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幾千年の昔、羽売りの商人がいました。 商人は人々に空を飛ぶことのできる羽を売ることで生計…
幾千年の昔、しろいくまが極寒の氷の上で寝ていました。 するとそこに村のやんちゃな男の子ジ…
幾千年の昔、永遠の愛を誓いあう男女がいました。 とある日男が言いました。 「何があっても…
幾千年の昔、世界が炎に包まれました。 そこら一帯の森林は焼けて炭になり、山をも溶かす勢い…
幾千年の昔、くしゃみをすると幸せが出ていくという言い伝えがありました。 とある町に住むフ…
幾千年の昔、空に浮かぶお月様が涙を流しました。 その一滴の粒は空高くから舞い落ち、海には…
幾千年の昔、籠に捕らわれたオウムがいました。 オウムはいつも籠を鳴らし主人に訴えます。 「はやくここから出せ。私はこんなところで完結する生命ではない。」 オウムは今いる籠の中から抜け出し外の世界を見たいと考えていました。 しかしその声は主人には届きません。 同じ籠に捕らわれているもう一匹の小さいオウムが言いました。 「お前はいつも外に出たいと言っているがやはりやめといたほうがいい。外の世界は大変危険だ。」 実はこの小さいオウムは外の世界からやってきたオウムなので
幾千年の昔、その国の民は同じ夢を見ました。 何もない真っ白な空間 目の前には裸の少女が後…
幾千年の昔、人間に憧れる人魚がいました。 海辺で貝を拾っている青年に人魚は話しかけました…
幾千年の昔、とある孤島のぽつりと立つ家に住むポンタのもとに首のない人間が訪れました。 「…
幾千年の昔、燃える人間が現れました。 彼は極寒の地に住む人々に温もりを与え、夜に灯をもた…
幾千年の昔、死刑囚が死刑執行人に言いました。 「俺は何人も人を殺したせいで今から死刑にな…
幾千年の昔、顔の絵を集めるのが大好きなお金持ちの老婆がいました。 老婆は死ぬまでに使い切…
幾千年の昔、絶望の吊り橋という橋がありました。 この橋はどれだけ進もうとも終わりは現れません。無限に橋が続いています。 とある日、この絶望の吊り橋がどこにつながっているのかを調べようと、ある国が大人数の調査隊を編成し派遣しました。 彼らはこの調査が数年規模になると思っていたので、大量の食糧などを準備して橋に挑みました。 がしかし、三年、四年、五年、六年と歩き続けても終わりが現れる気配が一切ありませんでした。 次第に食料が尽き餓死するものも現れ始めました。 そうして