Y.T.

【テーマ】 思索、過去の思い出、健康、資格試験(IT)、ピアノ、循環気質、クオーターライフクライシス、人間関係リセット症候群、逃げ癖、承認欲求、あるはずだった未来の不在

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ゲンロン友の会 15期入会

ゲンロン友の会 15期に入会しました。 僕は大阪在住なので、ゲンロンカフェ(@五反田)には1回しか行ったことがなくなかなか行ける機会もないので残念だったのですが、15期から「ゲンロンぶらり友の会」という東浩紀の地方行脚(地方からの配信イベント?)が始まるとのこと。関西で開催される際には是非行ってみたい。 IT業界で働いているとはいえ、大学の学部は人文系であり、ITよりも人文的なものに共感を感じるのは今もです。ただ年齢を重ねていくに連れて、仕事の忙しさからか、新しい分野の本

    • 『終わるまではすべてが永遠』(木澤佐登志)感想/連想

      表題の本を読みました。 著者(木澤佐登志)が直近5年間の間に様々な媒体で書いてきた原稿をまとめた著作集のようです。 『現代思想』で以前読んだことがある文章も収録されていて懐かしかったです。 本書全体の通奏低音にあるのは、「外部に到達するための手がかりはどこにあるのか」という問題意識。 著者が注目するのは「壊れ」のようです。世界の調和が意図せず壊れてしまっているという、ほころび/バグ/幽霊が到来することが、外部とのコミュニケーションの立ち現われの契機足りえるという希望。折しも

      • 映画『ふれる。』感想

        久々にアニメ映画を見に行った。『ふれる。』という作品 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』とか『心が叫びたがっているんだ』といった、テン年代を代表する正統的青春アニメを作ったスタッフ(監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:田中将賀)の最新作ということで見に行った。 エンディングロールで初めて気付いたのだが、主人公の男の子(小野田 秋)のCVがking & princeの永瀬廉ということもあって、king & princeファンも集客されていたようだ。

        • 上半期振り返り

          2024年上半期の振り返り 【よかったこと】①歯医者に行って虫歯を治療できた。 ⇒結構でかい虫歯が2個あった。4年ぐらい歯医者行ってなかったので。詰めものを入れる羽目に。しかし歯医者で治療した後に眠くなるのはな~ぜ? ②GWに旅行に行けた ⇒GWに東北と東京に旅行に行けた。ゲンロンカフェに初めて行った。 ③仕事が続いている 特に2月、4月末、6月頭、7月中旬はしんどくて危機的状況だったが、何とか仕事を続けることができた。困難を乗り越える経験になっている(前向きにと

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        ゲンロン友の会 15期入会

          バイバイ、Teams。バイバイ、メール基本認証。バイバイ、VBS。

          僕は今一応IT業界の末端で働いているのですが、ITの世界は移り変わりが早いですね。特にMicorosoftのサービスは。 ずっとIT業界で働いてきた人にとっては「いつものことだ」と感じるのかもしれないですが、若干感傷的な気分になってきたので、以下MSのサービス終了についてまとめておきます。 1.Teams来週で(2024年7月1日-)、ついに「従来のTeams(classic Teams)」がサービス終了になるようです(サポート終了)。 もちろん「新しいTeams(Tea

          バイバイ、Teams。バイバイ、メール基本認証。バイバイ、VBS。

          すべてを飲み込む「青春」(『みんなの<青春> 思い出語りの50年史』感想)

          表題の本を読みました。著者は教育社会学者で、京大准教授の石岡学先生。 本書における著者の問題意識は、下記のようにまとめられていました。 ざっくりいうと ①日本社会において、なぜこんなにも「青春イメージ」が跋扈を振るっているのか ②なぜこんなにも私たちは「青春」について語りたくなるのか、その語りの意味は という問いが著者の引っかかりであり、それを70年代から現代までのそれぞれの時代の「青春言説」を紐解きながら解明するのが、この本の筋でした。 1.僕の青春理解(ゼロ年代から

          すべてを飲み込む「青春」(『みんなの<青春> 思い出語りの50年史』感想)

          『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)の感想/印象的な文章

          表題の文庫本を読みました。 初期(80年代)村上春樹の短編集。 『ノルウェーの森』で大々的に有名になる前の短編ということで、全体的に文章が良くも悪くも若々しい気がしました。 今回は文庫本版(中央文庫)を読んだのですが、その後私選著作集(『村上春樹全作品 1979~1989』)に収録される際には大なり小なり改定されたようなので、また機会があれば著作集版も読んでみようと思いました。 1.「シドニーのグリーン・ストリート」「シドニーのグリーン・ストリート」は、後のシリーズもの

          『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)の感想/印象的な文章

          駿台予備学校の思い出 ~ゲンロン「予備校文化(人文系)を「哲学」する」に寄せて~

          GW休みを利用して、5/3(金)にゲンロンの「予備校文化(人文系)を「哲学」する」を現地まで見に行きました。 ゲンロンカフェには初めて行ったのですが、想像していたよりもこじんまりとしていて(アジトな感じで)よかったです。 登壇者は、哲学者の入不二基義先生、駿台国語科霜栄先生、駿台英語科大島保彦先生の三名でした。 イベントを聞きながら、(イベントの内容とは直接マッチしない)自分の予備校時代や大学時代を思い出したりして、懐かしかったです。 1.駿台予備学校(関西)僕も高校

          駿台予備学校の思い出 ~ゲンロン「予備校文化(人文系)を「哲学」する」に寄せて~

          回転式本棚を購入した

          私は同世代の中では本をよく読む(買う)人間なのですが、本棚がなくてうまく本を整頓できないのが悩みでした。 というわけで、ニトリで回転式の本棚(6段!)を購入しました。 サイズ的に入らない本は別の棚に収納することにして解決。 いい買い物だったと思います。 値段も10000円ちょいでお買い得です。 #我が家のDIY

          回転式本棚を購入した

          『現代思想 2024年1月号 ビッククエッション』感想

          久しぶりに雑誌『現代思想』を手に取り読みました。1月号のテーマは「ビッククエッション」。"なぜ人を殺してはいけないのか"、"美しいとはどういうことか"、"歴史とは何か"、"テクノロジーの進歩は止めるべきなのか"など、壮大な問いに対して各論者が4-8ページで論ずる、というやや無謀な回でした。 学問が極度に細分化し、また「困難は分割せよ」の圧力が強い現代ですので、「良心的な」知識人は回答を出すことができるサイズの問いに終始しがち。ですが、壮大なことを考え論じてくれた方が面白いで

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          『就活闘争20XX』(佐川恭一)感想

          表題の本を読みました。佐川恭一の本は割とよく読んでいます。 超異次元の少子化対策が奇跡的にハマり、ウルトラベビーブームになることで競争が激化した時代の人気企業Z社の就職活動がテーマの小説でした。主人公はやはり、勉強しか取り柄のない京大生。 佐川恭一らしい学歴(の小さな差異)に対する異常なこだわりと清々しいまでのステレオタイプ化は、やはり健在で面白かったです。 特に「SNSのフォロワー10万人を24時間以内に獲得することが合格条件のインターンシップ」が印象に残りました。 「

          『就活闘争20XX』(佐川恭一)感想

          積読している本たち

          それぞれの本には「読むべきタイミング」があるのでしょう。 購入するタイミングと読むべきタイミングが異なる本の場合は、その間「積読状態」になるわけで。 実際、大学1年生のときに張り切って『ツァラトゥストラはかく語りき』(ニーチェ)を購入しましたが、その時点では序説しか読み進めることができませんでした。単純に面白さ(interesting, funnyともに)が分からなくてです。 大学で哲学・思想の知識を習得することで、「どのように読めば面白いのか」「自分の興味関心とどこが共通

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          『ふたりの距離の概算』『いまさら翼といわれても』感想(米澤穂信著)

          今年の7月から米澤穂信の「小市民シリーズ」がアニメ化するようです。 大学生のときに、米澤穂信原作の『氷菓』を視聴していたことを思い出しました。もう10年以上前です。 原作の古典部シリーズは全6冊刊行されていて、2012年にアニメ化されたのは4巻まで。 最近それ以後の、5巻『ふたりの距離の概算』と6巻『いまさら翼といわれても』を読みました。 折木や千反田が2年生になっていました。 1.5巻『ふたりの距離の概算』5巻『ふたりの距離の概算』は、古典部に仮入部してきた大日向がど

          『ふたりの距離の概算』『いまさら翼といわれても』感想(米澤穂信著)

          スポーツ型と読書型

          物事のどこに力点を置くのかによって、人はスポーツ型と読書型に分けられるだろう。 スポーツ型は、「うまくできるようになること」に力点を置く。昨日できなかったことが今日できるようになり、明日になるともっとうまくできるようになるということ。連続的な能力の発達を尊び、他者(過去の自分含む)との勝ち負けに関心がある。換言すれば、共役可能な一つのパラダイムやルールの中での比較こそが、スポーツ型の人間にとっての人生の幹である。 対して読書型の人間にとって、「ものの見方を変えられること」

          スポーツ型と読書型

          2024年幸先の悪いスタート

          2024年が明けて早1週間です。地震や事故が続き、落ち着かない日々が日本全体として続いています。 僕個人としても、タイミングの悪いことに風邪(インフル?)になってしまいました。 風邪薬を飲む前は40℃近くでした。 ひたすらポカリとプリン(熱が37℃代になってからスープ春雨も)を食べる機械になってしまいました。 有給を使用していたので、明日が年初初出勤なのですが、幸先悪し(熱が引いていなければ在宅にしてもらい、熱が上がっていればもう一日お休みという感じになると思います)

          2024年幸先の悪いスタート

          今年の振り返りと来年に向けた抱負

          2023年もあと3日で終わりです。今年の振り返りと来年の抱負をまとめておきます。 1.仕事今年は職場移動がありました。おおむね僕にとっては状況は好転したと思います。在宅勤務と出社のハイブリットという働き方も慣れてきました。そろそろ毎日出社に戻るのでしょうか? ①英語 現在の職場に異動してから、頻繁に英語を使用する環境だったので、自分の英語力の低さ(特にwriting, listening, speaking)を痛感しました。 ただ周りの人間は僕以上に英語ができないという

          今年の振り返りと来年に向けた抱負