『本屋 Title』に行ってきた! #うちの積読を紹介する
はじめに:本当の目的地へ行く前に
2024年5月26日。
荻窪にある『本屋 Title』さんに行ってきました。
以前「推し書店」としてご紹介した本屋さんでもあります。
なんで行ったのかというと。
この日は新日本プロレスのジュニアヘビー級選手の祭典『BEST OF THE SUPER Jr.』の公式戦が、国立代々木競技場第二体育館という会場で行われる日だったんです。
で、会場の最寄り駅がJR山手線の原宿駅でして。
(会場名に代々木ってついてるのに最寄り駅が代々木じゃないって罠みたいですよね)(私は初めて行った時、普通に代々木駅で降車してしまって慌てて電車に乗り直しました)
17時開場だから昼間は自由に動けるけど……と考えた時。
\そうだTitleさん行こう/
と思いついたんです。
荻窪は土日なら快速も停まるし、新宿で山手線に乗り換えれば会場まですぐだし。
寄り道にはちょうど良いかも、とか思ったりして。
Titleさんで過ごした時間
年始に行って以来なので、約半年ぶりと言っても過言ではないはず。
着いた時はそこそこ混んでいたけど、どうもカフェスペースの準備待ちの人たちだったらしく、すぐに空いたので店内を思う存分眺めてきました。
並んでいる背表紙に、背景を想像する余地のある書店って楽しくて好きなんです。本の並びに文脈を感じられる、というのかな。
今回訪れたTitleさんで一番印象に残っているのは、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の隣に置いてあったテネシー・ウィリアムズという作家の小説でした。
それがこちら。↓
インパクトありすぎるタイトル!
ただ、サリンジャーが『The Catcher in the Rye』を書いた結果、様々な毀誉褒貶をその身に一身に受けた事実を思うと…。
偶然か、それとも意図があったのか。
なんとも皮肉な並びだと思ってしまいました。
(と同時にすごく気になって読みたくもなったので、いつかのためにメモがてら今回書いている次第)
時間をかけて店内を眺めた後は、カフェスペースでコーヒーをいただきながら読みかけの本を読む、心穏やかな時間を過ごせました。
プリンも食べたかったけど品切れだったので、また近々行きたいものです。
今回お迎えした本たち
出来事に結構字数を費やしてしまったので、ここからはサクサクいきます。
1.『記憶の盆をどり』町田康
単行本を近々再読しようと思ってたんですけど、どうせなら文庫で再読するのもいいかも、というわけで購入しました。
乗代雄介さんの解説も気になります。わくわく。
2.『小説編集者の仕事とはなにか?』唐木厚
つくだとしおさんの↑こちらの記事をきっかけに知った一冊です。感謝!
著者は書名にもあるとおり小説編集者、そしてメフィスト賞の創設にも関わった方だそうで、森博嗣さん大好き人間としてはチェックしなければと思った次第。
3.『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』熊代亨
本当は隣に置いてあった、同じ著者さんのハヤカワ新書『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』という一冊が目にとまったんです。
そっちを買うつもりだったけど、こっちのタイトルも気になる…。と少し考えた結果、ハヤカワ新書なら他の書店でも見つけられるだろう、と判断してこっちにしました。
独立系書店での購入は「いま」を大事にしたいです。面白かったらハヤカワ新書の方も読んでみます。
4.『しぶとい十人の本屋』辻山良雄
著者の辻山さんは『本屋 Title』の店主さんでもあります。
Titleさんで購入すればおまけのインタビューが載ったペーパーがついてくると知って、冒頭で紹介した『呪い』の購入を諦めてこちらを選びました。楽しみです。
おわりに:積読本を増やそうキャンペーン実施中
毎週のように「#うちの積読を紹介する」と称して購入品紹介をしておりますが、相変わらず読む時間を取れていないのも確かです。
開き直って「積読本を増やそうキャンペーン(参加者:わたし)」のつもりで我道驀進するのも悪くないんじゃないかなあ、とか思ったりして。
とはいえ積んでおくだけなのも味気ないので、近々読む時間を設けるつもりです。今後を考えた上でのキャンペーンでもあります一応。
お読みいただき、ありがとうございました。
機会があれば『本屋 Title』さん、ぜひ行ってみてくださいませ。