こうへい

北海道での25年間の記者生活に区切りを付けて独立。2023年12月に北海道と世界をつなげる会社を立ち上げました。地球目線で新たなライフスタイルを提案していきます。

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北海道での25年間の記者生活に区切りを付けて独立。2023年12月に北海道と世界をつなげる会社を立ち上げました。地球目線で新たなライフスタイルを提案していきます。

マガジン

  • ウィズコロナ時代の旅と生活術

    北海道からの「越冬移住」、北海道での「越夏移住」のライフスタイルを提案しようと起業を志しました。夏は世界有数の楽園でもある北海道で過ごし、冬は地球に優しいSDGsな土地に移り住む。ウィズコロナ時代の開拓者として活動を進めます。

  • 北海道の楽園生活

    夏の北海道は世界でも有数の楽園だと思います。 北海道生活の魅力を随時発信していきます。

最近の記事

札幌の宿 ADDressも面白い

 多拠点生活を進める上での有力な選択肢として、「ADDress(アドレス)」というサブスク型の宿泊サービスがあります。2019年の開始当初は全国11カ所の宿泊施設を月5万円、年間契約だと月4万円で何日でも滞在できるサービスを提供し、注目を集めました。  当時、サラリーマンだった私は「会社を辞めたら、ひとまずアドレスに入会して国内を旅しよう」と考えていました。ところが、コロナ禍の影響もあったのでしょうか、脱サラ直前の2023年1月、アドレスは大幅な値上げに踏み切ります。月30

    • 中島公園紅葉ライトアップ初開催

       札幌中心部で11月3日まで初開催されている「中島公園紅葉ライトアップ」に足を運びました。自宅に近く、身近な憩いの場でしたが、ライトアップによって見たことのない景色が広がり、新たな魅力を知ることができました。  イベントは札幌商工会議所が主催。すすきの方面から南下した地下鉄中島公園駅付近に看板が立っており、協賛企業の多さが目を引きます。  地下鉄駅出口付近のイチョウ並木は、まさに黄金色。10月26、27両日にライトアップイベント「金葉祭(こんようさい)」が開かれた北大のイ

      • マガン集う美唄 人のねぐらも充実

         秋深まりゆく北海道で、ぜひ訪れていただきたい場所があります。札幌から車で1時間余りで行ける美唄市の「宮島沼」。夏にロシアの極東地域で繁殖し、日本で冬を越すために飛来するマガンの国内最北端寄留地として知られるラムサール条約湿地です。9月には近くに「道の駅」がオープン。マガンだけでなく、ドライバーにとっても最高のねぐらが誕生したのでご紹介します。  宮島沼でマガンが見られるのは、9月下旬から10月下旬にかけて。カムチャツカ半島から休まずに飛び続けた群れが、越冬地の宮城県へ向か

        • 札幌郊外 きのこの山は食べ盛り

           芸術の秋、食欲の秋を紹介してきましたので、今回は運動にまつわるお話を。   9月の最終週、札幌中心部からほど近い秘密基地的な森へきのこ狩りに出かけました。案内してくれたのは帯広市在住の専門家・宮谷恵美子さん。前日夜には「時代はキノコ! めくるめくキノコの世界へ」と題した座学が行われました。勉学の秋ですね。  座学では、目から鱗が落ちるようなお話がありました。世界にキノコがなかったら、森はすぐに植物の死骸でいっぱいになってしまうということです。  約3億年前まで続いた石炭

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        • ウィズコロナ時代の旅と生活術
          28本
        • 北海道の楽園生活
          46本

        記事

          秋の札幌 フェストより旨安ブランチ

           食欲の秋。大通公園では今月29日まで、恒例のグルメイベント「さっぽろオータムフェスト」が開かれています。コロナ禍が明けた昨年の来場者数は238万人と、雪まつりやビアガーデンに匹敵する一大イベントになりました。  それでも、です。オータムフェストってちょっと値段が高くないですか? 礼文島から出店中の屋台で出している「ぜいたく2種食べ比べウニ飯」の価格は3500円。店を回って食べ比べしようという気には、なかなかなれません。  そんな中、会場から数分歩くだけで、ワンコイン以下で

          秋の札幌 フェストより旨安ブランチ

          白老に苫小牧 森のアートを愛でる秋

           厳しい暑さが続く日本列島ですが、北海道は日増しに秋が深まっています。この3連休は深い森の中でアートを楽しむ旅を企画しました。  まず向かったのは胆振管内白老町の「飛生(とびう)芸術祭2024」(ポスターをクリックするとホームページにアクセスできます)。  芸術家が集い、アートコミュニティーとして生まれ変わった旧飛生小学校(1986年閉校)を会場に2009年から続くイベントで、私も毎年のように足を運んでいます。  校舎の教室窓にはポップアートで世界的にも知られる奈良美智(

          白老に苫小牧 森のアートを愛でる秋

          初山別 日本一の車中泊スポット

           利尻・礼文島から車で札幌に戻る道中、以前から車中泊をしたかった名所に立ち寄りました。稚内から日本海沿いの国道(通称・日本海オロロンライン)を通って2時間ほど。初山別(しょさんべつ)村にある「みさき台公園キャンプ場」です。    以前、noteにも書きましたが、私は車で旅に出る際、「みんなでつくる車中泊マップ」というホームページを参考にしています。 https://syachuhaku.fxtec.info/index.php?%E3%81%BF%E3%82%93%E3%8

          初山別 日本一の車中泊スポット

          熊・蛇なし 安心の礼文島トレッキング

           利尻島に2泊した後、西岸の沓形港からフェリーに乗り、礼文島にやって来ました。礼文を訪れるのは13年ぶり。前回は当時勤めていた職場の同僚と自転車を借り、南部の香深港から最北端のスコトン岬までを往復しました。距離にして50キロ余りでしたが、島唯一のレンタル自転車屋には、お世辞にも走りやすいとは言えないママチャリしかなく、けっこうハードでした。  今回の礼文訪問はトレッキングが目的。北海道はここ数年、野生の熊が頻繁に市街地にまで出没していて、山を歩くのは相応のリスクが伴います。

          熊・蛇なし 安心の礼文島トレッキング

          利尻島は「北のサイクリング聖地」

           台風10号が日本列島を横断した8月末。札幌から稚内まで車を走らせ、最北の島々を旅してきました。まずは自転車で1周約60キロを巡り、見所満載だった利尻島の魅力を紹介します。  稚内発7時15分のフェリーに乗るため、前日は無料駐車場の「北臨港北駐車場」で車中泊しました。隣りの道の駅にはキャンピングカーなどがびっちり。芝生でテント泊している旅人もいます。  道の駅はJR稚内駅に併設しています。駅構内の「セイコーマート」は午前6時にオープン。ここでホットコーヒーと海苔弁当を買い

          利尻島は「北のサイクリング聖地」

          北海道温泉手形で絶景キャンプ&秘境駅

           北海道を車で旅する温泉好きの方に、買っていただきたい雑誌があります。月刊の北海道総合情報誌「HO(ほ)」です。毎月、道内各地の観光やグルメ情報を深堀りしているこの雑誌。巻末に日帰り入浴できる温泉施設の半額割引券や無料パスポートが付いているのです。  掲載している無料施設は毎月6~10カ所ほど。札幌からは離れた場所であることが多いのですが、旅をすれば数カ所は立ち寄ることができます。札幌周辺も含めて20カ所近い半額クーポンも付いてきます。2024年現在、雑誌の価格は770円で

          北海道温泉手形で絶景キャンプ&秘境駅

          暑いし熱い! 東北夏祭り巡り

           北海道も真夏日が続いています。本来ならこの時期、さらに暑い本州には行きたくないのですが、8月上旬に時間ができたため、この時期にしか見られない東北夏祭りを巡ってみました。  苫小牧~八戸間のフェリーに車を載せ、往復船内2泊、ホテル2泊、車中泊4泊のセミハードな旅。取り急ぎ6カ所の祭りを巡った順にご紹介します。  イチ押しは、五所川原立佞武多(ごしょがわら・たちねぷた)。その迫力は青森のねぶた以上。ぜひ足を運ぶのをおすすめします。  東北夏祭りと言えば、仙台七夕まつりと山形花笠

          暑いし熱い! 東北夏祭り巡り

          夜景も美しい富良野のラベンダー

           前回のnoteに「この時期の北海道のおすすめは積丹半島」と書きましたが、言葉足らずでした。7月の北海道は富良野周辺のラベンダーを抜きにして語れません。いや、礼文島の高山植物や、世界遺産の知床半島も抜きにできないかも。ちょっと書ききれないので、今回はラベンダーの夜間鑑賞という新しい楽しみ方をご紹介します。  7月20日に中富良野町で行われた「第41回なかふらのラベンダーまつり&花火大会」。町営の「北星山(ほくせいやま)ラベンダー畑」で行われる花火大会で、当日は大規模な交通規

          夜景も美しい富良野のラベンダー

          「海の日」の積丹 奇祭も楽しい!

           「海の日」の3連休。北海道では今年も、野外フェス「JOIN ALIVE(ジョインアライブ)」など、さまざまなイベントが繰り広げられました。この時期の、私のおすすめは積丹半島。連休中には全国でも珍しい奇祭も行われます。新たにオープンしたキャンプ場を拠点に、積丹では、まだあまり知られていないアクティビティーを満喫しました。  車で札幌から2時間弱、小樽からは1時間弱。積丹は自然の宝庫にも関わらず、アクセスが良い点も魅力です。積丹町の中心街・美国地区に今夏プレオープンしたのが、

          「海の日」の積丹 奇祭も楽しい!

          キャンプに温泉… 伊達市大滝は無料天国

           札幌から車で2時間足らず。以前は大滝村だった伊達市大滝区には、車で芝に乗り入れできる無料キャンプ場に加え、源泉かけ流しの無料公衆浴場もあります。北湯沢温泉リゾートで知られる大滝区ですが、北海道の涼しい夏は、大自然の中で過ごすのがおすすめ。道民にもあまり知られていないアウトドア天国をご紹介します。  札幌から大滝区に行くのは中山峠を越えるのが最短ルート。でも、せっかくだからドライブを楽しみたい。そんなわけで往路は支笏湖をぐるっと回って向かうことにしました。湖の南西にある美笛

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          八雲PA 極上の休憩スポット

           自転車での転倒から1か月経ち、ようやく日常が戻ってきました。救急病院のレントゲン検査であばら骨折が判明した際、お医者さんに「次はいつ通院したら良いですか?」と聞いたのですが、「痛みが激しくならなければ、もう来なくていいです」と言われ、腰を固定するサポーターと鎮痛剤を処方されました。本当に完治したのか分からずモヤモヤした日々です。  でも、6月の北海道は新緑が美しく、旅するには最適な季節。痛みも治まったので道南へドライブに出かけてきました。  10年前にN-BOX+(プ

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          あばら骨折 狸小路2丁目が生命線

           今年のゴールデンウイークは終盤にアクシデントが待ち構えていました。5日の「こどもの日」に自転車で転倒。救急病院でレントゲン撮影した結果、肋骨が2本折れていることが判明したのです。  あばらの骨折って、ギブスがあるわけでもなく、自然治癒を待つしかないケースが多いみたいで、Amazonで取り寄せた胸部サポーターをしながら自宅で静養することになりました。  朝はメジャーリーグ観戦。その後、Amazonプライムなどで映画を鑑賞した後、夜はプロ野球を観戦するなど、記者だった

          あばら骨折 狸小路2丁目が生命線