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子どもを人前でちゃんと褒めよう
こんにちは、Takahideです。
多くの子どもと関わる仕事をしていると、必然的に保護者の方とも接する機会が多くなります。
そんな中、私がいつもほっこりする気持ちにしてもらえるのが、子どもの前で保護者が褒めているのを目にした時です。
年代や育った環境にもよるかもしれませんが、謙虚であることと、子どもの能力を卑下する表現が同意義で捉えられているなと感じることが多くあります。「うちの子なんてまだまだですよ」、「この間なんてこんなことがあったんですよ(ネガティブなエピソード)」など…
子どもたちは大人が考えるよりも敏感にその言葉を受け取っている可能性があり、それが原因で自己評価を低くしてしまうというリスクもあるので注意が必要です。
反対に人前で認められると、子どもたちは誇らしい気持ちになり自尊感情を高めることに繋がります。保護者もポジティブな表出となるのでお互いが気持ち良く過ごせます。我が子を自慢してるかもと恥ずかしがることなんて一切なく、むしろ子どもの能力を卑下することでしか会話の流れを作れないコミュニケーション能力を大人が反省すべきです。
私は大した能力はなくとも、親に「あんたはやればできるんだから…」とありきたりな言葉をかけ続けられただけでも、自信過剰気味に生きてこられました。また、成人したあとでも、結婚する際の両家の顔合わせでは、父が妻の両親に私の自慢を始めた時は、とても恥ずかしかった思いと同時に嬉しかった記憶があります。
つまり、子どもたちは基本的に大切な存在である保護者から認められたいとの欲求を持っており、それが満たされていくことで精神的な支えになったり、困難を乗り越えていこうとする原動力になるのだと思います。
なので、保護者の皆さんはぜひ子どもたちを存分に人前で褒めてあげてほしいです。不思議なもので、誰かが子どものことを認める言動をすると、それは少しずつ周囲にも広がっていきます。そして、みんながその広がりの最初のきっかけになるよう意識していると、子どもたちが安心して成長できる地域をつくることに繋がっていくと思います。