こうへい

北海道での25年間の記者生活に区切りを付けて独立。2023年12月に北海道と世界をつな…

こうへい

北海道での25年間の記者生活に区切りを付けて独立。2023年12月に北海道と世界をつなげる会社を立ち上げました。地球目線で新たなライフスタイルを提案していきます。

マガジン

  • 北海道の楽園生活

    夏の北海道は世界でも有数の楽園だと思います。 北海道生活の魅力を随時発信していきます。

  • ウィズコロナ時代の旅と生活術

    北海道からの「越冬移住」、北海道での「越夏移住」のライフスタイルを提案しようと起業を志しました。夏は世界有数の楽園でもある北海道で過ごし、冬は地球に優しいSDGsな土地に移り住む。ウィズコロナ時代の開拓者として活動を進めます。

最近の記事

白老に苫小牧 森のアートを愛でる秋

 厳しい暑さが続く日本列島ですが、北海道は日増しに秋が深まっています。この3連休は深い森の中でアートを楽しむ旅を企画しました。  まず向かったのは胆振管内白老町の「飛生(とびう)芸術祭2024」(ポスターをクリックするとホームページにアクセスできます)。  芸術家が集い、アートコミュニティーとして生まれ変わった旧飛生小学校(1986年閉校)を会場に2009年から続くイベントで、私も毎年のように足を運んでいます。  校舎の教室窓にはポップアートで世界的にも知られる奈良美智(

    • 初山別 日本一の車中泊スポット

       利尻・礼文島から車で札幌に戻る道中、以前から車中泊をしたかった名所に立ち寄りました。稚内から日本海沿いの国道(通称・日本海オロロンライン)を通って2時間ほど。初山別(しょさんべつ)村にある「みさき台公園キャンプ場」です。    以前、noteにも書きましたが、私は車で旅に出る際、「みんなでつくる車中泊マップ」というホームページを参考にしています。 https://syachuhaku.fxtec.info/index.php?%E3%81%BF%E3%82%93%E3%8

      • 熊・蛇なし 安心の礼文島トレッキング

         利尻島に2泊した後、西岸の沓形港からフェリーに乗り、礼文島にやって来ました。礼文を訪れるのは13年ぶり。前回は当時勤めていた職場の同僚と自転車を借り、南部の香深港から最北端のスコトン岬までを往復しました。距離にして50キロ余りでしたが、島唯一のレンタル自転車屋には、お世辞にも走りやすいとは言えないママチャリしかなく、けっこうハードでした。  今回の礼文訪問はトレッキングが目的。北海道はここ数年、野生の熊が頻繁に市街地にまで出没していて、山を歩くのは相応のリスクが伴います。

        • 利尻島は「北のサイクリング聖地」

           台風10号が日本列島を横断した8月末。札幌から稚内まで車を走らせ、最北の島々を旅してきました。まずは自転車で1周約60キロを巡り、見所満載だった利尻島の魅力を紹介します。  稚内発7時15分のフェリーに乗るため、前日は無料駐車場の「北臨港北駐車場」で車中泊しました。隣りの道の駅にはキャンピングカーなどがびっちり。芝生でテント泊している旅人もいます。  道の駅はJR稚内駅に併設しています。駅構内の「セイコーマート」は午前6時にオープン。ここでホットコーヒーと海苔弁当を買い

        白老に苫小牧 森のアートを愛でる秋

        マガジン

        • 北海道の楽園生活
          42本
        • ウィズコロナ時代の旅と生活術
          27本

        記事

          北海道温泉手形で絶景キャンプ&秘境駅

           北海道を車で旅する温泉好きの方に、買っていただきたい雑誌があります。月刊の北海道総合情報誌「HO(ほ)」です。毎月、道内各地の観光やグルメ情報を深堀りしているこの雑誌。巻末に日帰り入浴できる温泉施設の半額割引券や無料パスポートが付いているのです。  掲載している無料施設は毎月6~10カ所ほど。札幌からは離れた場所であることが多いのですが、旅をすれば数カ所は立ち寄ることができます。札幌周辺も含めて20カ所近い半額クーポンも付いてきます。2024年現在、雑誌の価格は770円で

          北海道温泉手形で絶景キャンプ&秘境駅

          暑いし熱い! 東北夏祭り巡り

           北海道も真夏日が続いています。本来ならこの時期、さらに暑い本州には行きたくないのですが、8月上旬に時間ができたため、この時期にしか見られない東北夏祭りを巡ってみました。  苫小牧~八戸間のフェリーに車を載せ、往復船内2泊、ホテル2泊、車中泊4泊のセミハードな旅。取り急ぎ6カ所の祭りを巡った順にご紹介します。  イチ押しは、五所川原立佞武多(ごしょがわら・たちねぷた)。その迫力は青森のねぶた以上。ぜひ足を運ぶのをおすすめします。  東北夏祭りと言えば、仙台七夕まつりと山形花笠

          暑いし熱い! 東北夏祭り巡り

          夜景も美しい富良野のラベンダー

           前回のnoteに「この時期の北海道のおすすめは積丹半島」と書きましたが、言葉足らずでした。7月の北海道は富良野周辺のラベンダーを抜きにして語れません。いや、礼文島の高山植物や、世界遺産の知床半島も抜きにできないかも。ちょっと書ききれないので、今回はラベンダーの夜間鑑賞という新しい楽しみ方をご紹介します。  7月20日に中富良野町で行われた「第41回なかふらのラベンダーまつり&花火大会」。町営の「北星山(ほくせいやま)ラベンダー畑」で行われる花火大会で、当日は大規模な交通規

          夜景も美しい富良野のラベンダー

          「海の日」の積丹 奇祭も楽しい!

           「海の日」の3連休。北海道では今年も、野外フェス「JOIN ALIVE(ジョインアライブ)」など、さまざまなイベントが繰り広げられました。この時期の、私のおすすめは積丹半島。連休中には全国でも珍しい奇祭も行われます。新たにオープンしたキャンプ場を拠点に、積丹では、まだあまり知られていないアクティビティーを満喫しました。  車で札幌から2時間弱、小樽からは1時間弱。積丹は自然の宝庫にも関わらず、アクセスが良い点も魅力です。積丹町の中心街・美国地区に今夏プレオープンしたのが、

          「海の日」の積丹 奇祭も楽しい!

          キャンプに温泉… 伊達市大滝は無料天国

           札幌から車で2時間足らず。以前は大滝村だった伊達市大滝区には、車で芝に乗り入れできる無料キャンプ場に加え、源泉かけ流しの無料公衆浴場もあります。北湯沢温泉リゾートで知られる大滝区ですが、北海道の涼しい夏は、大自然の中で過ごすのがおすすめ。道民にもあまり知られていないアウトドア天国をご紹介します。  札幌から大滝区に行くのは中山峠を越えるのが最短ルート。でも、せっかくだからドライブを楽しみたい。そんなわけで往路は支笏湖をぐるっと回って向かうことにしました。湖の南西にある美笛

          キャンプに温泉… 伊達市大滝は無料天国

          八雲PA 極上の休憩スポット

           自転車での転倒から1か月経ち、ようやく日常が戻ってきました。救急病院のレントゲン検査であばら骨折が判明した際、お医者さんに「次はいつ通院したら良いですか?」と聞いたのですが、「痛みが激しくならなければ、もう来なくていいです」と言われ、腰を固定するサポーターと鎮痛剤を処方されました。本当に完治したのか分からずモヤモヤした日々です。  でも、6月の北海道は新緑が美しく、旅するには最適な季節。痛みも治まったので道南へドライブに出かけてきました。  10年前にN-BOX+(プ

          八雲PA 極上の休憩スポット

          あばら骨折 狸小路2丁目が生命線

           今年のゴールデンウイークは終盤にアクシデントが待ち構えていました。5日の「こどもの日」に自転車で転倒。救急病院でレントゲン撮影した結果、肋骨が2本折れていることが判明したのです。  あばらの骨折って、ギブスがあるわけでもなく、自然治癒を待つしかないケースが多いみたいで、Amazonで取り寄せた胸部サポーターをしながら自宅で静養することになりました。  朝はメジャーリーグ観戦。その後、Amazonプライムなどで映画を鑑賞した後、夜はプロ野球を観戦するなど、記者だった

          あばら骨折 狸小路2丁目が生命線

          GWの札幌 花見と山菜採りが定番に

           地球温暖化の影響なのでしょう。北海道もだんだん、季節が前倒しになってきています。ゴールデンウイーク前の4月18日には函館と札幌で桜の開花宣言がありました。函館と札幌で同時に桜が咲くなんて記憶にない出来事です。  そんなわけで、ここ最近のGWは花見に加え、山菜採りを楽しむのが定番になりつつあります。今年も札幌と近郊の日帰りドライブに出かけました。  まず向かったのが、昨年夏に開通した「北24条桜大橋」のたもとにある「豊平川桜の杜(もり)」です。  石狩川治水事業の80周年を

          GWの札幌 花見と山菜採りが定番に

          海外旅行 コロナが変えたこと

           ハノイからの陸路の旅も、ついに終点のホーチミンへ。夜のブイビエン通りのきらめきに目を奪われ、  戦争証跡博物館のむごたらしい写真に顔をしかめ、  ベトナムで一番高いビルからの眺めに息を呑み、  メコン川河口の広さを心に刻んで、  2カ月間に渡る旅を終えました。  さまざまな人とのつながりが生まれ、有意義な時間でした。  note執筆に当たって、海外旅行に関する文章はマガジン「ウィズコロナ時代の旅と生活術」にまとめようと思いました。ただ、今回の旅を終えて思ったのは

          海外旅行 コロナが変えたこと

          「ベトナムのハワイ」ダナンvsニャチャン

           ともに「ベトナムのハワイ」とも呼ばれる中部のダナン、南部のニャチャンの2都市に足を運びました。冬の北海道を離れて暮らす「越冬移住」の地としての可能性を探るためです。ロングステイ先に求められる条件を考慮しながら、両都市を比較してみました。 ①治安 ②物価  ロングステイ先の必要条件として真っ先に挙げられるのが、治安(自然災害の少なさを含む)と物価だと思います。  治安に関して、国際的なシンクタンク・世界平和研究所が発表した2023年の世界平和度指数によると、ベトナムの治安は

          「ベトナムのハワイ」ダナンvsニャチャン

          ベトナム縦断 寝台列車でGO!

           ベトナムを旅する上で、欠かせないと考えていた移動手段が寝台列車です。  私自身、いわゆる「鉄ちゃん」ではありませんが、修学旅行をはじめ、学生時代に乗ったブルートレインは思い出深く、郷愁を誘います。  ベトナムを南下する際は、ハノイ駅と合体した「マンゴーホテル」を旅の起点としました。  ここは日本で例えるなら東京ステーションホテル。と言えば、高級そうなのですが、朝食付きのツインルームで5000円を切る程度のリーズナブルな価格で泊まることができます。  フロントでは宿泊はもち

          ベトナム縦断 寝台列車でGO!

          1泊クルーズで楽しむハロン湾

           ベトナムを訪れる際、ハロン湾には行こうと決めていました。今回、1泊2日のクルーズに参加したところ、日帰りツアーよりも世界遺産を満喫することができ、大正解でした。充実のツアー行程をご紹介します。  ツアーはインタネットのほか、ハノイ市街地にあまたある旅行代理店で申し込むことができます。ハロン湾には多くの会社がクルーズ船を出しており、1泊2日の場合、2つ星クラスの船なら80ドル程度、3つ星クラスは100ドル程度、4つ星クラスは125ドル程度で乗ることができます。1つ星はおそら

          1泊クルーズで楽しむハロン湾