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Music Lover.

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音楽に関するエッセイを集めました。
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#日記

午後の恋人。

午後の恋人。

午後になった。
夕方までにはまだ間があるのだけれど、
陽射しはもうすでに
少し金色がかっている。
そんな時間には
この歌を無性に聴きたくなるのだった。




『午後の恋人』 吉田美奈子

✴︎

リズム。楽器の音。歌声。歌詞。メロディ。
すべてがこの午後のためにあるのでは、
と思わせる。
それは今日の午後だけのことではない。
春でも秋でも冬でも、
陽射しが色づきはじめる夕暮れ前の時間に
ひと

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そういえばあのバンドの曲最近聴いてなかったな。

そういえばあのバンドの曲最近聴いてなかったな。

あんなに好きだったバンドの曲を、
聴かなくなってずいぶん経っていた。
いつから聴いていないのだろう。
毎日気が狂うほど曲を浴び続けて、
聴くたびに心も体も燃えて、
ああやっぱり今日も最高だよコレ!
と思っていた。

そんな情熱の強火の炎も
いつしか少しずつ小さくなってゆき、
やがては灰色の煙がくすぶるだけになる。
好きな音楽を聴かなくなっていった時の
ざらりとした感覚を、
今もわりと覚えている。

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勇気の歌は、横断歩道で。

勇気の歌は、横断歩道で。

気分よくいるための理由は
どんなことでもかまわない。
空が青いから。
おろしたての新しいシューズだから。
8のゾロ目ナンバーの車とすれ違ったから。
とにかく気分がよい、という
そのことが大切なのだ。
そういう時は
思いがけない偶然に出会う確率が
高まるような気がする。



信号待ちをする横断歩道の前は、
不思議スポットのひとつだ。
なぜかここで
ちょっと気になる人に
目が吸い寄せられる傾向があ

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ビートルズ「ルーフトップコンサート」を観た。

ビートルズ「ルーフトップコンサート」を観た。

今はもうすでにないのだと知っているものと
再会するのは、嬉しくて切ない。
喜んでいる心の中でも、
これは失われてしまったのだということを
どうしても意識してしまう。
楽しければ楽しいほど、
終わりは圧倒的な悲しみの色を持って
胸に迫るのだ。
花火の後の闇の濃さに
心がしんと静まり返ってしまうことに似ている。



ビートルズ最後のライブの模様を撮った、
ドキュメンタリー映画を観た。

冷たい風が

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My first ocarina.

My first ocarina.

オカリナを買った。

オカリナのくぐもったやさしい音色に
以前から惹かれてはいたのだが、
自分で演奏しようという思いとは
なかなか結びつかなかった。
それがどういう風の吹き回しだろう。
普段は行かない楽器店に並ぶ
色とりどりのオカリナを眺めていたら、
心がときめいた。
ちょっとだけだから!
やってみようよ!
と自分を説得している私がいるのだった。

居並ぶオカリナの中から
さんざん迷って、
温かみ

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わたしの空に、曲ができた日。

わたしの空に、曲ができた日。

わたしの空に音楽がついたら、
どんな感じ?

前々から思っていたことだった。

🎼

《わたしの空》シリーズも
いつのまにか188回目を迎えた。
もうすぐ200回。

たくさん撮ってきた空の写真に
音楽をつけてみたい。
そんな想いはあったのだけれど、
なにせ私は曲を作れない。

曲を作ってほしいから、
そんな企画をしてみようかと
考えたこともあった。
でも
なんだかはずかしい。
胸の内で思うだけ

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