奴隷と猫
幾千年の昔、顔の絵を集めるのが大好きなお金持ちの老婆がいました。
老婆は死ぬまでに使い切れない程のお金を持っていたので、そのお金で頻繁に奴隷を買っていました。
奴隷を買ってまず奴隷たちを一人一人別の部屋に住ませます。
さらに一人一人に一匹ずつ猫をペットとして与えます。
そして一年間奴隷と猫の二人だけの空間で一年間生活させます。
すると奴隷はペットの猫に対しとてつもない愛情を抱きます。
そして愛情が最高潮に達した瞬間に、奴隷の目の前で猫を殺します。
その際に現れる奴隷の絶望の表情を、老婆は絵描きに描写させるのです。
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