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そうです、躁です。

はいはい、そうです。

そうなんです。

人と話しがしたくて仕方がないんです。

外に出掛けたくて仕方がないんです。

もう止まらないんです。

アイデアが滝の様に湧いて来るんです。

好奇心がとめど無く溢れて来るんです。

はいはい、そうです。

ガソリン満タン、沢山動けるんです。

でもどうしてだろう。

こんなに楽しいはずなのに、心のどこかで不安が見え隠れしている。

そんな不安など、アクセルを踏み倒して遠くに置き去りにできるはずなのに。

いつまでも追いかけてくる。

どんなに飛ばしても、飛ばしても。

どこまでも追いかけてくる。

もう頼むからついて来ないでくれ。

分かったから、お前も寂しいんだろう?

忘れて欲しくないんだろ?

また捨てられるのが怖いんだろ?

僕も同じだ。

キミと抱えてるものは同じだったんだ。

そうだったんだ。

ブレーキをかけて、路肩に停まる。

はい、どうぞと助手席のドアを開けてキミを迎え入れる。

ならば共に行こう。

終わりなどない、だからこそ。

どこまでも行こう。

そう、どこまでも。

                 服部 佳弘

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