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発達障害と子育て

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様々な個性の子どもたちと日々関わる中で、子どもたち自身が持つ育ちの力と私が教えられていることを綴ります。
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選ばれる支援を展開しよう。

選ばれる支援を展開しよう。

こんにちは、Takahideです。

いろいろな困難を抱える子どもたちとともに、楽しみながら成長していける場所を作ることができたらと考えて始めた放課後等デイサービス。

パソコンやタブレットなど、ITリテラシーの獲得がこれからの自立のためのひとつの大きな手段と考え、プログラミングをはじめ文書、画像や動画の編集等に触れる機会を提供してきました。

よく学習支援に特化していると思われがちなのですが、ス

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アイディアが形になっていく喜びが自分を支える力になる

アイディアが形になっていく喜びが自分を支える力になる

こんにちは、Takahideです。

本日は運営している放課後等デイサービスに通うお子さんが作成したゲームの紹介です💻

Scratchというプログラミングソフトを使って、子どもたちと楽しみながら活動しているのですが、どんどんやりたいことを見つけては、思ったような動きを表現できるようになっていきます。

そしてある程度、形にすることができるようになったら、次はアウトプットする機会が重要です。

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プログラミングを学ぶことで得られるメリット 〜発達支援への側面から〜

プログラミングを学ぶことで得られるメリット 〜発達支援への側面から〜

こんにちは、Takahideです。

プライベートでも仕事でも、プログラミング(主にScratch)を子どもたちとやる機会が多いのですが、そんな中で発達支援につながるメリットだと感じたことを共有したいと思います。

Scratchでプログラミングの楽しみを知る

まずScratchのようにブロックを組み合わせていく形式のプログラミングは、子どもたちにとって直感的に操作しやすく、作成したコードが実際

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子どもを人前でちゃんと褒めよう

子どもを人前でちゃんと褒めよう

こんにちは、Takahideです。

多くの子どもと関わる仕事をしていると、必然的に保護者の方とも接する機会が多くなります。

そんな中、私がいつもほっこりする気持ちにしてもらえるのが、子どもの前で保護者が褒めているのを目にした時です。

年代や育った環境にもよるかもしれませんが、謙虚であることと、子どもの能力を卑下する表現が同意義で捉えられているなと感じることが多くあります。「うちの子なんてまだ

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発達障がいとプログラミングの親和性を盲信してはいけない理由

発達障がいとプログラミングの親和性を盲信してはいけない理由

こんにちは、Takahideです。

小学校にプログラミング教育が導入されることが話題となり、保護者のかたの注目度も高いのではないかと思います。

私が運営する放課後等デイサービスもプログラミングをサービス提供の柱としており、多くの相談が寄せられています。

しかし、学校での導入の在り方は、各教科にプログラミング思考を取り入れるというのが実際のところで、コードを書いたり、ゲームを作るようなところま

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福祉 × ICT 〜子どもたちとどう向き合うか〜

福祉 × ICT 〜子どもたちとどう向き合うか〜

私は今、社会的な困難を抱えた子どもたちが放課後や休日に通所して様々な支援を受けることができる事業をおこなっている。このような仕事を始めたきっかけは、それぞれの子が持つ長所に目を向けて、楽しみながら成長していける方法がもっとあるのではと考えたから。

事業所数の増加に伴い、あることに特化した療育内容や特徴ある事業所を選択できるようになってきた現状では、これまでの主に子どもを預かるという視点から、事業

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心地よい流れを持続させよう

心地よい流れを持続させよう

こんにちは、Takahideです。

皆さんは「今なら何をやってもうまくいく」というような感覚になったことはあるでしょうか?

引き寄せの法則や、思考の現実化などの言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、この本質はただ考えたり思い続けることではなく、『行動する』が強く影響していると考えます。

つまり、ポジティブに行動を続けることが、良い結果をもたらしているという考えです。

実は最近までちょ

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子どもたち自身の「育つ」ちからの魅力

子どもたち自身の「育つ」ちからの魅力

家庭では一人の父親として自分の子どもと、仕事では発達障がい等の困難を抱える子どもたちとの関わりから、日々多くの学びを得ている。

どの子であっても注意深く観察すると、短期間にさまざまな変化をしていることに気がつく。

「成長」の要因には、保護者の育て方や教育環境等が挙げられることも多いが、私が魅力を感じているのは子どもたち自身が持つ、自分で「育つ」ちからそのもの。

生きるために保護者の関わりが絶

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どうやって生きにくい自分と付き合っていくのか

どうやって生きにくい自分と付き合っていくのか

こんにちは、Takahideです。

何らかの社会的な困難を抱えた方への支援を語るときに耳にする機会の多い「生きにくさ」という言葉…

タイトルに使っておいてなんですが、あんまりしっくりきていません。

なぜかと考えると、自分はあまりそれを感じずに過ごしてこれたから、根本部分で共感する力が乏しいのかもしれません。もしかすると、何かしらの問題はあったけれど、難しく考えなくとも良い環境に恵まれただけと

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外では仕事で子どもと遊び、家では時々オトン

外では仕事で子どもと遊び、家では時々オトン

子供の頃になりたかった職業は教師。

最初に就いた仕事は児童養護施設の児童指導員。

その後、病院でのソーシャルワーカーに転職。

現在、会社の代表。

なんでこんな経歴になったのか自分でもよくわからない。ただ、その時その時で自分がやりたいことを選択してきた気はする。

会社は放課後等デイサービスという、主に障がいを抱えた児童が放課後や休日に通う事業をやっていて、最初になりたかった教師から目標はそ

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