ギタリストで会社経営してる皆川太一のお仕事の話

2021年音楽制作会社【GLAD Sound LLC】を設立。 ギタリスト|CMソング・サウンドロゴ作曲|アイ・ペアーズ株式会社取締役|オンラインレッスン【いえオト】|ジャズラウンジブッキングマネージャー|バークリー音楽院ソングライティング科卒業|音楽関連様々な仕事をしてます。

ギタリストで会社経営してる皆川太一のお仕事の話

2021年音楽制作会社【GLAD Sound LLC】を設立。 ギタリスト|CMソング・サウンドロゴ作曲|アイ・ペアーズ株式会社取締役|オンラインレッスン【いえオト】|ジャズラウンジブッキングマネージャー|バークリー音楽院ソングライティング科卒業|音楽関連様々な仕事をしてます。

最近の記事

山下久美子【JAZZ"N"KUMIKO】

「山下久美子さんの新録をやりたいんだ。」 塙さんから相談を受けたのは2022年の秋。 僕がGLAD Soundをスタートしてちょうど一年経ち、これからもっと自分の可能性を広げたい、と思っていた頃だった。 塙耕記さんはディスクユニオンから独立しJUDGEMENT!RECORDSを立ち上げた、数々のジャズ作品に関わる超敏腕プロデューサー。 元々は女優・山口いづみさんのBossa Nova作品に参加した際のレーベルの担当をして頂いたのが、ご一緒した最初のお仕事で、その後も何度

    • ただのギタリストが会社を立ち上げた話①

      Twitter、FB等ではご報告してましたが、昨年2021年10月20日に音楽制作会社を立ち上げました。 会社名は“GLAD Sound合同会社“と言います。 “嬉しい音“をコンセプトに、音楽を起点としたさまざまなコンテンツ制作に関わっていく、音楽制作会社です。 現在は代表社員として皆川太一、そして業務執行社員としてToshiki Nagasawaという相方、ミュージシャンでありクリエイターの二人体制の小さな組織ですが、これからたくさんの人を巻き込んで、大きな仕事をたくさ

      • プロフェッショナルの条件

        よく話に出てくる、「プロとは何か」「アマチュアとプロの違い」「他の仕事してたらセミプロ」みたいな話、ありますよね。 お金をもらったらプロ、名刺を作って名乗った瞬間にプロ、技術力が高いからプロ、ステージに立ったらプロ...いろんな考え方があり、どれも間違ってはいないと思います。 僕もまだまだひよっこなので、プロとは何か、なんて語る資格はそもそもないと思いますが、僕なりに15年プレイヤーとしていろんな現場で演奏してきた視点+制作側の立場として約8年間音楽や音声制作などの現場を

        • 完璧じゃない状態で進むさじ加減について

          ちょうど担当しているサウンドロゴ制作の案件がありまして、そこで改めて「チームでモノを創るという」ということについて考えてみました。 フリーランスだからこそ大事なことなのかなと。 人に相談したり、頼ったりするのが苦手な人っていますよね。 僕自身、できる限り人に迷惑をかけたくないと思うし、自分なんかのために...とか考えて、つい自己完結してしまうタイプでした。 ただ、一人では手に負えない状況や、どうしても納得のいくクオリティに達しない時など、たくさんの困難に直面してきたこと

          音楽で飯を食うこと

          「音楽で飯を食う」ってどうゆうことかな、ってふと考えてみる。 20代の自分は、ギタリストとして毎日ライブやレコーディングをして、そのギャラで家族を養い、適度に遊んで、みたいなことがそれだと思ってたかもしれない。なんだったら、年齢を重ねた分だけうまくなり、仲間も増え、仕事の単価も上がり...みたいな。 けれど、時代は目まぐるしくかわり、30代もラストイヤーになり、置かれている環境も変わった。 (そもそもどんどん若い人も出てきて、常に成長し続けないとあっという間に使えなくな

          最近のミュージシャン事情その1

          わ!note久しぶりになっちゃいました。 気を抜くとすぐこれです。 各種SNSありますが、僕はブログが一番好きなので、これからもマイペースに更新頑張ろうと思いますのでよかったらフォローしてくださいね! 今回は最近のミュージシャン事情、って感じで、僕や周りのミュージシャンがどんな感じで現在活動してるのかな、なんてことをメモしておきたいと思います。 あとで「あぁ、こんな時期もあったなぁ」なんて思い出せればいいかなと! ライブの本数はもちろん激減!ふと思い立って2018年から

          クリスマスに聞きたい曲(自分が)

          気づけば明日から12月。 今年は世の中がガラッと変わり、僕自身も仕事のことや家族のこと、たくさん考えて、戸惑いながらも変化を受け入れています。 12月のクリスマスシーズンは演奏で生計を立てるミュージシャンにとって、とても特別な時期です。 レストランやイベント会場などで、生演奏の機会が増え、ライブもクリスマスを意識した演出があったり、とてもわくわくしますね!ちょっと自虐的な表現をすれば、ミュージシャンが世の中に必要とされてるなーと感じる時期だったりするんです(笑) 僕自身

          何事も、長く楽しむために。

          先日こんなツイートをしました。 "基礎を学ぶ"ということが、改めて大切だと感じていて、そういえば自分も色々と興味あるけど基礎を知ってるかどうかで大きな差があるよな、という事でちょっとまとめてみました。 バドミントンで基礎やはり年もとってくると、気になるのは自分の健康のこと。 ギターは一生弾いていたいけど、やはり健康じゃないと。(って多分同世代の人ならみんな思ってるはず。) 何かしらスポーツはやりたいな、と思っていたときにパパ友からバドミントンサークルのお誘いが。 バドミ

          ジャズギタリストがはじめて買ったCD

          ギリギリ記憶に残る限りでは、幼少期はレコードで童謡とビートルズを聴かされていたし、車でドライブするときはカセットテープでいつも井上陽水が流れていた。(「傘がない」と「氷の世界」を鬼リピート) 両親(特に父)は音楽が好きだったので、多分覚えてないだけでいろんな音楽を聞かされていたんだろうなー、と思う。 それでも、親から聞かされる音楽と、友人から勧められる流行りの音楽とでは全くまるっきり別の感動があるわけで、思えば僕の場合は小6でめちゃめちゃ流行っていたaccessの「MOO

          ジャズギタリストがはじめて買ったCD

          オンラインライブ体験記(演奏する方)

          今やライブの新しい形として定着しつつあるオンラインライブ。YouTubeライブインスタやらツイキャスやら、いろんなサービスがありますよね。 僕自身、実はお店から提案していただいたり、打診は頂いておりましたが、今のところ必要性がないというか、正直あまりピンときていない部分があり避けていました。 しかし今回、4月に開催予定だった山口いづみさんの延期公演が、やはりコロナの影響で無観客配信ライブにしよう、と決まりまして、このライブが僕にとって初めてのオンラインライブになったわけで

          オンラインライブ体験記(演奏する方)

          オンラインミュージックレッスン【いえオト】サイトオープンしました!

          こんにちは!ちょっと投稿の間が空いてしまいました...         そろそろ再開していきますのでよろしくお願いします! さて、この度、オンライン専門の音楽教室「いえオト」を立ち上げ、サイトをオープンしましたのでおしらせさせてください。 音楽教室、と言ってもどこかに部屋を借りてオープンしたわけではなく、”オンライン”のレッスンを提供する音楽教室です。 講師陣には、ジャンルや年齢層など幅広く対応できる、ミュージシャンとしても講師としても経験豊富で、僕が信頼をおけるミュ

          オンラインミュージックレッスン【いえオト】サイトオープンしました!

          時間がある今、音楽を楽しめる(勉強になる)動画を選んでみました。

          まぁ今更ながらYoutubeすごい見ちゃいますよね。 テレビと違って、自分の興味のあるジャンル、内容を選んでいけるので、中には本当に有益なものがタダで見れちゃうんだからすごいものです。 (逆になにも考えずにゆっくりしたいときはテレビをぼーっと見てる方が幸せだったりもしますが) と、いうわけで僕がオススメするチャンネル(動画)をいくつか紹介してみようかな!と。 NPR Music Tiny Desk Concerts言わずもがな、って感じですが、アメリカのラジオ局(Na

          時間がある今、音楽を楽しめる(勉強になる)動画を選んでみました。

          例え今ライブができなくても音楽家は音楽を続けるんだ、ってゆうお話。

          冒頭、いきなり自分の作品で恐縮ですが、僕のライフワークとも言える【Miho Terachi&Taichi Minagawa URBAN GROOVE SESSION】の大切な曲、「Dandelion」のホームセッション動画を公開しましたので是非ご覧ください!(後ほどこの話になります) きっかけそもそも音楽を初めたきっかけってなんだったんだろう? 僕の場合、中二の時にドラムをやりたいという友人がいて、半ば無理やりギターを貸してもらい、いつの間にかバンドが結成されていた、とい

          例え今ライブができなくても音楽家は音楽を続けるんだ、ってゆうお話。

          音楽関連の業種、採用側の見てるとこ。

          今現在僕自身が会社をやっているわけではないので、基本的にはいつも使われる側の人間です。 しかし、コンテンツ制作会社アイ・ペアーズ株式会社の音楽部門に所属していたり、ジャズラウンジのブッキングマネージャーをやらせて頂いたりしていますし、過去には音楽専門学校のギター講師の主任だったこともあります。 そういったところで働いていると、結構いろんなミュージシャンから問い合わせがあったり、履歴書が送られてきたりします。僕が面接をし、採用に関わる機会もあります。 そんな経験から、「こ

          音楽関連の業種、採用側の見てるとこ。

          フリーランスできついと感じたことを正直に告白します。

          「フリーランスになったらこんないいことが!」「ミュージシャン最高!」 って本当は言いたいんですが、あえて正直に、徹底的にダメな部分だけを考えてみましょうか、っていう話です。 この内容を見て、全部をポジティブにひっくり返して考えることができるか、またはそんな事どうでもよいからと我が道を行くかできる人だけ、フリーランスという働き方をおすすめできるのかな、と思います。 このご時世にネガティヴな事言うのもなんだか気がひけるのですが、まぁ話半分でお聞きいただけたらと思います。 ボ

          フリーランスできついと感じたことを正直に告白します。

          そもそもギターの仕事ってどんなのがあるの?!という話。

          思い出せば僕が高校生だった時、音楽の仕事ってテレビに出て演奏したり、CDを100万枚売ったりすることだけだと思ってました。 と、いうとちょっと極端な気もしますが実は一般の人の感覚からしたらそんなもんじゃないかな、って改めて思います。 実際はすっごいいろんな仕事があるんですが、そうゆう仕事ってなかなかメディアに取り上げられたりしないから、例えば昨今、ギター持ってるってだけでウイルスまき散らかしてる、って思われたり、バンドマン=夢追うフリーター、って思われたり、あのお宅の旦那

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