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散歩日記

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都内近郊を中心に散歩した時に撮ったものをまとめました。
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『明治神宮(原宿 2024年10月下旬)〜明治神宮が観光地化した今、見えてきた新しい日本の風景

『明治神宮(原宿 2024年10月下旬)〜明治神宮が観光地化した今、見えてきた新しい日本の風景

原宿に用事があったので、少し早めに出かけて明治神宮に立ち寄りました。以前はJR原宿駅からかなり遠回りしないと行けなかった明治神宮も、駅からすぐの出口ができたおかげで、気軽に訪れやすくなりました。

10年ほど前までは休日でも境内は人が少なく、のんびりと散策できたのですが、ここ数年は特にコロナの影響が落ち着いてから多くの人が訪れるようになり、すっかり観光地化した印象です。

私が訪れた日も、よく晴れ

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『蘆花恒春園(世田谷区 10月中旬)〜秋の風を感じながら、世田谷の自然の中でのんびり過ごす

『蘆花恒春園(世田谷区 10月中旬)〜秋の風を感じながら、世田谷の自然の中でのんびり過ごす

徳富蘆花の家が保存されている公園では、彼が生前に暮らした家を見学することができます。
先日、世田谷文学館でトークイベントがあった際に立ち寄ってみましたが、相変わらず地元の人々が憩いの場として利用している様子でした。庭園はよく手入れされており、訪れた日は晴天で、秋の心地よい風が軽やかに吹いていて、半袖で散策するのにちょうど良い気候でした。
インバウンドの観光客は至る所で見かけますが、日本の文化人、特

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『粕谷二丁目本橋家の竹林市民緑地(世田谷区粕谷 2024年10月中旬)〜世田谷の竹林散策

『粕谷二丁目本橋家の竹林市民緑地(世田谷区粕谷 2024年10月中旬)〜世田谷の竹林散策

蘆花恒春園に行く途中の住宅街、何気なく横を見ると、
『粕谷二丁目本橋家の竹林市民緑地』
と書かれた不思議な入口をみつけました。
ここは何度か通ったことがあるはずが、今まで気づかない金属扉の向こう側には、奥へと続く石畳の道が続いています。
奥へと足を進めていく、ひっそりと佇む緑豊かな一角が広がり、小鳥のさえずりが聞こえてきた。まるで絵本の世界に迷い込んだような、そんな錯覚になりました。
道の途中、視

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『金王八幡宮(渋谷 10月中旬)〜変貌し続ける渋谷の片隅に佇む、変わらず時の流れを刻む神社

『金王八幡宮(渋谷 10月中旬)〜変貌し続ける渋谷の片隅に佇む、変わらず時の流れを刻む神社

ふと気が向いて、渋谷の金王八幡宮へと足を運びました。高空には透明感のある青い空が広がり、境内に僅かに吹く秋風が心地良かったです。少しだけ色づき始めた木々の葉と、ベンチで談笑する白人の家族連れ。カメラを構え、境内を収める人たち。特に観光地というわけでもないのに、いつの間にかこうしたところでも、国際色豊かな光景。見掛けるようになったのは、いつの頃からだったのかと思ったりしました。
あの談笑していた海外

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『檜町公園(東京ミッドタウン六本木 10月上旬)〜六本木の癒しスポット、霧雨に濡れる日本庭園の魅力

『檜町公園(東京ミッドタウン六本木 10月上旬)〜六本木の癒しスポット、霧雨に濡れる日本庭園の魅力

六本木に用事があったので、東京ミッドタウンに立ち寄り、ミッドタウンガーデンから檜町公園まで足を伸ばしてきました。霧雨に濡れた日本庭園は、しっとりとした情緒があり、雨の日ならではの魅力が感じられます。雨のおかげで人も少なく、のんびりと散策を楽しむことができました。
少しひんやりとした風を感じながら、水気を帯びた敷石や、雨でできる細かい水紋を眺めていると、ふっとトンボが飛んできました。
もう今年の猛暑

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『百観音明治寺(中野区 2024年9月上旬)〜子どもたちの遊び場と歴史が交差する、沼袋の百観音明治寺

『百観音明治寺(中野区 2024年9月上旬)〜子どもたちの遊び場と歴史が交差する、沼袋の百観音明治寺

用事で西武新宿線の沼袋駅に行った際、駅から少し歩いたところにある百観音明治寺に立ち寄りました。
その日の朝は、晴天ながら暑さが控えめで過ごしやすい天気でした。お寺の横にある公園では、近所の子どもたちが連れ立って遊んでいて、駆けっこの後、ベンチに座って楽しそうにおやつを食べている光景が広がっていました。子どもたちが境内で遊び、おやつを楽しむ姿は、どこか昭和の原風景を思わせるものがありました。
お寺の

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