正面じゃないと、正対しないとミスするのか?
レシーブについてはゲーリー・サトウ氏が監督になった時に「正面で取れは不合理」ということが話題になり、かなり現場でも受け入れられてきていると思います(いまだに「正面」に固執するチームもありますが)。
【正面にこだわったら取れるものも取れなくなる】
ブロックも
【正面で正対してから跳ぼうなんて言ってたら、間に合うものが間に合わなくなる】
のは当然だし、男子代表の高橋選手とか物凄く幅跳びしています。 でも、それを評価する解説は皆無かもしれませんね。
細かいことを言うと
「正対して跳ぶ」と「吸い込む」は全く別の要素で、むしろ正対して跳んでる時の方が吸い込み起きてませんか?と思います。
とにかく「**したせいで失敗した」と言えればいいだけのような気がします。
「サーブミスしたから負けた」 「サーブミスさえしなかったら」 みたいに、簡単にわかりやすく説明できる理由があるのが都合いいだけ。
大事なことは「サーブで攻めることをやめたら勝ち筋がなくなる」(勝つ可能性が下がる)なんですよね。
「ブロックが間に合う可能性を捨てたら守備が成り立たなくなる」 なのに 「正面で正対して跳んだらブロックミスがなくなる(なくなりませんけど)」にこだわっている。そんな状況だと思います。
スパイクが決まったら「ブロックの完成の前に打った」ブロックが決まったら「打たれる前に完成していた」というテンプレ、消えてなくなって欲しいです。ブロックの降り際だろうがなんだろうが、スパイクが決まったら「ブロックの完成の前!」とか、テキトーすぎますよね?日本が得意とする「ギャップを抜いて決める」なんて「ギャップのある状態で完成していたからこそ、そこを狙えた」んじゃないでしょうか?
話を戻して
1歩も動けないようなスパイクサーブに「正面で取らなかったからレシーブできなかった」なんて言ったら、(テレポーテーションでもできない限り)それを言った時点で「たまたま正面に飛んでこない限りレシーブできる可能性はない」ということですよね。それと同じことが、ブロックではあまり疑問を持たれていないのが現状かも?
ブロックが上手くいかなかったとき
失敗の要因が何だったのか、正対して跳ぶしか上手くいく可能性はないのか、正対して跳べる可能性はあったのか、正しく判断できるように、普段からよく観察する習慣を付けたいですね。
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