患者が症状を短時間で的確に伝えなければならなりません。
・問診以外の心理テストや知能テストも、表に現れた症状をみているだけ。
ホルモンや神経伝達物質を測ってはいません。
これは医学界全体から見て相当な異例です。
病気は体内で何が起こっているか(ある程度)分かってから定義されます。
咳が出る、熱がある、喉が痛い、
という症状を持つ患者も
カゼなのかインフルなのかコロナなのか検査せずには分からないですよね。
逆に「あなたは糖尿病です」という診断は、血中のヘモグロビンA1Cを測定し客観的に行われます。
なので、発達障害/精神疾患においては、
・同じ病名でも、脳の状態が全く違う。
・異なる病名でも根本原因はほぼ同じ。
そんなことは当たり前に起こります。
一方、臨床分子栄養医学研究会代表の宮澤医師によると、
うつ病は5タイプに分類され、検査によって鑑別されます。
脳内で起こってる現象とその治療法が、それぞれ異なることが同研究会では理解されています。
学会や製薬会社の陰謀?
なぜ精神医学会がこんな不自然なことをしているのか?
よく「精神科は患者を薬漬けにして儲けている」という意見を耳にしますが、そういうわけではないです。
彼らは法令やコンプライアンスに逆らえないだけです。
また、学会や製薬会社の陰謀でもありません。
大きな団体になればなるほど、世間に公表するためのエビデンスの獲得に巨額の研究費を必要とします。
つまり僕らが生きている間に精神医学会で実用レベルの治療法が確立される可能性はありません。
以上から、多くの精神科・心療内科では、薬物による対処療法がメインの「治療」ということになっています。
その場しのぎでも効けばいいという考え方は確かにアリです。
僕も不眠の対処療法としてニトラゼパムを飲んでいます。(23/11月現在)
ただ、これらのクスリが脳内で何をしているか考えると、長期服用はリスクが高いと思っています。
実際、精神科で扱う薬剤は歴史の浅いものが多く、年単位で服用した患者の追跡調査がなされてないものが多いです。
(というか、そんな研究にお金は出ません。)
では、
「根本治療するにあたり素人はどう考えればいいか?」
次章で解説していきます。
以上です。
頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。