最近買った本・良かった本
最近買った本・良かった本を記録します!
私は流行りの本はあまり買うことがなく、
内容のよくわからない・知らない本を
そのときの直感で選んでいます。
今回買ったのはこちらの8冊。
どんなふうに読みたいか、読んだ部分の感想などを
順番に記録していきます!
・自分をいかして生きる/西村佳哲
こちら、実は以前読んだことがありました。
私が本を買う時というのは大抵、
背表紙だけ見て「これだ!」となって買うか、
装丁を見て一目惚れして買うか、
パラパラしてみて良い文章を見つけたら買うか、
そのどれかなんですけど、
この本は背表紙の題名だけ見て
「これだ!」となった本でした。
でも、装丁を見てみたら
この本、前にカフェで読んだことあるなあ
と思い出したのでした。
やっぱり自分が惹かれるものって
いつまでも変わらないものなのかも。
そしてやっぱり、この装丁好きだなあ。
色合いが好きなんだよな。
まだちゃんと読んでないけど、
ゆっくり楽しみに読んでいきたい本。
・レター教室/三島由紀夫
こちらは完全に装丁に惹かれて選んだ本です。
この装丁、めちゃくちゃ素敵ですよね。
なんかセンスの良い家具の柄みたいで。笑
三島由紀夫の本は読んだことがないので、
私にとってはこれが初めての三島由紀夫本。
楽しみ。
三島由紀夫を語るときって
手塚治虫が引き合いに出されたりしますよね。
私の中で「三島由紀夫」は歴史上の人物なのに、
「手塚治虫」はなんか父や母あたりの世代なら
よく知っている単なる昔の人で、
三島由紀夫のそういう、
歴史上の過去と今を結ぶような存在?
であるところになんだかキュンとするんだよね。
あと、三島由紀夫といえば
太宰治のことをとにかく嫌っている人、
というイメージがあるのだけど笑、
それも私にとっては結構おもしろくて。
三島由紀夫が太宰治のことを
「治りたがらない病人」
と評していると知った時は、
あまりの辛辣さに笑ってしまったもんね。
ただたしかに、人間失格なんかを読むと
そう評したくなる気持ちも分かる気がする。笑
「弱点をそのまま強みへもってゆこうとする
操作は、私には自己欺瞞に思われる」
という三島の太宰への批評は、
あまりに辛辣だけれど刺さるものがある。
生活をグダグダと呪い、
強烈なナルシシズムに溺れていた太宰を、
そしてそれによってあろうことか売れていた太宰を、
三島は徹底的に嫌いだったのだなと。
私は太宰治の作品がかなり好きで、
(人間失格なんかは特に大好き)
太宰治の書くああいう「病み〜」みたいな人間性も
好きというか、嫌いになれないのだ。
それを嫌う三島由紀夫という人物は、
どれほど理路整然としていて
どれほど健全な精神を持っていたのだろう。
一言で言えば、
三島由紀夫ってさぞかし
チャキチャキした人なんだろうな、
と私は想像している。笑
三島由紀夫の人物像を想像しながら
読み進めたい、楽しみな一冊です。
・すべての始まり/吉本ばなな
本棚にふいにばななさんの名前を見つけたので
つい手に取った本。
で、手に取ってパラパラめくってみて、
いいなあ!と目に留まった文章がこちら。
私は最近、なんでもかんでも
「あれもこれも!」と欲張りになることに対して
なんとなく疑問を感じていたところ。
人間にはその人にしかできない役割があり、
あれやこれやと手を出して
自分でもよく分からなくなるよりも、
自分の得意な領域・自分ができることの範疇から
出ないことの方が大切なのではないか?
そう謳っているこのばななさんの文章は、
今の私にクリーンヒットしたのだった。
ばななさんの本には本当に、
私が今一番求めている言葉が並んでいる。
今回これをふと手に取ったということは、
この本には今の私の運命を変えるようなことが
書いてあるような気がしてならないのだ。
・〈自己発見〉の心理学/国分康孝
これはまさに今読んでいる本です!
今回買った本のなかでは
私的に一番地味な存在感だったのだけど、
読んでみたらまあ面白い面白い。笑
というわけで、面白かった部分を少しご紹介。
筆者はこの後、こう続けている。
なるほどなあ。
私は感情交流タイプの夫婦も
役割関係タイプの夫婦もどちらも知っているが、
どちらもそれぞれ幸せそうで何より、
と思いながらみている。
だけど、私がもし結婚したとしたら、
というか誰か異性とお付き合いをしていくなら、
役割関係だけでは絶対に満足できないなあ、
と思ったのだった。
まさに、味気ない。
役割だけでお互いやっていくのは、
「夫婦」というか「同士」という感じだろうなと。
まあ、それが心地よい人もいるんだろうけどね。
私は絶対に感情交流タイプの人と
結婚したいですね。笑
・哲学ってどんなこと?ーとっても短い哲学入門ー/トマス・ネーゲル
こちらも装丁にまず惹かれました。
なんですか、この赤のストライプ。
可愛すぎるにも程があるでしょう!
題名の字体も良い。
この本は、ほとんど一目みたときから
「いいな!」と思ったのだけど、
私はおそらく最近、
哲学というもの自体に興味があるらしい。
哲学入門にはぴったりの本だなと思う。
ココアでも飲みながら、
あったかい部屋でぬくぬく読みたいなあ。
途中で眠くなっちゃいそうだけど。笑
・絶望を生きる哲学/池田晶子
池田晶子さんの本。
慶應卒、気鋭の哲学者として名を馳せる
池田晶子さん。
46歳という若さで亡くなったそうで。
なんでだろう、なんかこの本に
すっと惹かれたんだよね、この日。
だから、私が今欲しい言葉が、
この本には書いてある気がする。
今この本も少しだけ読み進めているので、
中でも印象的だった部分を引用します。
ん〜〜、キレキレだ。面白い。
今の若者に対する、「何者かになりたい欲」、
「誰かに認められたい欲」みたいなものを
バッサバッサとぶった斬ってゆく様は
読んでいて気持ちが良い。笑
まだ半分も読んでいないので、
ここから先もすごく楽しみ。
・知ることより考えること/池田晶子
こちらも池田晶子さんの本です。
私、彼女のこと好きなんだと思います。笑
なんかね、これも惹かれたんですよね。
中身パラパラとかしてないけど、
絶対面白いと思う。これは絶対。
あ、これは私にとって、という意味です。笑
こういう時の勘って働くのよね。
装丁も好きだなあ。
本当を知りたいなら考えることって、
まさにそうだなあと思う。
何かを知ったからと言って、
分かった気になってはいけない。
・てつがくを着て、まちを歩こう/鷲田清一
これは黄色い装丁に惹かれて手に取った本。
ファッションと哲学の本のようで、
目次を見るだけで心が躍った。
まだほとんど読んでいないけれど、
すごく面白そうな項目ばかりで
今から読むのが楽しみな本。
最近パラパラした中で気になったページを
引用してみよう。
なるほど、すぐに人の品定めをしてしまう
🟰ジャッジをしてしまう人というのは、
自分が衰弱しているという証拠なのかもしれないと。
これ、分からないようで分かる気がする。
分かるようで分からない気もする。笑
でも、私らしさって何だろう?
と考え始めた瞬間から、
その人は自分のことを考えているようで
他人をジャッジしているだけなのかもしれない。
人間は社会的な生き物だものね。
自分だけで自分を分かろうとするなんて
きっと無理なんだろうと思う。
周りから見て自分はこう、という視点が、
自分らしさを考えるときには
どうしても出てきてしまうよね。
うーん、続きも面白そうです。
・・・
というわけで、最近買った本の紹介でした。
どれもこれもめちゃくちゃ良いです。
自分の直感、本当大事。
最後の方はだらけてきちゃって
めちゃくちゃ適当な文章だけど、
思ったことはダーーっと書けた気がする。
読みにくいところも多々ありますが、
自分向けの備忘録なので許してください。笑
ここまで読んでくれた方、
本当にありがとうございます!!!
では、おやすみなさい🌛