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8月15日

74年前のちょうど今日、1945年8月15日に第二次世界大戦が終わりました。1945年8月15日の前と後で日本は大きく変わりました。


1945年8月15日より前

戦争中は天皇は神様とされ、アメリカは敵とされていました。国のために男性は戦争に出兵させられ、国のために女性は働かされていました。

国のために敵を殺すことが当然とされてはいましたが、本当は家族全員無事であってほしいことを誰もが願いながら戦っていました。

自分以外の家族や、子供、そしてその先続く子孫に対して「ずっと幸せであってほしい」と願いながら行きのガソリンしか積まず、戦闘機で敵陣へ突っ込んでいく、いわゆる神風特攻隊という部隊さえ存在していました。

国から死を宣告され、「天皇陛下万歳!」と笑顔で叫んで戦闘機に向かっていくのでした。

実は私の祖父も戦争経験者でガダルカナル島にて実際にアメリカ軍と戦い、奇跡的に生き残ったひとりでした。

左わき腹に銃弾を打たれた痕が残っており、母の実家へ行くといつも戦争の怖さを教えてくれました。

目の前で人が死ぬ瞬間を目にし、目の前で人が人を殺す瞬間を目にしていたのです。



1945年8月15日より後

1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受け入れ、アメリカとの戦争に負けを認めました。そして日本がアメリカに二度と立ち向かえることができないようにアメリカにより法律が決められ始めました。

まず天皇を神様ではなく人と認めること、戦争を放棄することがあげられました。

過程がどうであれ日本は民主主義を前提とし、平和を世界へ訴える国として成長していくことができました。

唯一の原爆の被爆国であることで、世界に原爆の怖さを伝え、武器を持たないことを法律で決め、日本が安全であるということも世界へ発信しました。

74年も武器を持たず、戦争をしていないことで日本人は世界一安全だと理解され、日本人が持つパスポートで世界中どこへでも行くことができるのです。

パスポートひとつでどの国にも行けるのは日本人が持つパスポートだけです。

74年間戦争を放棄してくれた私たちの先輩に感謝しなければなりません。



戦争をしらない世代

みなさん覚えているでしょうか。今の安倍晋三内閣総理大臣が初めて総理大臣になった時です。

「戦後生まれ発の内閣総理大臣」と言われ話題になりました。それまでの内閣総理大臣は1945年以前の生まれでしたが、ついに世代交代するときがきたのでした。

戦争を知らない世代が国の方針を決め、国を引っ張っていっているのです。

そしてこんな偉そうなことを書いている私ももちろん戦争を経験しておりませんので、私もそんなうちのひとりです。

74年も経てば当然です。戦争を実際に経験した人は極端に少なくなり、親や祖父母に話を聞かされて育ったわれわれの時代となってきたのです。

頭ではわかっていても、実際にどれほどのものなのかを想像することが難しいのです。



今後

そして昭和から平成へ、また今年の5月に平成から令和へと元号が変わりました。

ついこないだまでは「平成生まれ」と聞いたら若いと言われていたのが、今では平成生まれが世の中を引っ張っていく世代へと変わってきたのです。

そして気が付けば令和生まれが世の中を引っ張っていく時代へと到達していくでしょう。

戦争を経験した人がいなくなり、歴史の教科書で学んだだけという時代がもうきています。戦国時代と同じ感覚で第二次世界大戦を勉強しているのかもしれません。



私たちが学ぶべきこと

そして私たちは後世にしっかりとした歴史を伝えなければなりません。そのためにまず私たちが正確な歴史を学ぶ必要があります。

どうして戦争が起こったのか、どうして日本が参戦したのか、どうして強気で戦争に参戦してしまったのか、どうして負けたのか、負けた結果どうなったのか、もし勝っていたらどんな世界が待っていたのか、

私たちは歴史を学ぶことで今の日本をより知ることもでき、過去に起こしてしまった失敗を学ぶことで今後の対策になります。

私たちは歴史を学ぶことで日本がどのように進んでいくべきなのかのヒントを見つけることができるのです。

私が出会った好きな言葉を紹介して終わろうと思います

この言葉は『アンネの日記』で有名なアンネ・フランクの父親オットー・フランクが残した言葉です。

私はオランダにあるアンネの家の中に刻まれたこの言葉を見つけ人生が変わりました。

「To build a future, you have to know the past.」

「未来を築くためには過去を学ばなければならない」ということです。しっかりと過去を学び、今後進むべき道を正していきましょう。

私が書いたこの記事とは言いません、同じような内容のニュースや新聞、ラジオ、ネットニュースでもどんな媒体でも構いません。

多くの人にこんな内容のものが届きますように。


ではまた明日。
Taku



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Taku
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