読書ノート(158日目)
昨日に引き続き、今日も
こちらの本を紹介していきます。
もはや毎年恒例とも言える
「BCGの経営の論点」シリーズ
2024年版の注目テーマ(目次)は
以下の通りです。
そして本日も
本書の後半のテーマ
競争優位を築くための組織の能力から
第7章 プライシング
についてです。
今回のテーマは
プライシングでした。
本書で書かれていた、
「このような努力をして付加価値を
このように高めたので、価格も上げる」
という事例で思い浮かんだのが
USJのチケット代の値付け戦略でした。
ハリーポッターやスーパーマリオなど
様々なコンテンツやアトラクションを
パーク内に追加することで、
唯一無二の付加価値を高め、結果として
チケット代も継続的に上げていく
以前に森岡毅さんの本や講演でも、
日本のテーマパークのチケット代は
海外(主にアメリカ)と比べると安い
との話も出ていましたので、
どのくらいまでの価格なら日本でも
値上げ余地があるかという計算は
当然されていたのでしょう。
また、本書の中での
プライシングクラウドについては、
こちらの図が分かりやすかったので
合わせて紹介しておきます。
話は変わりますが、
私自身がプライシング戦略に興味を
持ったのは、2つのきっかけがあり、
1つ目は、マッキンゼーの「価格優位戦略」
という本を読み、
価格を1%改善した場合、
平均23.2%も営業利益が改善する
という調査結果から、
値上げの威力を知ったこと。
そして2つ目は、稲盛和夫さんの
「値決めは経営」という言葉でした。
今後、データ分析のサービスを
パッケージ化したりコンサルして、
個人で仕事を頂くならば
値決めは避けられないテーマです。
ともすれば、自分の時給分だけで
安めの値決めをしてしまうと、
付加価値を生むデータ分析や
インサイトの発見だけではなく、
多くの時間を要する割には
人による差(付加価値)がつきにくい
データの前処理業務から任されてしまう。
など、値決めによって受ける業務を
コントロールできると感じます。
顧客の付加価値を起点とする。
ということにフォーカスしつつ、
究極的な値決めとは、
ブランディング化して
唯一無二の存在になることなのかな。
と感じた、今日この頃でした。
ということで今日はこの辺で!
それではまた―!😉✨