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こころのマインドフルネス#2「呼吸を意識する」

こころのマインドフルネス

みなさんこんにちは。公認心理師の赤田です。
いつも番組をお聞きいただき、ありがとうございます。
このポッドキャストは、心理学の専門家がさまざまな瞑想を通して、こころが軽くなるお話をしています。毎日の実践にお役立ていただければと思っています。どうぞ最後までおつきあいください。

本日のテーマは、マインドフルネスの入口にあたる、「呼吸を意識する」エクササイズです。何回もお聞きいただくことで、呼吸を意識することができるようになります。

エクササイズ

それでは、呼吸に注意を向けましょう。

これは、いつでも、どこでも実践することができます。自分の体の中に、息が入ってくること、そして息が出ていくことを観察します。この瞬間だけ、心をオープンにします。

この呼吸で、何かを得ようしたり、何かを起こそうなどと意識する必要は一切ありません。ただ気がそれてしまったときに、再び呼吸に意識を戻し、今、まさにこれがマインドフルでいる瞬間であることを喜びましょう。

自分の体の中に、息が入ってくること、そして息が出ていくことを観察します。いつでも、呼吸に注意を向ける時間をとってください。

雑念に対処する

マインドフルネス瞑想で一番大切なことは、3つあります。それは、姿勢を正すこと、呼吸を意識すること、注意をコントロールすることです。

瞑想を始めると、どうしてもさまざまな悩んでいることや、これからしなければならないこと、自分にとってつらいこと、気持ちが重たくなることなどを思いえがいてしまいます。
これらの思考が浮かぶことを雑念といいます。

雑念は、目の前に存在しているわけではありません。自分が思い描いている実体の無いイメージです。このイメージなのですが、実はあまり信頼ができません。なぜかというと、気分が落ち込んでいる状態の現実の認識は、多くの人が歪んでしまっているからです。これはカウンセリングをすると、気づくことができますが、一人ではなかなか気づくことができません。考えれば考えるほど、どんどん悲観的になってしまうのです。

呼吸は自分に戻ることができる錨(いかり)

そんな時に、呼吸は、さまよいだした心をつなぎとめてくれる錨(いかり)の役割を果たしてくれます。意識を呼吸に向けることで、その雑念をとりあえず横に置いておいて、生のある自分が今ここにあることを実感できます。いつでも自分がここに存在していることに気づかせてくれます。今、ここで起こっていることに目覚めよう、と思い出させてくれます。

雑念によるネガティブなループから、脱出できる瞬間です。この瞬間が、まさにマインドフルな瞬間です。一呼吸一呼吸ごとに一瞬、一瞬の気づきを得ることができます。

ちゃんと呼吸ができているか、何か特別なものを得ることができているのかなどは、一切心配する必要はありません。ほんの少しの時間でも、呼吸を意識する時間がとれたなら、それはあなたにとって、とても素晴らしい冒険が目の前に訪れることを意味します。

エクササイズ

それでは、呼吸に注意を向けましょう。

これは、いつでも、どこでも実践することができます。自分の体の中に、息が入ってくること、そして息が出ていくことを観察します。この瞬間だけ、心をオープンにします。この呼吸で、何かを得ようしたり、何かを起こそうなどと意識する必要は一切ありません。

ただ気がそれてしまったときに、再び呼吸に意識を戻し、今まさにこれがマインドフルでいる瞬間であることを喜びましょう。自分の体の中に、息が入ってくること、そして息が出ていくことを観察します。

いつでも、呼吸に注意を向ける時間をとってください。

おわりに

こころのマインドフルネス おしまいの時間になりました。いかがでしたでしょうか?たくさんの事を考えることなく、マインドフルネスを実感していただくために、今回は呼吸だけに注目をしました。

最後までお聞きいただき、ありがとうございました。この音声がよかったら、高評価をいただければ嬉しいです。またチャンネル登録をしていただくと、あなたの健康づくりのお手伝いさせていただけると思います。

お相手は、公認心理師の赤田でした。つぎのポッドキャストでお会いしましょう。さようなら。

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